お知らせ

仙台育英学園沖縄高等学校 第2期生 入学式

第2期生入学式が挙行されました。 
 

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2024年4月11日(木)10:00~ 栄光校舎4階 体育実習室1にて、仙台育英学園沖縄高等学校の「第2期生入学式」が挙行されました。式が始まると、学年団主任の栗本崇雅先生から新入生の名前を一人ひとり呼名してもらい、加藤聖一校長先生から入学許可をいただきました。
新入生代表宣誓では伊波永人さんが「ICTの資格取得に挑戦しながらうちなーの未来に寄与できる人材になりたい、一期生と共に切磋琢磨し沖縄の地に新しい歴史と伝統を刻みたい」という夢や目標を宣誓してくださりました。また、新入生保護者代表の挨拶として長濱睦世様より、中学時代の経験をもとに高校生活を充実したものにしていって欲しいという期待と希望のあふれるご挨拶をいただきました。式はつつがなく終了し、新入生は晴れやかな顔で明日からのHR開きに期待を寄せていました。
 
校長式辞【抜粋】
仙台育英学園沖縄高等学校
第二期生入学式 校長式辞
 
 県花である「デイゴ」が開花しはじめ初夏を感じられる中、本日、入学式を挙行し、仙台育英学園沖縄高等学校の第二期生39名をお迎えできることを大変嬉しく思います。
本日は平日にも関わらず新入生のご家族の皆様にも多数お集まり頂きました。ご子息・ご息女のご入学、誠におめでとうございます。
さて、新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。仙台育英学園は1905年に加藤利吉先生が育英塾という私塾を興して以来、119年間にわたって至誠、質実剛健、自治進取の3つの建学精神をもとに教育活動を行い、創立地である宮城県以外の全日制の学校として初めて仙台育英学園沖縄高校を昨年度開校いたしました。皆さんはこの第二期生として本校に入学されました。まだまだ、沖縄県内における本校への認知や評価が定まっていない中、自分の将来像や学びたいことをご家族や中学校の先生方などと一緒になって考え、入学を決意し挑戦した進取の意気に、本校は敬意を表します。
本校の特色には二つの意味のICTがあることは入学生・保護者の皆様は入学試験を通じてよくご存知と思います。一つは一般的に使用されているInformation, Communication, Technologyで、もう一つはIndependence, Chance, Tryの自立、チャンス、挑戦です。この入学式にあたり、最先端のICTツールである生成AI、いわゆるChat GPTを使って校長の式辞を作ってみました。AIに対する指示は、「仙台育英学園沖縄高校の校長である加藤聖一が入学式で新入生に対して話す式辞を考えてください。スピーチの時間は1分間です。2024年4月11日に入学式はあります。」としました。一部抜粋で読み上げます。
『本日は、新入生の皆さんにとって、人生の新しい一歩を踏み出す日です。中学校を卒業し、高校生として新たな挑戦を始める日です。新しい環境に不安や期待を抱いていることでしょう。私は、新入生の皆さんに、一つのメッセージを伝えたいと思います。それは、「ICTで未来を切り開こう」です。
本校は、仙台育英学園の理念である「自立と協働」を基本とし、ICT教育に特化した全日制の高等学校ですICTは、学びや仕事、趣味やコミュニケーションなど、あらゆる分野において、大きな可能性と影響力を持っています。ICTを学ぶことは、自分の能力や興味を広げることはもちろん、社会に貢献することにもつながります。
新入生の皆さんは、これから本校で、ICTを学ぶことで、自分の夢や目標に向かって、努力し続けてください。本校は、新入生の皆さんの学びを応援し、サポートします。本校は、新入生の皆さんの成長を期待し、誇りに思います。
これから始まる高校生活を、ICTの世界に飛び込んでください。そして、仙台育英学園沖縄高等学校の一員として、誇りと責任を持ってください。本校の教職員一同、新入生の皆さんの素晴らしい未来を祈念しております。』
 いかがでしょうか?例えば、仙台育英学園の理念が「至誠、質実剛健、自治進取」であるのに「自立と協働」とする等、ところどころ内容や文章で間違いはありますが、私もスピーチの内容が常に完璧である訳でないため、修正を加えていけば校長の挨拶として合格にはなります。ただ、今後、AIの精度が高まることや、校長である私がAIに的確に指示を出せるようにスキルアップしたとしても、校長としてのスピーチの原稿作成という仕事の全てをAIに奪われることはないと実感しました。なぜなら、AIはその時点で世界中にある数多の情報をもとにした万人ウケするであろうものを創造することが得意であるのであって、私しかしていない経験に基づく文章は反映されにくいためです。
AIの能力が人間の知能を超えるとされるシンギュラリティ―を迎えることが現実味を帯びてきたこの頃で、AIに人間の仕事を奪われるという考えもあります。しかし最先端AIを提供する日本マイクロソフト株式会社は「AIに仕事を奪われるのではない。“AIを使いこなしている人”に仕事を奪われるものである。」と言っています。ここから言えることは、仕事という側面におけるAIの価値は、使い手である人間の価値観や能力のもとで的確な指示をAIにできるかによって左右されるということです。
人間が、自身にしかない価値観をもち、能力を高めていく上で重要なものは、経験になります。うちなーの青い海を経験したことのない内地の観光客は海水浴を楽しみたいと思っていますが、うちなんちゅの皆さんは海水浴による日焼けがいかに大変なことになるか経験したことがありますよね。仮にAIに「沖縄の海で楽しく遊ぶ方法は?」と尋ねた際に、こういった経験の差が「日焼けを防止した上で」という追加の指示を出せることに繋がりますよね。
このようにAIと共生していく時代に飛び出していく皆さんへの教育の在り方をICT教育と起業家教育の二つから徹底的に追求したのが仙台育英学園沖縄高校です。単に教科やICTに係る学びをするだけなく、何のために学ぶのか、学ぶ際にはどのように学べば良いのか、について考え・実践する経験を重視したカリキュラムとしています。あとは、皆さん一人一人が本校入学を決意した時のように、入学後も引き続き失敗を恐れずに「まずはやってみる」という挑戦することにかかっています。
皆さんとの学びの日々が楽しみでなりません。改めてご入学おめでとうございます。
 
2024(令和6)年4月11日
仙台育英学園沖縄高等学校
校長 加藤 聖一

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