Sendai Ikuei Gakuen since 1905 100th Anniversary
 
Samuel BARBER
Adagio for Strings
バーバー/弦楽のためのアダージョ

ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル
 
“100年を築いた人々へ…報恩と追悼の思いをこめて”
 
 作曲家サミュエル・バーバーはアメリカ合衆国ペンシルバニア州出身。豊かで華麗な旋律が特徴的な新ロマン主義の音楽家として知られている。フィラデルフィアのカーティス音楽学校で作曲を学び、1935年にイタリアへ留学した際に「弦楽四重奏曲ロ短調」を作曲した。その第二楽章が弦楽合奏曲に編曲され「弦楽のためのアダージョ」として広く親しまれるようになった。ゆっくりとした速さ、透明感にあふれ息をひそめるような静かさを伴う美しい旋律は、人の心を安らかにさせる。
 1905年(明治38年)10月1日、創立者加藤利吉先生が「育英塾」を開かれてから今日までの100年間、どれだけ多くの人々が学園の発展に尽力されてきたことであろうか。先人たちが捧げた教育への真摯な情熱と至誠に惜しみのない敬意を表し、この曲を献奏する。
 

 
創立者 加藤 利吉先生の生涯
 
●明治15年12月3日(1882)
 福島県若松(現会津若松市)大町名子屋町141に生まれる
 ⇒創立者生誕日

●明治28年3月
 若松尋常高等小学校高等科第2学年修了。

●明治34年3月
 東京市神田区東京学院に進み、国語、数学等を学んで卒業。

●明治37年3月
 東京市神田区正則英語学校において英文学を学んで卒業。

●明治37年4月
 陸軍第二師団歩兵第29連隊(若松市)に召集される。

●明治38年2月28日
 日露戦争奉天戦において敵弾を受け、負傷。

●明治38年4月19日
 仙台衛戌病院に入院療養。(9.18退院、除隊)

●明治38年10月1日(1905)
 仙台市東四番丁53に私塾「育英塾」を創立し、中等・高等教育機関受験
 希望者を対象に英語、数学を教授。⇒本学園創立の日

この間、学園長として学園の発展に心血をそそぎ、特に太平洋戦争中は戦災で校舎をはじめすべてを失ったが、精力を傾けて奔走した結果、宮城野の現在地に新たな学園を建設するなど、本学園隆盛の礎を築き上げられた。

●昭和37年3月24日(1962)
 東北大学付属病院において逝去(享年81歳)。従六位勲六等瑞宝章をおくられる。

●昭和37年4月11日
 学園葬を挙行し、全校でご冥福を祈る。

●平成17年10月1日(2005)
 学園創立100周年記念日

●平成17年12月3日(2005)
 創立者生誕123年
 
 
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