Sendai Ikuei Gakuen since 1905 100th Anniversary
 

Wolfgang Amadeus MOZART
Ave verum corpus
モーツァルト/アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618

ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル & 秀光中等教育学校 混声合唱団

 
“メモリアルストーン”
 
 モーツァルトが死に先立つ最後の年、1791年夏、当時ウィーン郊外バーデンで、療養中の妻コンスタンツェを世話してくれた合唱指揮者アントン・シュトルのために、感謝の気持ちをこめて作曲・贈答した。自身の健康状態も悪く迫りくる死を感じながらも、死で終わらない永遠の世界を希求し、十字架上に倒れたイエスの御体を讃える中世の詞に作曲した。
  波乱に満ちた生涯を通し、モーツァルトの神にたいする信頼は揺るぎないものであった。短い人生を駆け抜け、死と葛藤しながらも最後には神の手にその身を委ねたモーツァルト。2006年(平成18年5月22日)、学園は教職員を代表して加藤雄彦校長が綴ったメモリアムポエム“夢の途中”を刻んだメモリアルストーンを多賀城校舎内に設置した。どこまでも静かに澄み、ゆったりと穏やかに流れ、簡明でありながら心に深く響くこの曲を、3人が安らかに眠ることを願い、心静かに献唱する。
 
夢の途中

たくさんの恵みを与えてくれたので
いつまでも感謝しよう
明るい微笑みは美しく素敵なので
いつまでも覚えていよう
強い志はわたしたちの希望なので

いつまでも尊敬しよう 君の旅立ち 
それはあまりにも悲しすぎる
それは君の笑顔をみることができないから
それは君の弾くピアノの音を聴けないから
それは君の大きな夢を語り合えないから

青空にぽっかり浮かぶ雲
それは君からの笑ってねというメッセージ
太陽のひかり輝く光線
それは君からのがんばってねというメール
大地に咲く可愛らしい花
それは君からのやさしくねという絵葉書
2005年5月22日
校長 加藤 雄彦 作
 
 
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