Sendai Ikuei Gakuen since 1905 100th Anniversary
 

Jean SIBELIUS
Tone poem ''Finlandia ''
シベリウス/交響詩「フィンランディア」 作品26

ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル & 秀光中等教育学校 秀光オーケストラ

 
“苦難と克服の100年”
 
 シベリウスの作品中もっとも有名な1899年作の交響詩。フィンランドは長きにわたり他国の統治下にあり、自国の自治権は奪われていた。作曲当時はロシアの圧政に苦しみ、国内で起きた独立運動の一環として歴史劇が計画されたが、その劇音楽の8曲目が独立し、交響詩「フィンランディア」となった。のちに詩人のコスケンニエミにより曲の一部に歌詞がつけられ、第二の国歌として親しまれ広く歌われるようになった。曲はフィンランド人の苦悩・闘争・愛国心などのテーマで構成され、力強い感動をほとばしらせる国民的頌歌である。
 ふりかえれば、学園の歴史もまたフィンランド史同様に“激動の20世紀”の縮図でもあった。順風満帆では決してなかった苦難の道のりを乗り越えさせたのは、創立者加藤利吉先生が掲げた“至誠、質実剛健、自治進取”の建学の精神と、その教えを受け継いだ人々の学園を愛する愛校心であったと確信する。その精神、“アイ・ライオン・スピリット”は今でも学園に脈々と受け継がれている。
 

 
仙台育英学園100年の歴史
   
1882
(明治15年)

学園創立者・加藤利吉先生、福島県若松大町名子屋町141(現会津若松)に生まれる。
 
1905
(明治38年)
加藤利吉先生、仙台市東四番丁に私塾「育英塾」を創立。高等教育機関受験希望者を対象に英語、数学を教授。「学校法人 仙台育英学園」の原点はここにある。
 
1913
(大正2年)
仙台市東七番丁に設立された「仙台育英学校」の学則には育英塾創立の建学の精神が、明確な形で打ち出されている。加藤利吉先生はこれを後に三つの指標として集約し、「至誠」「質実剛健」「自治進取」とされた。現在まで一貫している建学の精神である。
 
1922
(大正11年)

私立仙台育英中学校開校。創立者・加藤利吉先生が校長に就任する。
 
1948
(昭和23年)
財団法人仙台育英学園設立認可。学制改革により私立・仙台育英学園高等学校開校。私立仙台育英中学校を併設。
 
1949
(昭和24年)

宮城野原に新築校舎第一期工事落成移転。
 
1951
(昭和26年)

学校法人仙台育英学園設立認可。
加藤利吉先生が理事長に就任。
 
1956
(昭和31年)
仙台育英中学校閉校。
 
1984
(昭和59年)

仙台育英学園高等学校、全日制普通 科総合コース制を導入。
 
1996
(平成8年)
仙台育英学園秀光中学校開校。40年ぶりの中学校復活。
 
2003
(平成15年)
中・高6年間一貫教育の秀光中等教育学校開校。
 
2005
(平成17年)
学園創立100周年














仙台育英中学校の玄関に立つ加藤利吉先生

 

   
   
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