*特別進学コース
東京工業大学 第1類 一般入試で合格

普段の授業と補講の
予習・復習をしっかり
やればそれで充分です


2年生までは剣道の
 練習に追われる毎日でした

 中学から打ち込んでいた剣道を、高校に入ってからも続けていました。放課後、6時半頃まで練習に追われる毎日。勉強は何から手をつけていいのかわからず、定期試験の前ぐらいしか集中して勉強しませんでした。2年生になると、クラスのみんなが普段の会話の中でも大学進学の話題をするようになりました。自分もこのままでは取り残されてしまう。大学受験に対する意識が変わってきたのはこの頃からです。高2の冬、部活をやめ、勉強に専念することにしました。
 志望大学に無事合格できた今振り返ってみると、部活をしていた時期は自分にとって大切だったと実感しています。部活をしていなかったら今の自分はなかったのではないか、とすら思えます。スポーツすることで、勉強では得られない集中力が身に付いたと思います。

先生の厳しい一言が
 本気で取り組むきっかけに


 3年生になって、担任の渡部進先生が最初の挨拶の中でおっしゃったのが「特進の10数年で一番成績の悪いクラス」。この言葉にガツンとやられ、気持ちを切り換えました。それまでは自己流で勉強をしていたのが、授業と補講中心の勉強に変わりました。指導してくれる人がいないと、自分の弱点がわからないまま進んでしまう。自分で参考書をやるよりも、毎日の授業や朝夕の補講をしっかり聞いたほうがうまく自分の中に取り込めるということがわかってきたのです。数学は、先生がつくったプリントを事前に解き、講習を受けて、そのあと自分で復習し確認する、という勉強を続けました。授業や補講の予習・復習をこなすので毎日精一杯。予備校に行く暇はありませんでした。予備校では自分の知らないような解き方などを教えてくれるかもしれないし、自習室もあります。それを魅力に感じたこともありましたが、学校が、朝早くから夜まで開いてるのでそれを利用して教室で勉強しました。学校にいれば集中できるのはもちろん、先生のところに質問しに行ってその場で解決できるという利点もあり、かなり効率的でした。クラスの仲間たちも教室に残って勉強していたので心強く感じました。一人だったらできなかったでしょう。3年間ほとんどメンバーは変わらなかったので、クラスはいつも良い雰囲気でした。
 将来就きたい職業についてはまだ見つかっていません。東京工業大学は、1年間勉強してからじっくり学科を決めることができます。まずは基礎を固めて、大学に進んでから思い切り好きなことをやれたら、と考えています。

斎藤 くん
2007年3月
特別進学コース卒

大河原中出身
 
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東北大学 経済学部経済・経営学科一般入試で合格
「先生方を信じて
勉強すれば大丈夫!」
先輩の言葉どおりでした


勉強法への不安を抱え
 在卒懇に参加しました

 1年生の時、自分の適性も含めて将来どんな方向へ進むべきか両親と話し合い、簿記など資格があるほうがこの先有利だと考え、国公立大の経済学部で公認会計士を目指そうと決めました。他の人たちより早く志望学部を決めたのには、理由があります。私は学校の定期テストでも体調が崩れてしまうほど、無理の利かない体質。一夜漬けもできないし、毎日マイペースで勉強して体力的につらくなったら休むほかありません。覚悟はしていたものの、特進の授業の進度は思った以上に早く、明日の予習どころか宿題のプリントをこなすのがやっとです。先生には「授業中心に勉強していれば合格できる」と言われましたが、問題集や過去問を解く暇もないのに、本当にこのままでいいのだろうかと不安でいっぱいでした。そんな折り、「在校生と卒業生の懇談会」に、東北大学経済学部へ進学した先輩が来てくださったのです。私が抱えている不安を正直に告白したら、「仙台育英の先生方は受験のノウハウを知り尽くしているプロだから、言われたことを信じて勉強すれば大丈夫!」と心強い返答が。その言葉に自信を得て、授業中心の学習を続ける覚悟ができました

募金や障害者の介助も 忘れられない体験です


 勉強以外の課外活動では、Sクラブに所属して飲酒運転撲滅の署名活動や足長募金、仙台七夕を見学する障害者の介助のほか、さまざまなボランティアをおこないました。路面のデコボコで車椅子がうまく進まなかったり、混雑のせいで歩行者が車椅子にぶつかってくるなど、障害を持つ方々の苦労を実際に味わったことは、高校生活の中でも貴重な体験です。
 コツコツ積み重ねた勉強の成果が現われたのは、3年になってから。授業の内容が一段と難しくなったにもかかわらず、無理なくついていけました。苦手な国語については土曜の講習を受け、さらに現代文の先生に過去問のプリントを添削していただきました。先生の熱意はすごくて、いつも余白までびっしり書き込みがあり、私も頑張らなきゃ、とやる気が出ます。
 受験本番を終え、センター試験は良くなかったけれど、東北大の英・数・国のうち数学は点数が稼げましたと先生に報告したら、「数学がコケなかったのなら、大丈夫だよ」。結果もまさにそのとおりになって、改めて在卒懇で先輩からいただいたアドバイスを思い出しました。後輩の皆さんにも、私から同じ言葉を贈ります。「仙台育英の先生方を信頼して、難関を突破してください」。
日野 さん
2007年3月
特別進学コース卒

河南東中出身

 

 
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東北大学 理学部生物系一般入試で合格
クラス全体が、
勉強をするのに
最高の雰囲気でした


クラスメイトの
 頑張る姿に刺激されて


 仙台育英に入学して驚いたことは、クラスメイトたちの勉強に対する意識の高さでした。入学してまもなく、学校に泊まり込んでの研修合宿“プラン2000”が実施されたのですが、そこには遅くまで勉強し、翌日も朝早く起きて頑張っているクラスメイトたちの姿がありました。入学当初、少し浮ついた気持ちでいた私は、すっかり刺激されました。普通なら「ガリ勉」と言われてしまいそうですが、ピリピリした嫌なムードではなく、担任の先生と生徒が一緒になって勉強を頑張ろうとする、特進独特の結束が感じられました。
 1年生の夏、東京での勉強合宿に参加しました。学校の授業よりも授業のレベルが高く、充実感がありました。一緒に講習を受けるのは東京の高校生たち。すごい気迫で、受講している後ろ姿からも熱気が伝わってくるほどでした。現在東京大学などに通っている仙台育英の先輩方にチューターとして勉強を見ていただく機会もありました。受験の話や勉強の仕方などたくさんの情報や助言をいただき、すっかり気合いが入り、仙台に帰ってからも勉強がはかどりました。


授業の予習・復習だけで
 かなりのボリューム


 特進の先輩方はよく口を揃えて「授業をメインに」と話されますが、それは本当のことです。授業から得るものはたくさんありました。授業の予習・復習をするだけで、かなりのボリュームがあります。毎日毎日体だけでもそこに置いて、どんなに疲れてても授業を最後まで聞くよう心掛けました。この勉強法が一番私に合っていましたし、塾や予備校に行く必要は感じませんでした。
 特に役立ったのが英語と数学の授業。英語の加藤欽子先生の授業では、英文の書き写しを何度もやりました。文章の中の、特につまずきやすそうな構文を、ひたすらくり返しノートに書き写すのです。この方法がいちばん力がついたと思います。数学は渡部進先生の適切なご指導でわかるようになりました。先生の「詰め込むものは詰め込んで、あとは定着させていくものなんだ」という言葉どおりひたすら問題を解いていくと、難しい公式もいつのまにか頭に入っていました。



朝7時から夜8時半まで
 教室でひたすら勉強


 勉強はほとんど学校の教室でやりました。だいたいいつも朝7時から夜の8時半ぐらいまででした。朝、学校に着いたらまず、8時からの授業前講習に向けての予習を1時間ぐらいやり、放課後はその日の授業の復習をしました。クラスの仲間もみんな教室にいて勉強を頑張っているので、大きな励みになりました。みんなすごい気迫で、寝ている人は一人もいません。解けるようになるとどんどん勉強が楽しくなっていったので、特に苦痛だと感じたことはありませんでした。
 勉強合宿や特別講習などの多彩な学習メニュー、先生方の丁寧なご指導、「みんなで勉強を頑張っていこう」というクラス全体の雰囲気。東北大学の合格通知を手にした今、改めて仙台育英に来て良かったと心から思っています。
鈴木 さん
2007年3月
特別進学コース卒

八木山中出身
 
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*英進進学コース
山形大学 工学部機械システム工学科一般入試で合格
国立大学に
目標を絞って
初心を貫きました


両立の厳しさを知り、
 勉強に専念

 
  仙台育英に入学したときから「3年後は国立大学に進みたい」と心に決めていました。公立高校に進学した友達には負けたくないという強い思いが、頑張るエネルギーになったような気がします。
 入学当初は運動部との両立を目指し、中学から続けていた軟式テニス部に入ったのですが、練習で帰りが遅くなり勉強どころではありませんでした。厳しい現実に直面し、好きなテニスを断念。本格的に勉強に取り組むようになったのは2年生になってからです。


二度と同じ間違いを
 繰り返さないように


 家での勉強は2時間ぐらいから始め、多いときは4、5時間ぐらいやりました。復習を中心にし、同じ参考書を繰り返し練習して知識を確実なものにしました。試験でミスしたところは二度と同じ間違いをしないよう、もう一度解いてみて、理解を深めました。
 手応えを感じたのは2年生の後半で、英進進学コースの校内模試で一番に!「やればできる」と確信し、自信が持てるようになると、成績をキープしたいという思いから、ますます勉強に身が入りました。それでも、時にはくじけそうになることがありました。そんなときに救われたのが友達の励ましでした。「おまえなら大丈夫、頑張れる」と声を掛けてもらったことが、大きな力になりました。



ライバルの存在が
 励みになりました


 僕が所属したのは、少人数制で理系国公立をめざす「理系特別選抜クラス」です。クラスには“良きライバル”がいました。元気で明るい性格の人で、勉強を教えられたり教えたり。その人を目標に「追いつけ追いこせ」の気持ちで頑張ることができました。休み時間には一緒にふざけあって息抜きもできたので、毎日学校に行くのが楽しく、重苦しい受験生活とは無縁でした。僕が合格できたのは、競い合うライバルがいたからかもしれません。今振り返ると、本当に充実した高校3年間だったと思います。
三浦 くん
2007年3月
英進進学コース卒

多賀城中出身
 
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山形大学 農学部生物資源学科一般入試で合格
大学進学を意識した
特別選抜クラスの授業が
合格につながりました


トカゲの模様から
 遺伝子に興味を持ちました


 中学生の頃からトカゲを飼っていて、掛け合わせる親の体の模様によって子供の模様が決まる法則性に気づき、遺伝子に興味を持ちました。仙台育英に入学した時、特別選抜クラスで「ここは、大学進学を前提としたクラスです。君たちは、常に受験を念頭に置いて勉強してください」と先生から告げられて驚きましたが、それをきっかけに自分の進路や志望大学について親と真剣に話し合い、遺伝子や生物学を学べる農学部を目標に定めました。特別選抜クラスは普通のクラスより授業数が多く、テキストの難易度も高いので、私の学力では付いていくのが精一杯。それならば、塾や予備校へ行くより授業の内容だけ確実にマスターしようと、復習を重点的にやりました。たとえば、数学の授業でわからない問題があったら、放課後に先生のところへ行って「これはどう解けばいいんですか?」と質問。わかるまで粘り、疑問点を家に持ち帰らない。英語は単語の意味さえ知っていれば長文も読めるはずだから、授業に出た単語とイディオムを暗記する――。早くから受験を意識したおかげで数学も英語もじわじわと成果が上がり、問題を解くスピードがアップしました。

小論文の添削は
 本番に役立ちます


 国公立大は無理と半ばあきらめていたのですが、オープンキャンパスで山形大学農学部を訪れ、教授と学生が仲良く話す光景や研究室の自由な雰囲気に魅力を感じ、思い切って受験を決めました。山形大学二次試験の小論文対策は、自分で適当なテーマを設定して200字詰めの原稿用紙にまとめ、国語の先生方に添削をお願いしました。添削は「結論が文章の流れから飛躍しすぎている」「話し言葉と書き言葉は違う」など先生から実践的なアドバイスがいただけるので、おすすめです。でも、緊張しすぎて前日は全然眠れないまま試験に臨み、「もうダメだ」と……。合格できてホッとしました。
 私の場合は、特別選抜クラスで常に志望大学を頭に置き、集中力を切らさなかったことが合格につながったのだと思います。入学した時は中学の友だちが誰もいなくて心細かったけれど、さつき祭ですぐにクラスメートと仲良くなり、北海道研修旅行ではジンギスカンなど地元の美味しい物を食べまくり、みんなと深夜までおしゃべりして楽しい思い出もたくさんできました。仙台育英で学べて良かったと、今は目標を達成した充実感でいっぱいです。
加藤 くん
2007年3月
英進進学コース卒

広瀬中出身
   
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