*フレックスコース
法政大学 人間環境学部人間環境学科指定校推薦で合格
西澤 くん
2007年3月
フレックスコース卒

台原中出身

 

怪我を乗り越えたことで
一回り大きく
成長しました


災い転じて福となす!
 自分を見つめ直すきっかけに


 小学生からの夢はプロ野球選手になること。高校でも存分に野球をやりたかったので、練習時間がたっぷり確保できるフレックスコースを選びました。家からも通えたのですが、少しでも多く野球に打ち込みたかったので、親元を離れ寮に入りました。
 2年生の夏、大きな試練がありました。バッティングピッチャーをやっていたとき、あごに打球が直撃。その瞬間、ボキッと骨が折れたのが分かりました。3週間の入院はつらかったのですが、自分を見つめ直すことができ、結果的に良かったと思っています。それまで気付かなかったことも見えてきました。


部員全員で勝ち取った
 甲子園への道


 仙台育英の野球部は夏、5年ぶりで憧れのの甲子園に出場しました。自分は試合には出ることはできませんでしたが、ベンチ入りメンバーに選ばれ、グラウンドで大歓声を味わうことができただけでも幸せでした。
 野球部は大人数なので、どうしてもA班とB班に分けて練習をせざるを得ません。特に3年生はB班になるとA班をサポートする立場になるケースが多いのですが、みんな嫌な顔をせずに手伝っています。
 実は、怪我が治ってチームに戻ったとき、既に秋の県大会の予選が始まっていて、初めてB班でサポートする側に回りました。それまでB班がやってくれていたことを初めて理解し、部員全員の力で野球をやっているということを実感できました。B班の力があったからA班が伸び伸び練習でき、甲子園への切符を手に入れることができたと思います。


毎日の野球ノートで
 社会への関心を高める


 野球部では練習が終わった後に、個々に野球ノートをつけることが義務づけられています。その日の練習の反省だけでなく、関心を持ったニュースに関しては新聞を切り取って感想を書いたりしました。練習で疲れ切った体でノートをつけるのはかなりきつい作業でしたが、社会への関心が高まったり、野球以外の一般常識を身につけたりすることができました。自分が指定校推薦で入れたのは、一つには、このノートのおかげです。また、怪我を乗り越えたことで精神的にたくましくなり、何事も諦めずに頑張ったことが、良い結果につながりました。
 東京六大学に進学が決まった仲間もほかにいますので、いずれ神宮球場で元チームメイトと戦える日を楽しみにしています。
 
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明治大学 法学部法律学科スポーツ推薦で合格
遠藤 くん
2007年3月
フレックスコース卒

山形 山寺中出身

 

部活と勉強を両立させるには
時間的なゆとりを
うまく活用するのがコツです


文武両道を貫くのに
 ベストの環境だと思いました


 小学2年から卓球を始め、中学3年の時に、全国中学校卓球大会個人戦ベスト32に入賞しました。私の信条は「文武両道」で、卓球だけに偏っていると思われるのが一番イヤ。厳しい練習に明け暮れている間も勉強で手を抜いたことはありません。高校ではさらにランキング上位を目指すと同時に、大学進学にも有利な学校で学びたかったので、迷わず仙台育英を選びました。全国レベルの有名選手が多いだけあって寮や最新設備の施設が整っていて、しかも大学進学率が高く、部活と勉強を両立させるのに最高の環境だと思ったのです。ところが、現実はそう甘くない。入学して最初のテストはひどい点数で……。へこみましたが、焦っても仕方ない、授業を真面目に受けていれば大丈夫、と自分に言い聞かせてマイペースを貫きました。
 仙台育英の授業の特色は、中身の濃さです。先生の熱意が伝わってくるというか、わかりやすくかみ砕いてこちらの頭に残る教え方で、自然と理解度が深まります。配られるプリントも授業でやったことの復習になっているため無駄がなく、教科書をよく読んで課題のプリントを黙々とこなすうちに私の成績も上がってホッとしました。


他の選手が努力する姿に
 勇気づけられます


 フレックスコースは早めに授業が終わるので、他の生徒に比べて時間的にゆとりができます。その時間をどう使うか。苦手な技術を集中的に練習したり、基礎トレーニングに費やしたり、自分で考えて有効に活用できるのがフレックス最大の利点です。部活を終えて寮に戻るのは午後9時半過ぎで、それから授業の予習復習。つらい時は、同じように頑張るクラスメートを見て「彼だって全国を目標にしているのだから、自分も弱音は吐けないぞ」と気合いを入れ直しました。高校3年での卓球の戦績は、インターハイで団体戦準優勝、個人戦がベスト32でした。文武両道を貫けたことで、どれほど苛酷な状況にあってもあきらめずに上を目指す自信がついたように思います。
 明治大学を選んだのは、関東学生1部リーグの強豪校で、仙台育英から進学した先輩たちに選手の育成環境が良いと教えられたからです。一流選手がそろっていて激戦でしょうが、まずはレギュラーの座を狙いたい。また私には、社会の教師になって生徒に歴史や地理を教えるという夢もあるので、学業面においても厳しく自己を鍛えていきます。

 
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宮城学院女子大学 学芸学部英文学科公募制推薦で合格
伊藤 さん
2007年3月
フレックスコース卒

上杉山中出身
合格の決め手は小論文。
受験講座で
実力をつけました


何度も迷い、試行錯誤しながら
 進路を決めていきました


 高校へ進学するにあたって、はじめは通信制への入学を考えていました。ですが、仙台育英のホームページを見ていて、フレックスコースに興味を持ちました。時間割にゆとりがあって、自由な時間が多いことが私にとって魅力的でした。学校はあまり好きなほうではなかったのですが、実際フレックスコースに通ってからは、友達もたくさんでき、学校へ行くのが楽しくなりました。ゆとりがあるフレックスだったからこそ、3年間頑張ることができたのだと思います。
 大学への進学を考えはじめたのは、2年生の夏休み過ぎぐらいからです。最初は専門学校に進むことを考えていたのですが、まだはっきりと自分の進みたい道が決まっていませんでした。専門学校だと今から目的を絞らなければならない、でもまだ決めることはできない。私にはじっくり考える時間が必要でした。大学に通いながらだったら、いろいろと新しい考え方が出てくるかもしれない、そう思って、大学進学を決意しました。


「上手になったね」という
 先生の一言に後押しされて


 2年生の冬ぐらいから、本格的に入試対策を始めました。公募制推薦での試験は、最初は全然自信がありませんでした。試験の内容は、英語の小論文と英語面接と調査書。今振り返ると、合格の決め手は小論文だったのではないかと思います。3年生の前期から受験小論文講座を選択していました。週2回の授業で、毎回800字〜1000字の小論文を書かされました。それが添削されて返ってきます。最初のうちは、先生に厳しくダメ出しばかりされていましたが、何度も書いていくうちに、「上手になったね」などのコメントが書かれて戻ってくるようになりました。それが嬉しくて、ますます力が入りました。先生が毎回おっしゃっていたのは主に「新聞を読みなさい」、「毎日書きなさい」の2つ。これを継続して実践したのが役に立ったと思っています。
 英語面接の対策としては、英語の先生にお願いして練習しました。面接で聞かれそうな自己紹介などを、まず日本語で書き、それを先生にわからないところを教えていただきながら英語に訳して、暗記しました。面接本番は、緊張しましたが、暗記した分は完璧でした。先生にご指導いただいたことで度胸がついたのだと思います。
 大学に入学したら、TOIECに挑戦したいと思っています。それから、英語がもっと話せるようになりたい。そのために大学でしっかり勉強をしたいと思います。
 
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