*特別進学コース
慶應義塾大学 法学部法律学科AO入試で合格

高橋 くん
特別進学コース3年
大谷中出身

 

 

短時間集中の
生活リズムで甲子園と
大学進学の夢を実現 !!


幅広く学ぶことの大切さを
 野球部監督に教わりました

 親元を離れて仙台育英に入学したのは、二つの夢を叶えたかったからです。一つは硬式野球部監督の佐々木先生のもとで野球をやりたかったこと。もう一つは、学習環境に恵まれた特進で学び、憧れの大学に合格したいという強い思いがありました。
 野球と勉強の両立は想像していた以上に厳しく、一時は最高峰を目指すために野球を止めようかと迷う時期もありました。でも、入学したときの自分の決意を無にしたくなかったし、周りの期待も裏切りたくなかったので、「やり通してこそ、男だろう!」と自分に言い聞かせ、野球もしつつ勉強も頑張ろうと決意を新たにしました。そのために短時間で集中する生活リズムを工夫し、練習が終わって寮に戻ったら、眠気と闘いながらも1、2時間の予習復習は欠かさないようにしました。同時に授業に集中することも心掛けました。
 佐々木先生のもとでは練習後、野球ノートを記録し、さらに週一回、気になったニュースを取り上げて感想を書くよう指導されました。社会に目を向け、幅広く学ぶ大切さを教わり、「人間力」が高まったと思います


クラスメートと部活の仲間に
 支えられた3年間


 3年間の集大成は甲子園でした。ベンチには入れなかったのですが、ボールボーイとして選手と一体となって試合に臨めたのはうれしかったですね。グラウンドに立ったときの独特の雰囲気は、テレビで見たりスタンドで見たりしたのでは味わえない感動がありました。また、「裏で支える人たちがいるから表で活躍できる人がいる」ということを体験できたのも貴重なことで、これからの人生に大きなプラスになるはずです。
 部活で悩んだときはクラスのみんなに励ましてもらったし、勉強がうまくいかないときは部活の仲間と練習に励むことで気分転換になりました。こうしてみると仲間に支えられた3年間で、家族にも先生にも感謝したい気持ちでいっぱいです。
 部活と勉強の両方をやり通せたことで達成感があり、自信にもなりました。慶應義塾大学の面接では、「いろいろな力を身につけ、それを自分の持ち味にできたので、大学の4年間と社会に出てからの原動力にして頑張っていきたい」と、自分の思いを伝えました。
 佐々木先生は「本気になれば、世界が変わる」を、モットーにしています。僕もその言葉を常に頭に置いて、国際弁護士になる夢をかなえたいと思っています。
 
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早稲田大学 政治経済学部経済学指定校推薦で合格
濱谷 さん
特別進学コース3年

釧路鳥取西中出身

指定校推薦は
先生方の信頼あってこそ
いただけるチャンスです


面接は先生のアドバイスを
 思い起こしながら


 私たちの日常とつながる実学的な勉強をしたくて、経済学に興味を持ちました。アメリカの金融危機が世界に大きな影響を及ぼしているニュースを聞くたびに、世界を視野に入れた仕事をしたいと強く思うようになりました。同時に経済の知識を活用して日本の良さを世界に伝えられたらと考えています。そのためにも、最先端の経済の勉強ができる早稲田大学は憧れでした。試験は面接だけでしたが、「できるだけ明るく、分からないことは正直に分からないと言おう」という先生のアドバイスを思い起こしながら、練習通りに実行できたと思います。
 指定校推薦という形での合格は、校長先生や担任の先生からの信頼が基になっていただけるチャンスで、誰もが叶うことではありません。合格に恥じないよう、最近は普段の行動にも自覚が芽生えました。

釧路から可能性を求めて
 仙台育英へ


 私は釧路の中学から仙台育英を受験しました。最初は北海道内の進学校を視野に入れて考えていましたが、仙台にいる親戚から「特進」の話を聞き、どうせ親元を離れるのなら、思い切って遠くに飛んでみようと決心したのです。釧路を発つときは気持ちが高まっていたので寂しさを感じなかったのですが、寮に入って全て一人でやっていかなければいけない現実にぶつかったとき、親の大切さを知り、育った土地への愛着が深まりました。1年生のときは寂しさに泣きたくなるような思いも経験しましたが、同じ寮で寝起きを共にした友達がだんだん家族みたいな存在になり、一緒に過ごす時間が一番楽しいと思えるようになりました。3年生の夏休みは寂しさを乗り越えて寮に残り、受験に備えました。

ボランティア活動にも挑戦、
 有意義な高校生活でした


 高校生活を有意義に過ごすため、「勉強だけで終わらせたくない」という強い思いがありました。そこで生徒会の活動をしたり、インターアクトクラブでボランティア活動に参加しました。初めて介護施設を訪問することになったとき、お年寄りとどのように接したらよいか分からず、不安がいっぱいで身構えてしまいました。一緒にオセロをしたり、おしゃべりしたりするうち、「普段通り」が一番自然だと気付き、気持ちが楽になりました。こうした経験を生かし、大学に行っても何らかの形でボランティア活動を続けたいと思っています。

 
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早稲田大学 創造理工学部総合機械工学指定校推薦で合格

新堀 さん
特別進学コース3年

宮城教育大学附属中出身
意識の高い人が集まる
特進は成績が上がって
当然の環境です


成績が良い先輩の
 勉強法を盗みました


 成績によって英語の授業の席順が決まり、校内で進学塾講師による講習を受け、プラン2000では全員が学校に泊まり込んで勉強する…特別進学コースのカリキュラムは、最初から驚きの連続でした。クラスの人たちが気軽におしゃべりしていても大学情報や進学の話題が頻繁に出るので、こんな環境にいたらそりゃあ成績が上がって当たり前だろうと呆れたほどです(笑)。私にはたいした取り柄はないけれど、せっかく高校に入ったのだから何かひとつだけでも最後までやり抜こうと決め、3年間の「無遅刻・無欠席」を達成しました。1日も休まなかったおかげで授業を大切にする基本姿勢が身につき、欠席した友達から「ノートを貸して」と頼りにされるようになりました。
 学習方法に関してはちょっとした秘密があります。図書室に残って勉強する時、成績の良い先輩の隣りに座って、どんな風に勉強しているか、どんな方法で暗記しているか、こっそり盗み見るのです。教科書をマーカーできれいに色分けしている先輩、ノートにひたすら書いて覚える先輩、試験のポイントを抜き出して整理している先輩など、個性豊かな勉強法を片っ端から真似して、これはいいと思った点はどんどん取り入れました。短時間で効率を上げられる、ベストな学習方法を見つけるためです。お仕着せの勉強では意味がありません。やはり、自分で貪欲に探すほうが結果が出ると思います。


多彩な学習プログラムは
 やり甲斐があります


 夏休みや冬休みは、東京合宿に参加して予備校の講習を受けました。講習では、首都圏の受験生が地方の受験生よりずっと進学意識が高いことを実感します。難関大学を目指す人たちと泊まり込んで一緒に勉強する間、志望大学への熱い思いや受験に対する意気込みが伝わってきて、私も気合いが入りました。こう言うと、まるで受験漬けの暗い日々のようですが、特別進学コースに設けられたさまざまな学習プログラムをこなすのはむしろ楽しく、充実した学生生活を送ることができました。
 早稲田大学創造理工学部総合機械工学科は、環境エネルギーやロボット工学の研究で知られています。阪神淡路大震災でブルドーザーやクレーン車などの特殊車両が黙々とがれきを除去するニュースを見てから、被災地や発展途上国で活躍する大型機械に興味を持っていました。早稲田というパワフルな校風のもとで研究を重ね、社会に貢献できるロボットや大型機械のエンジンを設計するのが夢です。指定校推薦で合格が決まった今も授業の予習復習を欠かさず、理科の補講を受けています。高校のうちに少しでも英語力を上げておきたいので、TOEICにも挑戦する予定。勉強に終わりはありません。大学へ進学しても楽しみながら専門知識を身につけ、研究者を目指して前進し続けるつもりです。
 
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同志社大学 経済学部経済学指定校推薦で合格
吉野 さん
特別進学コース3年

名取第一中出身
内容の濃い70分授業と
クラスメートの学習意欲が
私を本気にさせました


同級生の真剣な姿に
 自分の甘さを反省


 仙台育英に入って一番印象的だったのは、授業時間の長さです。中学では45分でもうんざりするほど長く感じたのに70分なんて集中力が保てるだろうか、途中で眠くなったらどうしよう、といろいろ心配しましたが、実際に受けてみたらどの科目もすごく濃密な内容でまったく飽きませんでした。先生の話に引き込まれて時間を忘れ、面白いから学習への意欲が湧き、次の授業も楽しみになります。とはいえ、課題を真面目にこなして予習復習もしていたのに1年生の時はあまり成績が伸びませんでした。2年になって、クラスメートの真似をして放課後に残って勉強したところ、まわりの友達がどれだけ真剣に学習しているか、どれだけ本気で大学合格を目指しているか、熱いほどの意気込みを肌で感じたのです。自分はまだまだ甘かった。やっぱり特進はすごい! 大学受験なんて先の話とのんびり構えていた私も、同級生が目標に向かって努力する姿に刺激され、結果を残さなくてはいけないと強く思うようになりました。

環境経済を学んで
 ふるさとを変えたい


 実家のある名取市は大型商業施設ができて仙台空港にアクセスする鉄道も敷かれ、大きく発展しています。その一方、地元の商店街では閉店する店舗が多く、古墳など数多くの文化遺産も整備せずに放置されたまま。そんな状況を見るたび、解決策の見えない地方行政のあり方にいつも疑問を持っていました。地方が抱える数々の問題において「なぜそうなったのか」を学び、いずれは地方行政にかかわりたくて、同志社大学経済学部を志望しました。同志社大学の多角的なカリキュラムと環境経済に対する取り組みが魅力だったこともありますが、何より創設者の意志が強く反映された教育方針に感銘を受けたのです。
 成績が良くなかったので推薦はあきらめていましたが、3年生になってようやく努力の成果が出て模試の点数が上がり、先生から「大丈夫」と言われてホッとしました。自己推薦状を先生方に何度も添削され、私自身の性格を客観的に見直すきっかけになったことも良かったと思います。私は授業を真面目に受けた以外、受験のための特別な勉強は何もしていません。普段から地方行政や経済問題など社会に関するニュースを心に留め、新聞記事にマメに目を通したことくらいでしょうか。興味ある分野から「では、自分に何ができるのか」を追求して将来の目標を選び、たとえ地道で目立たなくても、毎日努力を重ねることが大切だと思います。
 
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