●●● 「千人の力コンテスト」、大成功! ●●●
協力、応援してくださったみなさん、
ありがとうございました!
 仙台育英の英進コースのみんなが出演した「熱血!ふるさと対抗 千人の力コンテスト」 NHK BS-2&BS-Hiで H14年 8月25日(日)放送 )は、ご覧になりましたか? 自分たちで手作りした竹の楽器で合奏した千人 の「バンブー楽団」は、本当に素敵な演奏を聴かせてくれました。全国の視聴者の投 票により、結果 は見事2位! 今回は、一丸となって頑張ったみんなを代表して、実行委員3人 からのメッセージをご紹介します。 
 
 
特別 進学コース
3年6組
佐藤 真紀
(岩沼中出身)
 

素晴らしい演奏に、
それまでの苦労も
ふっとびました

 「千人の力」を振り返ってみて、まず 出てくる言葉は「ホンット〜に大変だった!」です。本格的に活動しはじめたのが 6月に入ってから。楽曲も楽器も竹の確保の方法も何も決まっていない中、唯一決まっ ていたのは、本番が1ヶ月後だということ。竹1本切り出すのにかかった時間は15分! 楽器を作ってみたら音が出ない!竹が足りない!…みんな竹を相手に大苦戦。すべて が初体験でスムーズにいかないし、期日は迫るしで私たち3年生はそれこそ受験勉強 そっちのけで竹と格闘しました。竹の夢を見たという人も出たほどです。そんなこん なで、大本番。蒸し風呂状態のグローリー(体育館)で、汗だくになりながら皆がん ばった!千人がそれぞれの竹楽器で奏でる七夕さま。そんなに素晴らしかったこと か。それまでの苦労も、暑さもふっとんでしまうほどです。あれこそまさに汗・涙・ 知恵の結晶!本当に今回の企画に携わることができてよかった!
 感動の大本番に至るまでに、ずいぶんと多くの方々のお世話になり、ご迷 惑・ご心配をおかけしました。感謝の気持ちでいっぱいです。
 この機会を与えてくださった、校長先生、番組制作会社の皆さん、竹を提 供してくださった斎藤さんをはじめ、参加してくれた各団体の皆さん、迷惑や心配を かけ放題だった先生方、友達そして両親、本当にありがとうございました。そしてそ して、支え合ってがんばった仲間たちにも。本当にありがとうございました。

 
特別 進学コース
3年3組
尾形 
雅弘
(石巻中出身)
 
千人で過ごした夏は、
発見と驚きの連続だった


  「千人の力コンテスト」と聞いた瞬間、何がなん だか分からなかった。てっきり「未成年の主張」だと思っていたのだから(笑)。生 徒千人で取り組む企画なんてそう思いつくわけがない。土地を耕してから野菜を育て ることから始めるありえない料理番組に出るような気分だった。受験生として自分の 将来を見つめなければならないのに、どうして千人の世話をしないといけないのかと 投げ出したくもなった。けれどこんな僕を支えてくれたのは実行委員のみんなであっ た。彼らの真剣な姿を見て、乗りかかった船を沈めてはいけないと一年発起して完成 したのがバンブー楽団だ。初めは嫌で嫌で仕方なかったのだが、毎日が発見と驚きの 連続で新鮮だった。カメラで撮られるのは一向に構わないのだが、その映像を見るの は本当に恥ずかしい。友人たちには「君中心のドキュメンタリータッチだ」とか、先 生には「お前映り過ぎだから逆にNHKにギャラを払わないと」と言われた。毎日のよ うに、授業を削って失った時間も多かったが、それ以上に多くのものを得た気がす る。千人で過ごした夏は一生忘れることはない。
 
英進コース
2年6組
佐藤 一寿
(富谷中出身)
 
たくさんの方々に支えられ、
いい思い出ができました


 7月17日、ついに本番を迎えた。周りを見回すとカ メラが10台
はあった。いよいよか と思うと今までの思い出が頭に浮かんだ。短い期間でよくがんばったと思う。
  まず何をするか話し合い、次にその材料を集め、楽器制作、そして演奏練 習。今までやったことのない体験を2〜3ヶ月で完成に持っていくのには、とても無理 があると思っていたのですが、たくさんの方々に協力していただいた結果 、本当に素晴らしいものができたと思います。竹を提供してくださった斎藤さ ん、竹楽器の達人金本さん、宮城草笛の会のみなさん、 尺八の会のみなさん、カメラさん、マイクさん、照明さん、そして番組制作会 社のみなさん。本当にお世話になりました。2位 という結果は残念でしたが、それ以上にいい思い出ができました。そのうち遊 びに来てください。