秋田大学 工学資源学部環境応用化学科AO入試で合格
 

遠藤 くん
平成22年3月
英進進学コース卒
角田中出身

 

 

 

将来は大学院に進んで
環境に関する研究を
することが目標です


短期留学の体験を
 AO入試でアピール

  母親の影響だと思うのですが、小さいときから生活の中での無駄遣いが気になっていました。新聞を読んで温暖化の記事を目にしたりするうち、身の回りの小さな無駄から大きな環境問題に興味を持つようになり、大学で専門に勉強してみたいと思い始めました。
 担任の先生から「秋田大学では化学の分野で環境問題に積極的に取り組んでいる」という話を聞き、興味がわきました。オープンキャンパスに参加し、酸性が強くて飲めなかった川の水を中和させて飲めるようにしたり、稲わらからエネルギーを取り出したりする研究の説明を受け、「自分の学びたいことがここにある」と強く思うようになりました。チャンスは一つでも多い方がいい。まずAO入試に挑戦してみることにしました。
 秋田大学が求める学生像に「国際的な分野で活躍する意欲のある人」という項目があったので、2年生のときに体験した2週間のカナダ短期留学をアピールポイントにしました。カナダでは14歳の娘と11歳の息子がいる家庭にホームステイをしたのですが、英語があまり得意ではなかったため、言葉が通じないもどかしさを味わいました。でも、人と接することが好きだったので、通じないなりのコミュニケーションの取り方など、自分なりに工夫して対策を考え、度胸がつきました。


物理と化学は先生に問題を
 出していただいて克服

 中学時代はサッカーと陸上に夢中になり、勉強はほとんどしませんでした。仙台育英でも部活を続けたかったのですが、自分が住む角田市から通いながら続けるのはちょっと困難です。「部活をやらないなら勉強をしよう」と、ようやくやる気になったのが2年生になってからです。姉の受験勉強に合わせて一緒に勉強するうち、2年生の模試で上位になり、「やればできる」と目覚めたのがきっかけです。
 物理と化学は個人的に先生に問題を出していただき、ひたすら解いたのが効果的でした。クラスごとにボックスがあり、問題を解いたノートを入れておくと、間違いを正して、また新しい問題を出していただけました。解けるようになるとうれしくて、次から次に解いてみたくなり、成績も上がりました。
 自分の3年間を振り返ってみて「やると決めたらがむしゃらにやれば、結果はついてくる」というのが実感です。大学では基礎から積み重ね、大学院に進んで研究を続けるのが目標です。