山形大学 人文学部人間文化学科公募制推薦で合格
 

西川 くん
平成22年3月
英進進学コース卒
五橋中出身

 

英進進学コースで
さまざまな人に出会って
自分の進路が見えました

さまざまなタイプの人が集まる
 英進進学コースの環境が好きでした

 1年生の時は授業もテストも楽勝と気を抜いていたため、2年で選抜クラスに入って授業のレベルが上がった途端、相対的に成績が落ちて苦しみました。そこで自分なりに工夫して、友達とグループ学習でわからないところを教え合いながら英語は反復で覚え、国語は星新一の作品などを読んで読解力アップを図りました。ただ、成績が上がっても、将来を考えた時になりたい職業というのがピンと来なくて、じゃあ興味がある分野に進路を定めようと考えました。
 私は人が好きです。人と話すのが好きで、周りの人の考えていることを知りたいし、自分の内面も知りたい。英進進学コースには部活でスポーツに専念する人や就職に有利な資格取得を目指す人、志望大学に入るため勉学に励む人など、それぞれ異なる道へ進む人たちが一堂に集まっていて、彼らと意見を交わし、雑談をするのがとても楽しく、有意義に感じられました。そこで人と人の対話、コミュニケーションに注目したのです。山形大学のオープンキャンパスを訪れた折り、「人間の感情を専門に研究している教授が人文学部にいらっしゃる」と聞き、ここなら自分の知りたいことが学べるに違いないと直感しました。


現代の高校生の対話を
 アンケートで解析


 人文学部の公募制推薦試験では面接の比重が高く、面接で人間文化学関連のテーマについて調べたことをプレゼンテーションしなければなりません。論理的思考や問題意識、発表力が問われる難しい試験です。私は自分が興味を持っている「高校生のコミュニケーションのあり方」をテーマに、仙台育英の下級生に協力してもらってアンケートを採りました。相手とコミュニケーションをとる場合、普通は直接会って話しますが、現代では携帯電話のようなツールを使う対話のほうが心地良いと感じる人もいる、その社会的背景を中心に調査・分析をおこないました。プレゼンの内容や資料は英進進学コースの先生方に客観的に判断していただき、形式やレイアウトを何度もやり直したおかげで、クオリティが向上。納得のいくものができたと思います。本番は面接官に経験の浅さを指摘されたので、未熟な点は今後、大学という新しい環境で学びながら改善していきます。
 当初、山形大学の一般入試も受ける予定でしたが、公募制推薦の準備を始めたらほかの勉強まで手がまわらなくなりました。試験は二股かけられるほど甘くありません。後輩の皆さんには「同一大学への受験は1本に絞り、全力で臨んだほうがいい」とアドバイスをおくります。