女子栄養大学 栄養学部実践栄養学科指定校推薦で合格
 

佐々木 さん
平成22年3月
M-フレックスコース卒
福島
原町第三中出身

 

 

指定校推薦枠の多い
仙台育英だから
可能性が広がります


管理栄養士になって
 社会の役に立ちたい

 
幼いころ、同居している祖父が脳卒中で倒れ、後遺症で麻痺が残る身体になってしまいました。祖父のために毎日食事を作る母を手伝っているうち、病気の人や障害のある人にとって食事や栄養が重要な意味を持つことに気づき、管理栄養士という職業に興味を持ったのです。管理栄養士になるには、難易度の高い国家試験にパスしなければなりません。私はまだ中学生でしたが、いろいろな大学のパンフレットを取り寄せ、女子栄養大学に目を留めました。ここでは患者さんの一週間の献立を自分で考え、実際に病院で食事を作る現場実習などが多く設けられ、経験を積み重ねて力をつける方法が自分に合うと思ったのです。そこで女子栄養大学を将来の志望大学に定め、その女子栄養大の指定校推薦枠を持っている仙台育英に進学しよう、と目標から逆算して進路を決めました。週末は料理に取り組みたい私にとって、時間的に余裕が生まれるM-フレックスコースのカリキュラムは魅力的です。授業の指導方法も親切で、基礎問題を中心に、時には中学で習った内容まで戻ってわかりやすく復習してくれるため理解度がぐんと上がり、苦手だった科目にも意欲的に取り組めるようになりました。

生徒会活動に没頭して
 性格も変わりました


 もうひとつ、高校生活で頑張ったのが生徒会活動です。野球部の試合を応援した後の球場のゴミ拾いや飲酒運転撲滅運動などを実行。特に、飲酒運転のトラック追突事故でお子さんを亡くされた井上夫妻と一緒に、さいたま市の街頭に立った飲酒運転撲滅の署名運動は思い出に残りました。いろいろな生徒会活動を通じて、人見知りが激しくて他人と話すのが苦手だった私が、誰とでもコミュニケーションをとれるようになったのです。ボランティア活動中に「ありがとう」「頑張ってね」と声をかけられるたび、むしろこちらが感謝の気持ちを伝えたくなるほど、やり甲斐を感じた3年間でした。
 指定校推薦の試験は「栄養と料理」についての小論文のみ。担任の先生が添削してアドバイスをくださるので、不安はありませんでした。念願の志望大学に合格できたのは「私の作った料理を食べた人の笑顔が見たい!」という強い思いがあったからです。「大学に行きたい」という漠然とした目標より、やはり「自分は○○になりたいから、この大学に入るんだ」と確固たる信念があったほうが合格につながります。強い意志を持てば、人間は変われる――そう信じて、後輩の皆さんも夢にチャレンジしてください。