早稲田大学 創造理工学部社会環境工学科指定校推薦で合格
 

新迫 さん
平成22年3月
特別進学コース卒
住吉台中出身

 

 

特別進学コースの先生方の
全面的なサポートが
自信につながりました

まわりの意欲に刺激されて
 くじけずに頑張れました

 特別進学コースが勉強に力を入れているのは入学前から知っていましたが、学校の授業だけでも予習復習がきついのに、授業以外に設けられた講習の数が多く、それをみんな当たり前のように受講していることに、また驚きました。私もそのムードに引き込まれ、朝は得意な数学の講習を受け、土曜講習は苦手な教科を中心に受講。放課後は毎日夜7時、遅い時で8時半まで学校に残ってひたすら勉強……。それほど頑張っても、テストをすると自分より成績の良い人がまだいるのです。参ったなあと思いながらもライバル意識がむくむくと湧いてきて、くじけずに頑張れました。
 仙台育英の素晴らしい点は、先生方が生徒一人ひとりの受験対策を全面的にサポートしてくださることです。たとえば、規定の講習以外でも個人的にお願いすれば講習を設定してくださるから、弱点をマイペースで克服できます。私の場合、指定校推薦試験が面接のみだったので、先生方に模擬面接をしていただいたことが自信につながりました。「志望理由をもっと論理的に」「視線は相手の首あたりを見る感じで、時々目を合わせるように」などいくつか注意され、練習を繰り返して万全の態勢で試験に臨みました。本番では面接官が5人も並び、「あなたの高校はスポーツで全国的に有名ですよね?」と予想外の話も振られましたが、慌てず落ち着いて受け答えできました。


宮城県沖地震に備えて
 耐震構造を学びたい


 近々、宮城県沖地震が来ると言われています。仙台市民の私にとって地震は他人事でなく、耐震構造について以前から関心があり、専門的に学ぶため社会環境工学を選びました。アメリカのタコマナローズ橋が強風で共振が増幅して崩壊してしまった事件から、橋梁の構造にも興味を持っています。早稲田大学は社会に貢献している有名な人材を多く輩出し、研究施設が整っていてネームバリューもあるので、学生の意欲次第で深い知識が身につくはず。入学前に専門書を読み、各科目の基礎用語くらいは覚えておこうと思っています。
 高校生活で最も印象に残っているのは、京都と奈良への研修旅行。あまりにきれいで言葉を失った金閣寺、ちょうど「今年の漢字」を決める日だった清水寺、鹿の多さに怯んだ奈良公園、初めて自分で点てた抹茶がすごく苦かったことなど、訪れた場所や友達と経験したすべてが忘れられない思い出です。勉強はけっこう大変だったけれど、最高に充実した3年間でした。