秋田大学 医学部医学科公募制推薦で合格
 

齋藤 さん
平成22年3月
特別進学コース卒
いわき 平第二中出身

 

 

目標は「Dr.コトー」
地域医療に携わる
医師を目ざします

日々の予習に徹し、
 疑問点は授業で解決しました

 仙台育英の特進に入って驚いたのは、授業の中身の濃さです。授業についていくため、いつの間にか予習が習慣になっていました。「数学や物理は問題を自分で解いて授業で答え合わせをし、考え方を理解する」といった具合に、まず予習をしっかりやって、授業ですべてを解決するのが私の勉強法です。
 3年生になって、毎日夜7時まで補講を受けました。物理、数学、生物、リスニング、現代文など、「この先生について行きたい」と思った教科の講義を受けましたが、そのときにプリントでいただいた問題は非常に役立ちました。仙台育英で用意された環境を精一杯活用するだけで受験勉強は十分です。よそ見をしても無駄になるだけだと思います。


センター試験の結果が
 合格につながりました


 医者になりたいと思ったのは小学生のときで、兄の病気がきっかけでした。最初は東北大も視野に入れていましたが、地域医療に携わるのが夢なので、臨床現場での実習が多い、秋田大学に決めました。今の私の心境は「目ざせ!Dr.コトー」です。暖かいいわき市で長い間暮らしていたのですが、雪の多い秋田での生活を体験できれば、卒業後、どこに行っても乗り切れそうな気がしています。
 実は12月まで、一般受験に向けて勉強をしていました。先生との面談で、チャンスは多い方がいいと勧められ、センター試験の比重が大きい推薦入試に挑戦しました。思いがけず早く合格が決まって少し戸惑いましたが、やはり嬉しかったです。


悔いがないように
 全力を尽くそう


 2年次に、特進の有志で文化祭の演劇の舞台に立ちました。私は数学の先生役。10月の本番に向けて、夏休みも学校に出て練習したり、小道具も自分たちの手で作ったり、かなり本気になって取り組みました。全員演劇経験のない素人でしたが、緊張もなく、練習と同じように演じることができました。思いがけずいい評価もいただき、一番の思い出になりました。
 3年間を振り返ると、自分の力を6、7割しか出していなかったような気がします。もう少し努力できたはずなので、「頑張っていますよ」と先生方に報告できるような大学生活を送りたいと思います。皆さんは悔いのないよう、努力をしてくださいね。