東北大学 医学部保健学科一般入試で合格
   
 

宍戸 さん
平成22年3月
特別進学コース卒
名取第一中出身

 

 

朝・夕補講に図書室利用…
学校の中だけで十分な
学習ができます

『チーム医療』に興味があり
 看護師の役割に魅力を感じています


 1年生の頃は、国立大学に進学したいと思いを漠然と抱いていました。その頃は、いろいろな職業に興味がありましたが、2年生になって病院等での『チーム医療』に興味を持ち、その中でも医者と患者の間に立つ看護師の役割に魅力を感じるようになりました。
 医学部のある大学でチーム医療や看護師の知識と技術を身につけたいと思い、東北大学を志望しました。医者の役割、看護師の役割をきちんと勉強して、チーム医療という体制の中で仕事をしたいと思っています。


朝夕の補講と夜8時までの図書室…
 学習習慣が身につく良い環境です


 家で勉強しようと思うと、自分に甘えてやらなくなってしまうので、強制的に“学習する環境に身をおく”ことを決め、そのために学校のカリキュラムを利用しました。
 その一つが補講です。授業が始まる前に行われる数学の『朝補講』には、1年生の時から参加してきました。これは、地道にやることでかなりの効果があると思います。この『朝補講』は週に3回参加しました。続けていくと問題に対して抵抗がなくなり、勉強することが苦にならなくなります。苦手だった数学もこの補講で克服しました。
 1〜2年生の時は朝7時半から、3年生になったら7時には学校に来て勉強しました。補講は、継続することに意味があると思うので、休まないで受けるのが一番大切だと思います。
 放課後にもいろいろな補講があり、受験科目で必要な科目を受けました。その後は、夜8時まで図書室が利用できるので、そのまま残って自習をしました。
 学校の環境をうまく利用すると、塾や予備校に行かなくても十分な学習ができます。多い時で1日13時間ぐらい学校にいました。1年生の時から継続していたことなので、3年生になって受験だからと慌てることなく、いつも通りの勉強をしていたという感じです。


受験のための勉強だけではない
 “学ぶことの大切さ”を教わりました


 受験勉強をしていると、どうしても成績アップのことばかりを考えてしまいがちです。そんな時、現代文の先生から「勉強はまずは“気付くこと”が大切だ」と教わり、偏った考え方が解消されました。「自分で気付いて、自分で考えて、自分で調べる」のが一番大事だと分かり、小手先だけの勉強ではない“学ぶこと”の大切さを教えていただきました。
 いつの間にか、がむしゃらに受験勉強ばかりしていた私は、先生のお言葉で「あ、そっか」と我に返ることができました。土台をしっかりつくり、それが本当の力になることを知りました。この学ぶことの基本はこれからも生かされると思います。
 すばらしい学習環境と先生方の丁寧なご指導で、将来の目標に近づくことができました。大学でも、しっかり学びたいと思います。