東北大学 理学部 物理系AO入試で合格
 

くん
平成22年3月
特別進学コース卒
相馬向陽中出身

 

 

 

先生に背中を押されて、
得意な物理で
AO入試に挑戦しました

オープンスクールで
 仙台育英のパワーに圧倒されて

 物理に興味を持ち始めたのは、小学生の頃からです。父が大学時代に物理を専攻していたので、家には物理関係の本がたくさんありました。タイムマシンについて、アインシュタインの相対性理論、物理のパズルの話など、父の本棚から取りだして夢中で読みました。今でも、勉強の合間に物理の専門書を読んだり、問題を解いたりします。
 東北大学の物理系は、レベルが高い研究をしているので、ずっと目標にしていました。東北大学を目指すならと、父が勧めてくれたのが仙台育英でした。試しにオープンスクールに出かけてみると、とにかく私立のパワーに圧倒されました。部活やコースの紹介をしている先輩たちの姿がとても生き生きしていて、設備も整っている。そして進学実績にもひかれ、入学を決めました。
 特進では、東大選抜クラスだったのですが、予想どおり授業はレベルが高くて、苦労した部分はあります。ですが、個性的な先生方の授業には思わず引き込まれました。特に担任の渡部進先生の物理と数学はとても面白い授業で、ますます夢中になりました。物理の勉強量は誰にも負けない自信があります。放課後も学校に残って勉強しました。宮城野校舎の学習室か図書室、教室も空いていれば使って勉強。集中して取り組めました。


学校の授業だけで十分、
 不安は全くありませんでした


 東北大学のAO入試を勧めてくださったのも渡部先生でした。私の物理に対する意欲を理解して、「その熱意をAO入試でぶつけてみたら?」と背中を押してくださったのです。その言葉で気持ちが固まりました。
 東北大学理学部のAO入試は筆記試験と面接でした。筆記試験は物理の問題。渡部先生から過去問題をいただいて何度も解いていましたが、本番は独特の雰囲気があり、かなり緊張しました。面接では、質問に答えたあと、最後に試験官の前で物理の問題を解きました。ホワイトボードに物理の問題が貼ってあって、それを説明しながら解いていくのです。こちらのほうは緊張せずにうまくいったのでホッとしました。
 目指していた東北大学に合格することでき、仙台育英を選んで正解だったと思います。特進は長期の休みも補講があったので、学校の勉強だけで十分でしたし、不安を感じたこともありませんでした。東大選抜クラスもみんな仲がよく、刺激しあいながら目標に向かって進むことができました。
 将来は大学院に進んで素粒子物理の研究室に入って、生涯研究をしていきたいと考えています。これから憧れの研究三昧の生活ができると思うと、ものすごく嬉しく思います。