防衛大学校 理工学部公募制推薦で合格
《文部科学省所管外の大学》
 

須賀 くん
平成22年3月
特別進学コース卒
塩竃第一中出身

 

 

 

生徒会長の経験が
思わぬところで
役立ちました


試験の集団討議で
 司会役を引き受ける

 生徒会執行部に入部し、2年生の9月から会長を引き受けました。昔からなんでも積極的にやるタイプで、人前で話すのは大好きでしたが、会長となると、リーダーシップを発揮して執行部を仕切らなければなりません。みんな勉強との両立が大変なので、執行部員のスケジュールを調整しながら、いかに効率よく話し合いを進められるか、副会長と何度も打ち合わせしながら活動の準備をしました。部員と意見の対立もあり、「自分が折れれば丸くおさまるのか、もっと違うやり方があるのか」、常に悩み続けました。自分は失敗が多いので、副会長には随分助けられました。自分一人でできることは限られています。仲間がいることの大切さを知ったのは、会長をして良かったことです。
 もう一つ、会長の経験が思わぬところで役立ちました。防衛大学校の試験で、集団討議という項目があったのです。6人が1グループになって、与えられたテーマで議論をする。「自分を生かせるのはこの時しかない」と思い、率先して司会を引き受けました。自分の考えとほかの人の考えが違っていて突っ込まれる場面もあったのですが、会長をしていた経験を生かしてうまく切り返し、意見をまとめることができました。


熱心な指導のおかげで
 嫌いな数学が得意科目に


 生徒会の活動の一つに、オープンキャンパスのガイド役がありました。中学生と保護者のキャンパスガイドをしながら、自分が体験した仙台育英の良さを伝えました。
 まず施設の充実です。運動部で自慢できるのはナイター設備があること。勉強する人にとっては、8時半まで図書室や自習室が開放されていることです。自分もほとんど毎日、図書室が閉まるまで勉強していました。
 もう一つの良さは熱心な先生方です。中学まで抱いていた先生のイメージとは全然違い、気軽に先生方のいらっしゃる執務室を訪ねてコミュニケーションをとることができました。勉強で分からないことがあれば、納得いくまで1対1で付き合っていただけます。全然理解できなくて嫌いになりかけていた数学の解き方を一生懸命教えていただいたのが、理工学部の進学につながりました。
 大学は全寮制。起きる時間も寝る時間も決まっています。そうした規律の中で、自分をどのように生かして成長していくことができるかが、これからのテーマです。