新潟大学 教育学部健康スポーツ科学課程スポーツ推薦で合格
 

山崎 くん
平成22年3月
T-フレックスコース卒
新潟関屋中出身

 

 

 

ラグビーに専念した
努力の結果が
大学合格という形に


フリー練習で弱点を強化
 念願の国体出場へ

 現役でラグビーをやっている父親の影響もあって、中学のときからラグビースクールに所属していました。高校ではさらに上をめざして全国区で戦ってみたい。そう思い、仙台育英への入学を決意しました。
 仙台育英ラグビー部は、先輩が優しくてみんな仲がよく結束の強いチームでした。ラグビーは、がっしりとした体格の選手が多いスポーツですが、私は体があまり大きいほうではありません。とにかく練習量で勝負しました。全体練習のあとにフリー練習という自主トレーニングで、先生や先輩方にアドバイスをいただきながら経験を積みました。
 練習の努力が実り、2年生の秋に宮城県の強化指定選手として新潟国体に出場。高校生活での一番嬉しい思い出です。国体出場は、新潟大学をスポーツ推薦で受験するうえで必要な最低条件でもありました。

 高校入学当初から、国公立大学への進学を考えていたので、ラグビーだけでなく勉強のほうも力を入れました。毎日練習で疲れていて、寮に帰るとすぐ寝てしまうので、授業でしっかり聞くしかないと割り切って、授業に集中しました。定期テストの一週間前からは、寮では夜9時から勉強会がありました。普段よりも練習を軽めにして寮に帰り、広い部屋にラグビー部の寮生みんなで集まって、わからないところを教え合いました。

仙台育英で積み重ねた実績が
 大きな自信になりました


 実家が新潟にあるので、私にとって新潟大学は 小さな頃から身近な存在でした。さらに、仙台育英ラグビー部から新潟大学へ進んだ先輩から話を聞いて、ますます意識するようになりました。スポーツ推薦のお話をいただけたのは、先輩たちの頑張りが、自分たち後輩に道を作ってくれたおかげだと感謝しています。
 新潟大学の試験は面接のみ。高校3年間で何をしてきたか、大学の志望理由、将来の目標などを聞かれました。面接では、寮生活の中で培った自立心をアピールしました。緊張しましたが、仙台育英ラグビー部に所属し、全国大会や国体など数々の試合に出場してきた実績を信じて、面接に臨みました。
 仙台育英でラグビーに打ち込むうちに国体に出場することができ、その結果、地元の新潟大学に合格することができました。新潟から仙台育英に行くと決めたときから、いい方向に流れていったのだと思います。
 将来は、スポーツを指導する方向を目指そうと思っています。部活で、後輩を教えることがとても楽しかったし、伸びると心から嬉しく思った経験があるからです。新潟でスポーツを発展させることで、これまでお世話になった監督たちに恩返しができたら、とても嬉しく思います。