岩手大学 農学部動物科学課程一般入試で合格
 

“逆転の仙台育英”を実践!
最後まであきらめないで
本当に良かった

平成24年3月特別進学コース卒 平野 さん(岩手 山目中出身)

余裕・復習を徹底し、
納得いくまで先生に質問しました


 動物が大好きな家族の中で育ったので、小学生のときから動物と触れ合う仕事に就きたいと思うようになりました。仙台育英に入学してからはよそ見をせずに、岩手大学に目標を絞って勉強しました。
 「授業の予習・復習を徹底し、分からないところは納得できるまで先生に質問する」。これが私の勉強法です。自分で考えて行き詰ると、先生方がいらっしゃる執務室に直行しました。最初はおそるおそるでしたが、付きっきりで教えていただけたので、抵抗なく執務室に通うようになり、何時間も粘ったことがあります。英語が多かったですね。もともと好きな教科でしたが、成績は今一つ。とことん質問して、今では英語が一番の得意科目になりました。
 朝は授業が始まる前に講習を受け、放課後も授業の延長のような感じで、ほとんど全教科の講習を受けていました。さらに学校に残って夜の8時半まで勉強しました。家族と過ごすよりも学校で友達と一緒にいる時間の方が長く、今まで経験したことのないギュッと詰まった充実した高校生活でした。クラスの友達は自分の考えをしっかり持っている人たちばかりで、いろいろな話を聞くことができて刺激になりました。おかげで、3年間で少し成長できたと思います。

前期試験の失敗を乗り越え
外国の動物園で働く夢にチャレンジ


 今思うのは「諦めないでよかった」ということです。後輩のみなさんにも「最後まであきらめないで」と伝えたいです。
 実は、岩手大の前期試験は不合格でした。すごく落ち込みましたが、先生方に「ここまで頑張ったので大丈夫」と励ましていただき、すぐに後期試験に向けた小論文対策に取り組みました。「最後まで先生方と自分を信じて、もう1回チャレンジしよう。“逆転の仙台育英”なのだから」と自分に言い聞かせ、後期試験に臨みました。
 農学部の動物科学課程で専門の知識を身につけて、将来は動物園の飼育係になりたいと思っています。有袋類が好きなので、オーストラリアの動物園で働けたらいいですね。そのためにも、好きな英語も頑張ります。