東北大学 医学部保健学科一般入試で合格
 

国公立大学に合格するため
特進の先生や学習環境を
最大限に活用しました

平成24年3月特別進学コース卒 菅井 さん(袋原中出身)

先生に添削をお願いして
弱点補強に努めました


 寝たきりだった曾祖母が訪問介護を受ける様子を見て、自分もいつか人の役に立ち、社会に貢献できる看護師になろうと心に決めていました。看護師は人と広く接する職業なので、専門技術のほかに広い視野と基礎的な学問の素養も身につけたい、そのためには国公立大学の看護学科へ入るのがベストと考え、合格率の高い仙台育英を選んだのです。仙台育英は学習環境や設備が整っていて授業のクオリティが高く、受験への対応も万全だろうと期待していました。ところが、入学してみると英語のレベルが高すぎてついていけず、授業では先生の説明の意味さえわからないありさま。特進はこんなに大変なのかとへこみました。2年になってから、成績不振は英語の長文に対応できていないせいだと気づき、先生にお願いして長文問題のプリントを添削していただき、センター試験まで毎日反復学習して読解力を磨きました。弱点補強に徹した結果、少しずつ成績が持ち直してテストでも点が取れるようになりました。

学校での居残り学習は
集中力を高めてくれます


 特別進学コースでは、先生が生徒一人ひとりの実力を把握して適切なアドバイスをくださいます。数学の授業は先生が生徒にどんどんあてて答えさせる方式で、私が何度かまごついていると「まだ基礎が理解できていないね」と指摘されました。自分では先に進んでいるつもりなのに、いつの間にか基礎固めがおろそかになっていたのです。先生の言葉で基礎中心の学習に切り替え、授業の課題を解くと同時に教科書の見直しを繰り返しました。学校側が夜まで自習室を開放してくれることも、自宅だと気が散る私にはありがたい学習環境でした。このように数々のサポートを受けて志望大学に合格できた私が後輩の皆さんへ送るアドバイスは、センター対策についてです。理科は暗記項目が多いので後回しにしがちですが、センター試験は理科で差がつきます。国公立をめざす人は理科を3年の夏までに終わらせ、一日も早くセンター対策に取り組んでください。
 東北大学では学生が仮設住宅や障害者施設を訪問して、さまざまなボランティアをおこなっています。震災では私の家も全壊の判定を受け、受験勉強に集中できない時期がありました。入学後はボランティア活動に参加して、被災した方々のために力を尽くすつもりです。