大学合格体験手記《自己推薦・AO入試-1》
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立教大学
観光学部観光学科1年
平成15年3月特別進学コース卒
群馬館林第四中出身
3年間続けた野球は、
強力なアピールポイント
中学から高校野球にあこがれていて、高校では野球にかけようと思い入学しました。勉強が嫌いではなかったので、特別
進学コースに籍をおいて両立を図りました。でも野球部の寮生活は厳しく、消灯時間が決められているので守らなくてはいけません。また下級生時代は仕事も多く、とても勉強できる環境ではありませんでした。授業も年間を通
して60日前後の公欠のため、ついて行くのに必死でした。
■自分のなすべきことをしっかり行えば、
大学への道は開かれる
そういった状況の中での部活動も3年の夏に終わり、退寮することになりました。いよいよ大学受験ですが、周りのみんなとの差はとてつもなく大きいものです。正直、8月まで志望大学も決まっていませんでした。ただ3年間野球を続けられたことは、他の一般
生にない大きなアピールポイントです。勉強だけでなく課外活動を重視する入試の選抜法も多くあります。立教大学に進学しようと決めてからは、英語の試験もあったので、2カ月間は英語だけに全精力をそそぎました。
ここまでは自分についてのあらすじですが、部活動をやっている人は部活を大切にして、それにかけるぐらいの気持ちでいていいと思います。「勉強をしなくていい」ということではないのですが、それぐらい大きな力を持っています。
ただ最低基準として、自分の志望する大学の知識や大学入試の仕組み、それから自分が大学に行ってからやりたいことぐらいは、はっきりさせておく必要があると思います。自分の場合、8月から本格的に動き始めたので忙しかったですが、やはり時間に余裕があった方がいいでしょう。
高校生活では、自分のやるべきことをしっかり行えば、大学への道も開かれると思うので、自分の行動に責任を持って取り組むことを自覚しましょう。
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立教大学
観光学部観光学科1年
平成15年3月特別進学コース卒
宮城野中出身
勉強に対する仲間の
高い意識に刺激されて
私が仙台育英に入る時点でみんなと大きく違った点は、「学業」に加えて「陸上競技」を志していたことでした。
■全国レベルで戦ってきた陸上が
受験のチャンスを運ぶ
陸上競技部は常に全国レベルで戦うことを目標としていて、勉強との両立は大変なものでした。私の生活のリズムは、6時からの朝練→学校→部活→帰宅8時といったかんじで、疲れてそのまま寝てしまったり、授業も「睡眠学習」になったりしました。しかし、そんな私の生活に勉強時間を加えてくれたのは、学校のクラスの仲間の刺激でした。みんなの勉強に対する高い意識や授業の雰囲気は、だらけた私にいつも喝を入れてくれました。
さて、私が立教大学の観光学部を意識し始めたのは夏休み前のことでした。私は外国の文化に興味があったことと、部活での遠征や合宿、小さい頃に行ったいろいろな場所への旅行の経験から、観光学に強く興味を持っていました。駅伝があるために12月までは引退できない私にとって、自分の今までやってきた陸上を生かして、自己推薦という形で大学を受験できるということは思ってもみないチャンスでした。
■英語は過去の傾向を参考に、
単語と長文に重点を置いた
それからはとにかく、二次の英語の勉強をひたすらやりました。誰もが言うことだと思いますが、薄めの問題集を繰り返しやることがとても効果
的だと思います。あと、私の場合、過去の傾向から、長文の読み取りが中心に出題されていることが分かっていたので、文法よりも単語と長文に重点を置いて勉強しました。特に長文については、過去の模試などを訳すのではなく、短い時間で内容を理解することに重点を置いて解くことをおすすめします。
普段の勉強としては、あまり参考になりませんが、限られている時間を有効に使うことを心がけ、やらなければならないことは先のばしせずに、そのときそのとき最低限のことをしっかりやるようにしました。そして、できる限り定期考査は頑張りました。推薦を考えている人にとっては、1点も無駄
にできないはずです。
私が今だからいえることは、どんなに忙しくても人間やる気さえあれば、なんでもできるということです。めりはりをつけさえすれば、自分のやりたいことは大いにやるべきだと思います。みなさん自分の夢に向かって充実した高校生活を送ってください。
最後に、お世話になった先生方、どうもありがとうございました。
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東邦大学
医学部看護学科1年
平成15年3月特別進学コース卒
仙台第一中出身
違う視点の人と話すことで
進路に対する考えを確立
AO入試は成績だけで合否を判定されるわけではないので、一見楽そうにも見えますが、実際には合否の決め手となるものがはっきりしていない点、情報が少ない点などから、予想以上に難しい試験だと言えると思います。
■進路に反対の家族を説得するには?
私の合否の決め手となったことの一つに、看護学科に進むことに大反対だった両親や祖父母を説得するため、話し合いを重ねたことが挙げられると思います。私は自分の主張すべきところ、訂正すべきところを第三者に相談することで、とても素直に受け入れることができました。
相談した相手は保健室の先生だったり、各教科の先生だったり、また家庭教師の先生のこともありましたし、時には大学説明会でお会いした各大学の先生だったこともありました。360度違う視点の方々と話をすることで、本当にしっかりとした考えを導き出すことができました。その結果
、両親や祖父母を説得することができましたし、自分の考えに自信を持つこともできました。
■吸収したものを自分がどのように
大学にアピールできるかが肝心
AO入試では、どんな角度から自分が試されているのか本当にわかりません。学級活動やボランティア活動などももちろん大切です。けれども、実際にはそういった経験から得たものを、自分の中にいかに吸収できているか、それが大きなポイントになってくるのだと思います。その人が吸収し、自分の糧としてきたものを、自分自身を通
していかに大学側にアピールすることができるか、そこが合否の境目になってくるのではないでしょうか。
「学而不思則。思而学則殆。」 今までやってきたことは、決して無駄ではないはずです。皆さんも自分の生き方に自信を持って頑張ってください。もし皆さんの中で、親と対立しているという人がいたら、逃げずにお互いが納得できるまで話し合ってみてください。正反対の意見に対し、堂々と考えを主張できたとき、その考えはあなたの自信になり、原動力となるはずです。最後まで自分を信じて頑張ってください。心から応援しています。
そして、最後になりましたが、何度も何度も面談してくださった山田先生、遠藤先生、杉森先生、本当にありがとうございました。迷惑かけっぱなしだった友達、池口先生、女子バスケットボール部のみんな、特別
進学コースの先生方、そして両親、本当にお世話になりました。感謝しています。ありがとうございました。
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國學院大学
文学部日本文学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
北角田中出身
苦しさに耐え合格した今、
最高の高校生活を振り返る
高校に入学し、将来を考えたとき、私は今までお世話になった先生方の影響もあって、教員になりたいと思うようになりました。その目標を達成させるために、大学へ進学することを決めたのです。
■二次試験では、実際に
「源氏物語」の 授業を受けた
大学進学することを決めた私は、推薦入試で受験したいと考えました。そのために、定期考査で常に高得点を取れるよう、授業にしっかり集中しました。また、部活動でも剣道部で全国レベルの活躍ができるよう、厳しい練習に耐えてきました。その結果
、平常点は4.5になり、部活ではインターハイベスト16という成績を残すことができました。
そんなとき、剣道の関係の先生から國學院大学を勧められました。方言やなまりなど、日本語のさまざまなことに興味を持っていた私は、國學院の文学部日本文学科を受験することを決めました。
一次審査は書類審査とレポート提出でした。レポートは興味を持っていた話題を取り上げて書きました。
一次審査に合格し迎えた二次審査は、面接と授業を受けてリポートを提出するというものでした。授業は「源氏物語」で、簡単にまとめて提出し、面
接では「大学でどんなことをしたいか?」などの質問を受けました。緊張していましたが、自分の言いたいことを言うことはできました。
■勉強と部活動を両立させた3年間
そして、私は國學院大學に合格することができました。私が合格できたのは、実際の試験だけではなく、3年間、勉強と部活動を両立して努力してきた結果
だと思います。
私にとって、高校生活は、はっきり言うと苦しいことが多かったと思います。しかし、苦しいことに耐え努力してきたことで、推薦で大学に合格でき、最高の高校生活になったのだと、大学生になった今、実感しています。
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日本大学
工学部建築学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
蛇田中出身
部活と勉強の両立を、
毎日の生活習慣の一つに
日本大学工学部をAO入試で希望し、合格が決定した瞬間、本当にほっとしました。実は、その前に宮城大学を校内推薦で落ちていたからです。
私の父は建築業をしており、その姿を見て私も建築業へ進みたいと考えました。私は次男であり、兄が父の会社を継ぐことになっており、私は他の会社で働くことを考えています。しかし、今の建築業界はまさに不況であり、大変難しいと言われています。そこで中学生のときに、より良い大学へ進学し、たくさんの知識を学びたいと考えました。
■部活のせいで勉強を怠けると、
後で苦しむことになる
しかし、高校生のときは夢よりも今やりたい野球を選び、仙台育英へ入学したのです。毎日の練習が大変で勉強など頭にありませんでした。疲れから、授業中は眠っていたときが数多くありました。しかし、部活の監督から「部活だけを一生懸命やっていたら、野球がなくなったら何も残らない。部活のせいで勉強ができないと言っていたら、後から苦しむぞ」と言われ、考えを変えました。
大学を視野に入れ、部活と勉強の両立を目指しました。始めはとても大変で休む暇もありませんでしたが、毎日続けることにより自分の生活習慣の一つになりました。
そして3年生になり大学選びが始まり、第一希望としたのは宮城大学でした。新しい大学ということで、今の新しい知識を学べると思ったからです。大変難しい大学とは分かっていましたが、自分の今までの学力でいけるかどうか試してみたいという思いもありました。
■面接のときは自分の持っている知識を
大いにアピール
しかし、結果は校内推薦でだめでした。その時は本当にショックでしたが、その結果
を受け止め、すぐに気持ちを切り替えることができました。そして、自分に適していると考えたのが日本大学でした。全国でも有名で、社会に出ても通
用すると思ったからです。そしてAO入試を希望しました。AO入試は学力に関係なく、入りたいというやる気を評価してくれる試験なので、日本大学のことや建築関係のことをたくさん調べ、面
接のときは自分の持っている知識を大いにアピールすることができました。その結果
、見事に合格することができました。本当にうれしかったの一言です。 高校3年間は、部活と勉強でとても大変でした。しかし部活をした分、他の生徒と比べ知識や経験も2倍になったと考えています。そしてやればできるという自信を持つことができました。
皆さんも最後まで諦めることなく、今までの自分とこれからの自分に自信を持って、しっかりやっていってもらいたいと思います。そしてどんな結果
も受け止め、新たな目標に向かって頑張ってほしいです。
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帝京大学
文学部米英言語文化学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
石巻山下中出身
マネージャーとして学んだ
経験を入試に生かす
私は3年間ラグビー部のマネージャーとして、全国制覇を目標として部活動に励みました。始めは部活に夢中で、勉強と部活の両立ができなく授業についていけなくなってしまいまいました。テストの結果
も悪く、どうしたらいいのか悩んでいると、先生が「授業に集中し、一日少しの時間でいいから自主学習をするように」とアドバイスをしてくださいました。授業で分からない所は分かるまで教えていただいたり相談にも乗っていただき、これから生活していく上で大切なことも学ぶことができました。また、LO学習という時間もあり、自分のペースで勉強できるのでとても役立ちました。
■選手が一番良い状態で
試合に臨めるよう環境づくりを
仙台育英は他の学校と違って施設や学舎が広いだけではなく、生徒・先生方がたくさんいて、人と話をする機会が今までよりも増えました。一人ひとりの意見を耳にすることで自分の意見をしっかり持てるようになったと同時に、人の意見を聞くように心掛けるようになりました。
2年生になり進路別のコース分けの際、進路についてもう一度考えることになりました。ここで悩み、解決のきっかけとなったのは、ラグビーの全国大会準決勝の試合後に先輩が残した「皆で日本一になって」という一言でした。
マネージャーには、選手が一番良い状態で試合や練習に臨めるよう環境づくりをしていく役目があります。もっと私にできることがあると気付き、ラグビーに関係するスポーツ・ニューメディアコースを選び、栄養の勉強やスポーツについて学ぼうと決めました。
授業はオリンピック選手が先生でとても驚きましたが、何といっても選手の気持ちがよく理解でき、部活でも生かせるようになりました。
■1冊の洋書がきっかけで、
外国の文化を学ぼうと決意
生活も少しずつ慣れてきたころ、周りの友達とよく大学や進路について話をするようになり、私は焦りを感じるようになりました。そんな時、友達は私が英語が好きだということを知って、洋書をくれました。読めるわけがないという気持ちで辞書を片手に読み始めると、日本語の本を読むときとは違う感覚で知らない単語が分かるようになり、楽しく本を読み終えました。そして外国の文化を知ったことで、もっと勉強してみたいと大学進学を決意しました。
入試方法はどうしたらよいのか迷いましたが、私はマネージャーとして学んだことを生かせるAO入試に臨みました。AO入試で大事なのは自己アピールなので、先生と面
接の練習を何度も繰り返しました。そして自分の持っている資格や、今まで学んだことをアピールし、大学に合格することができました。
3年間の高校生活で大切なことは ◆たくさんの人に出会うこと◆自分の得意なもの自信を持てるものを見つけること◆人に感謝して生活していくこと◆何でも一生懸命にやること―以上です。
最後に、3年間一緒に日本一を目指し頑張ったラグビー部の皆、楽しい思い出を一緒につくってくれた友達、親身になって勉強も教えてくださった先生方、ありがとうございます。
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創価大学
経済学部経済学科1年
平成15年3月外国語コース卒
山田中出身
「絶対この大学に行くぞ」
強い気持ちで突き進んで
私は仙台育英の外国語コースに入学した時から、「交換留学生として“10ヶ月留学”をするぞ」と決め、2年の9月からカナダ・トロントへ留学し、徹底的に語学力を身につけてきました。約1年間、日本の勉強をしない訳ですから、私は留学をする前から大学受験はAO入試か推薦入試で行こうと決めていました。
■AO入試では人間値を見られる
私が希望した創価大学では、ちょうど今年からAO入試制度が加わり、留学した私にとってビッグチャンスの到来でした。しかし、AO入試とはいえども決してやさしいものではありませんでした。第一次審査では、大量
の枚数の書類が求められ、カナダから帰国したばかりだった私には、特に過酷なものでした。書類提出日まで1カ月以上、毎日書類を書き続け、やっとの思いで提出したのを覚えています。時々、枚数の多さに、書いている自分でも、なぜこの大学に行きたいのかがわからなくなるときがありました。
このように苦労もしましたが、最終的には何を書けば合格するだろうという考えを捨て、自分が今までやって来たこと、そして思っていること全てを見てもらおうと、とにかく悔いのない文章を書きました。文章を書くにあたって役立ったことは、ボランティア活動やトッフルなどの資格でした。AO入試ではどれだけ受験に対する知識を持っているのではなく、人間値を見られるので、勉強以外にも自分をこれでアピールする!という部分を持っている者の勝ちだと思います。
■面接は正しい答えを求めているのではなく、
私たち自身を見ている
二次審査では面接と小論文がありました。私は一次審査の結果
をもらってから次の審査まで時間がなかったため、広く深い練習ができませんでした。そのため、2、3枚の小論文を何度も書き直し、毎日先生に添削していただくという形をとりました。小論文は形式さえ覚えればこっちのものです。今のうちから新聞などを読み、練習しておくことに越したことはありません。
面接での重要ポイントは自分の意見を相手にどれだけわかりやすく伝えられるかです。面
接官は私達に正しい答えを求めているのではなく、私たちの考えを、そしてそれをどう伝えるかを見ています。普段からしっかりと自分の考えを持ち、人に上手く伝える練習をしておくと良いでしょう。面
接は緊張するものではなく、楽しむものです。何も、自分を作ったり、飾ったりせず本当の自分を130%出せば成功まちがいなしです。
これから受験を控えている後輩のみなさんには、進路を決めたら、あとは“絶対この大学に行くぞ”という強い気持ちで突き進んで行ってほしいです。“心”こそ大切なのです。日本中どこの受験生もみんなと同じ思いで頑張っていることを、常に忘れず勉強に励んでください。
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立正大学
人間学部仏教学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
青森 むつ中出身
卓球のお陰で多くの経験ができ
大学にも進学できた
私が大学進学を目指した理由は、小学校、中学校、高校とやってきた卓球を、大学でも続けたいと考えたからです。高校卒業後、何をしたいのかと考えたとき、大学に進学して卓球がしたいという考えしか浮かんできませんでした。
■部活動での頑張りと
それにかける思いをアピール
私の場合、AO入試ですが、スポーツ推薦のようなものだったので、主に部活動に力を入れました。良い成績が残せるように毎日練習に励んでいきました。そして、AO入試での自己アピールでは、自分には部活動しかないと思い、部活動での頑張りをアピールしました。面
接でもどんな質問をされても答えられるように練習していったので問題はありませんでした。試験が終わってから合格発表までは不安な気持ちもありましたが、合格と通
知され、とても安心したし、うれしかったです。
こうして自分は合格することができたのですが、自分にとって高校生活とは、部活動だけだったような気がします。でも、部活動でさまざまな経験をすることができたし、そのお陰で大学に進学できたようなものなので、頑張ってきて良かったと思います。そう考えると、自分の高校生活はとても充実したいいものだったと言えます。大学での4年間も、学業と部活動の両立に励み、楽しい生活を送っていきたいと考えています。
これから進路を考えていく後輩の皆さんは、自分が何をしていきたいのかを良く考えて、自分だけの道へと進んでいってほしいと思います。
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千葉工業大学
工学部デザイン科学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
鶴谷中出身
学力+人間性という試験に
魅力を感じ受けたAO入試
僕が大学進学を目指したのは、自分の夢を実現させるためです。それに大学には、高校では学習できないことがたくさんあると思ったからです。
■エントリーカードは個性を
表現できるまで書き直した
僕が選んだ受験の方法はAO入試でした。なぜこの方法にチャレンジしたかというと、一つは自分の勉強以外の実力を試してみたかったのと、もう一つ、学力だけではなく人間性も見てくれるというやり方に魅力を感じたからです。
僕の場合のAO入試は、7月から10月までという大変長い期間をかけて行われました。対策としてまずやったのが、その大学のことを調べて、オープンキャンパスなどがあれば参加し、その学科に入りたいという熱意とやる気を高めてから入試に臨むということでした。特に、大学に提出するエントリーカードは、先生にアドバイスしていただきながら、自分の個性を表現できるまで何度も書き直しました。
最も大変だったのは、一次面接でした。確かに何度も面接の練習はしましたが、本番はとても緊張しました。本番では、自分がデザインという幅広い分野の中で、特にどのような物に興味があるのか、将来どのような道に進みたいのかなど、多くの質問をされ苦労しました。しかし、そんな状況でも、嘘をついたり思ってもいないことを言わないように気を付けました。
■何かあったら早めに先生に相談し、
アドバイスをいただこう
二次面接は絵を描くテストもありました。当然のことながら、質問もさらに内容の濃いものになります。どの面
接でも心掛けたいのは、明るく、相手の目を見て自己アピールすることだと思います。
これから入試に挑戦する後輩の皆さん、最後まで諦めないで受験に臨んでください。AOがだめでも、指定校推薦や一般
推薦、一般入試もあります。ここに入りたいという強い気持ちや熱意があれば、きっと合格すると思います。また、僕は先生方に大変お世話になりました。皆さんも何かあったら早めに先生に相談し、適切なアドバイスをしていただきましょう。頑張ってください。
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城西国際大学
経営情報学部国際経営学科1年
平成15年3月教養コース卒
鹿島中出身
「絶対受かってやる」という
強い気持ちで受験
大学進学を目指した理由は二つあります。一つ目の理由は、父の会社を手伝おうと思ったからです。父は食品会社を経営しています。家族や社員のために毎日一生懸命働いている父を、私は尊敬しています。そんな父のもとで働き、いつか私もみんなから信頼されるような人間になりたいと思いました。そのためには大学に行き、経営をはじめ、いろいろなことを学んだり経験しなければならないと思ったからです。
もう一つの理由は、大学に行き、留学をしたいという思いがあったからです。高校1年のとき、イギリスで1カ月間、語学研修をしました。そのとき、いろいろな国の人々と友達になりました。世界中の言葉が違う人たちと触れ合い、とても楽しい日々を過ごしました。覚えたばかりの外国語で一所懸命話し、相手に通
じたときは感動しました。もっとたくさんの外国語を覚え、世界中に友達を増やしたいです。以上が大学へ行きたいと思った理由です。
■高校生活で学んだ、
最後まであきらめない気持ち
実は、私は高校3年の9月まで、学校を休みがちでした。1年、2年、3年と学年が進むにつれ欠席日数が増えていきました。もう、このまま学校を退学しようとさえ思ったほどです。しかし、担任の宝槻先生が何度も家に来て私と話し合いをしてくださったり、ほかの先生方も私を応援してくださいました。そして親も協力してくれ、3年の9月からはほとんど休まずに学校へ行くことができました。
そんなわけで欠席日数は多いし成績もあまり良くなかったので、大学の推薦はあきらめ、頑張って勉強して受験をしようと思っていました。
ところが、担任の先生に相談したところ、自己推薦という方式があることを教わり、早速、城西国際大学の書類を取り寄せていただきました。そして、「こんなチャンスは二度とない」と思い、「絶対受かってやる」という気持ちで受験しました。面
接では自信を持って答え、私がどうしてこの大学に入りたいかを具体的に詳しく説明し、はきはきと答えました。そして先生方や両親の協力があり、大学に合格したのです。
私は高校生活でとても大切なことが分かりました。それは、最後まであきらめないことです。
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中央学院大学
商学部商学科1年
平成15年3月英進進学コース卒 東京
金町中出身
目的意識を持って行動すれば
達成できる
大学はAO入試で合格しました。入試は面
接と小論文でした。小論文のテーマは「米国同時多発テロによる日本あるいは世界への影響」で、800文字で用紙に書いて提出するというものでした。
■本やインターネットを活用し、
的を絞って情報収集
自分はサッカー部に所属していて、当時はインターハイ全国大会出場権を得るための地区予選の真最中で、試合と練習で毎日寮に帰ってくる時間も遅く、なかなか論文を書く時間もありませんでした。また、高校に入学してから寮生活のため、練習が終わって寮に帰ってから洗濯をしていると遅くなり、テレビを見たり情報を得る機会が、他の人と違って極端に少ないため、何をどうやって書いていいかわからず非常に迷いました。
でも、大学側からテーマを指定されたので、的を絞ることができました。それから毎日テロに関する情報を得るために書店を回ったり、インターネットでアメリカ大使館や外務省から情報を取り寄せたりして、試合の合間や練習の合間、帰りの時間を利用して、一生懸命考えながら作成しました。今から思うと、自分はテロに関する海外の情報などほとんど知らなかったのに、短時間で知識を得て良く書けたものです。
自分は入学してから、1年間を通して休みを長く取ったことがなく、サッカーの練習、合宿、遠征、試合といつも授業がないときは、サッカーばかりでした。中学卒業と同時に、東京から仙台に移り、洗濯や身の回りのことなど、何から何まで自分でやる生活に飛び込んで来たときには、後悔したこともありましたが、無事3年間を過ごすことができたことは、これからの人生の中でも良い経験になると思っています。
大学でもサッカーを続けますが、せっかくだから資格を取り、今までの経験を生かして指導者の立場で後輩たちを指導していきたいと思っています。自分はスポーツにしろ大学入試にしろ、目的意識を持って行動すれば必ずや目的は達成できると信じてきましたし、これからも、今の気持ちを忘れないようにしていきたいと思っています。
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立命館大学
法学部法学科1年
平成15年3月特別進学コース卒
中野中出身
自分の個性を磨いて、
他にないものを表現する
前書き:「AOって、こんな感じなのか」と思って読んでいただけたら幸いです。
まず最初に言いたいのは「AO入試を決して楽な道だと考えないでください」ということです。
その理由と概要として… ◆推薦入試と違い、学校推薦を受けていないため、自分の力がよりハードに試される◆評定が良いだけでなく、一般
常識から志望分野の初歩的知識、礼儀作法に至るまで、潜在的な能力、プレゼン能力などが試される◆自分の思考力、表現力がポイントとなる…etc。
■5回の不合格を乗り越えて、
自分の成長を知る
少し驚かせてみせたつもりですが、私がAOの受験を決めたときは、上記のポイントを満たしていなかったでしょう。正直な話、エントリーシートの書き方もひどいものでした。さらに、長欠という危険因子を抱えていたので、私は5回も一次試験の不合格通
知を受け取りました(不合格通知は、かなりのストレスになります)。
そんな私がなぜ受かったのか?
その答えは、AO入試のシステムそのものであり、同時に醍醐味とも言えるものと考えます。私は前期の不合格以降、失意の底にいました。その中で、高橋淳郎先生のお言葉で立ち直ることができました。それ以降、リポート、文章作成などを実践で学んで、合格するに至りました。つまり、AO入試は、人間として成長するためのカリキュラムになっているのです。たとえ不合格でも間違いなく自分の力となります。要は個性です。「自分はこの大学にふさわしい人間だ」という独自の信念が必要不可欠なのです。
■AO入試合格のための
キーワード
字数の関係からキーワードを列挙すると… ◆AOは誰にでもチャンスがある◆自分が「〇〇を学ぶ」という意識を持つ◆信頼できる先生の言葉を信じ抜く◆自分の個性を磨いて、他に無いものを得る◆うわべではない「実力」を身に付ける◆思考は、表現できなければ、実力として評価されない◆情報ソースの受け売りではなく、自分の考えを持つ(たとえメディアの主張に反したとしても)◆インターネットを活用◆社会の一構成員としての自覚など…。ああ、書き足りない。
私自身、AOは未知の領域でした。実際、AO入試自体への理解も未だに少ないです。しかし、AO入試によって、より多くの後輩の皆さんが、かけがえのない何かをつかむことを、私は祈っています。
そして、高橋淳郎先生、大内先生、大森先生、門馬先生をはじめとする先生方と友人たちに、この場を借りて、御礼申し上げます。
最後に、後輩の皆さんに次の言葉を贈ります。「万事研修のこと:見ること聞きくこと、すべてに学び、一切の体験を研修と受け止めて勤しむところに真の向上がある。心して見れば、万物ことごとく我が師となる」by
松下幸之助。
あとがき:皆さんの健闘を祈ります!!
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立命館大学
法学部法学科1年
平成15年3月外国語コース卒
山形大学教育学部附属中出身
夢に向かって一直線
瀬戸際でもゆとりを持って
3年生の夏に茶道部で京都へ行ってから、京都の大学へ行こうと考えていました。私は中学時代、将来は国連に入りたいと思い、家族にそのことを話したら、上智に行けばなれると言われて、ずっと上智に行こうと思っていました。もともと勉強が好きではなかったので、上智に入るにしても推薦で行こうと考えていたのですが、その資格が得られず、一般
でがんばろうと思っていた矢先のことでした。
■指定校推薦は得られなかったが、
次のチャンスをしっかりつかんで
とにかく京都に住みたいと思うようになり、私が入りたい学部である国際関係法のある大学を探し、そこで見つけたのが立命館でした。多くの入試方法があり、学部も多彩
で自由な校風がとても気に入り、京都へ行きたいから立命館に行く、ではなく立命館に行きたいから京都に行くと考えるようになりました。
そこで考え始めたのは、どうやって立命館に行くかでした。なるべくチャンスが多くあった方が良いので、推薦も受けようと思って一番最初に見たのは、指定校一覧でした。そこにはしっかり立命館の名前があったので、「よし!これで取れれば」と思ったのですが、指定校を取ることができませんでした。ショックでパニックにもなりましたが、急いでインターネットで他の方法がないか探しました。
すると、法学部は法学部だけのAO入試である「法学セミナー方式」で入試を行っていました。私がそれをみつけた時はすでに前期日程は全て終了していたので、後期日程に賭けることにし、その中でも一番最後の「国際犯罪人は誰が裁くか」というテーマで行われたセミナーを選びました。本当は4回すべて受けることができる一次試験を、なぜ一つしか受けなかったかというと、私がやりたいのは国際法であることと、一つに集中したほうが良い結果
が出せると思ったからでした。
■どの試験も自分のペースを崩さずに
一次試験は90分の模擬授業の後に、60分でレポートを書くというものでした。私はあせらないようにしようと思いながらも、他の人が先に書き始めたのにビックリしたり、手がふるえたりして大変でした。でも、本で読んだことや先生に言われたことを思い出すように努力しました。
二次試験はグループディスカッションと面接で、ディスカッションは8人対先生2人で15分間でプリントを読み、60分間、手を挙げて自分の意見を言い合いました。面
接は大体15分で、先生2人対1人で行われました。なるべく先生たちを自分のペースに引き込めるよう頑張りました。
どの試験にしても私が一番気を使ったのは、いつも通りの自分、自分のペースを崩さないということでした。どんなにぎりぎりの瀬戸際でも、その時ゆとりがもてるかどうかは自分自身にかかっているのではないでしょうか。はたから見れば、能天気とか楽天家とかマイペースって思うんでしょうけど、夢に向かって一直線であれば良いと思うのです。
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神戸女学院大学
文学部英文学科1年
平成15年3月外国語コース卒
高森中出身
「これは!」という特徴が
AO入試の必須条件
私はAO入試で神戸女学院大学文学部英文科に合格しました。試験には一次試験と二次試験があり、一次は自己推薦書、志望動機書を各1,000字程度書くというものでした。二次は面
接官との英語、日本語での面接でした。
■英語の面
接対策は、英単語を覚え続け、
日常会話程度に耳を慣らす
私がAO入試に関して、皆さんにアドバイスしたいのは、自分が今まで何をやってきたのかを、最大限にアピールすることが最も大事だということです。私の場合、それは1年間の交換留学でした。
私はアメリカに留学したのですが、1年間というその限られた時間の中で、何をし、何を学び、そして、何を得て再び日本に帰ってきたのか、審査官に伝わるように何度も文章を練り直しました。この文章の内容により、自分という存在を大学に認めてもらうことができ、初めて合格を手に入れることができるのです。とにかく「これは!」という特徴を一つでも作ってみることから始めてみてください。
次に面接を受けたのですが、英語の面接に関しては、まず英単語を覚え続けることです。ラジオ講座などを利用して、日常会話程度の英語に耳を慣れさせておくのも良いかもしれません。日本語の面
接に関しては、何を聞かれても、ハキハキと大きな声で答える練習をしておくのが一番だと思います。せっかく自分をアピールしようとしても、ブツブツと答えていたのでは面
接官に伝わりません。自分に自信を持って臨みましょう。
最後に、これから受験する皆さん、長く辛い道になるかもしれませんが、決して諦めず、前向きに! そうすれば全てうまくいきます。
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富士大学
経済学部経営法学科1年
平成15年3月教養コース卒
古川西中出身
面
接では自分の思いや
熱意を素直に伝えよう
3年生になって進路を考えたとき、今の社会状況では就職も厳しいし、専門学校でも特にやりたいことが浮かびませんでした。そこで、親の勧めもあり、大学進学を考えるようになりました。しかし、それまでの私は全く受験勉強をしておらず、果
たして今から頑張って自分が入れる大学があるのかどうか、不安と焦りでいっぱいでした。
■大好きなスキーを
セールスポイントにして
まず、たくさんある大学の中から一つの大学を選ぶのは、とても難しいことでした。進学情報誌で調べたり、パンフレットを取り寄せたり、オープンキャンパスにも行きました。その中で興味を持ったのが、富士大学の経営法学という新しい学問の分野でした。しかも、AO入試があると知り、これなら自分にもできるかもしれないと、早速チャレンジすることにしたのです。
私は幼い頃からスポーツが大好きで、特にスキーを長く続けており、自信もあったので、これをセールスポイントにしてアピールしようと考えました。エントリーシートには実績や熱意など、スキーに関することを全て書きました。面
接では、二人の面接官を前に、ものすごく緊張しましたが、思いは十分に伝えられたという実感がありました。自分の思いを素直に伝えること。それが、AO入試のポイントだと思います。
高校3年生になってから大学進学を決めた私でも、合格することができたのです。もう遅いと諦めずに、頑張ってください。
最後に、いつも迷惑をかけてしまった先生方、受験の指導をしてくださった先生方、ありがとうございました。
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東北公益文科大学
公益学部公益学科1年
平成15年3月教養コース卒 秋田
能代第一中出身
AO入試の面
接は厳しい!
甘く見てはいけません
僕が進学を考えるようになったのは、3年生になってからです。初めは、特にこれといって行きたい大学などありませんでした。ただ、周囲に感化されて、「自分も受けてみようかな」という軽い気持ちでした。
■少しでも矛盾した答えだと、
厳しい指摘が
そして、担任の先生の話を聞いたり、資料を見たりしていくうちに、大学進学への気持ちが強くなりました。その頃になると、ようやく自分の行きたい大学も見つかりました。
僕がこのAO入試という方法を利用しようと思ったのは、正直言うと楽そうだったからです。筆記試験もないし、僕の大学の場合、小論文もありません。僕はものすごく、このAO入試を甘くみていました。
でも、実際はとても過酷なものでした。この東北公益文科大学の面接は2回に分けられていて、30分を2回、計1時間の面
接になっています。1時間ともなると、面接官の質問もかなり深いところまで突っ込んできます。少しでも矛盾したことを言うと、厳しく指摘されます。1回目の面
接が終わった後、僕はしばし放心状態になってしまいました。思っていた以上に悲惨な内容だったからです。「もう死んだわー」と思いました。
■大事なのは素直な気持ちを伝えることだ
そんなわけで、無理だと思いつつも、2回目の面
接には開き直って挑みました。すると、1回目の時よりもスムーズにいき、普段の会話のように楽しく答えることができました。そして数日後、合格通
知が我が家に届きました。なぜ僕が合格できたのかは自分でもよく良くわからないのですが、2回目の時にリラックスしたのが良かったのかもしれません。
面接をして僕が感じたことは、面接の答えを前もって丸暗記しない方がいいということです。大事なのは自分の素直な気持ちを面
接官に伝えることです。志望動機、入学後の抱負などは必ず聞かれる質問です。自分が大学で何を学びたいか、大学生活に対するビジョンをきちんと自分の中で整理し、意欲を積極的にアピールできるよう頑張ってください。そして何より悔いの残らない面
接をしてください。
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東北公益文科大学
公益学部公益学科1年
平成15年3月教養コース卒
沖野中出身
自分の努力次第で
受験の結果は決まる
私は推薦入試で大学に受かることができました。推薦枠を取るために努力したことは、まず、学校を休まないことでした。欠席数が多いとそれだけで推薦入試を受けられなくなります。定期テストでもできるだけ点を多く取れるように努力しました。また、資格は取れるときに取っておくと、後々有利です。以上のことをきちんとすれば、推薦枠を取ることができると思います。
■新聞の社説やコラムから、
社会の情勢を把握しておこう
次に、推薦入試の内容についてです。たいていの大学では試験として小論文と面
接があると思います。私の受けた大学でも両方がありました。対策としては聞かれそうな質問をノートに書き出してみたり、受験対策室でビデオを見るのも良いと思います。また、小論文では、大学から志望動機と自分の他人より優れている点を書くよう、事前に指示されました。面
接では小論文の内容からも質問されるので、書いた小論文をコピーして線を引いておき、聞かれそうな所を調べておくといいと思います。
面接はいざ本番となると緊張するので、前もって先生や家族に頼んで、模擬面
接をしておきましょう。また、新聞をよく読むこと。特に社説やコラムから、社会の情勢を把握しておくことにより、小論文のテーマに対応できるようになると思います。
■一般入試も頭に入れて
今まで推薦のことについて述べてきましたが、推薦入試だけでなく一般
入試にも目を向けて考えるといいと思います。一般入試を頭に入れておけば、もし、推薦に失敗しても、チャンスが2倍に増えるからです。
さて、いろいろ述べてきましたが、一番大事なのは自分の努力次第で結果が決まるということです。誰しも途中でめげそうになり、勉強を投げ出したくなると思いますが、ここが頑張りどきです。忍耐強く努力すれば、必ず結果
を出せると思います。悔いの残らないように目標に向かって精いっぱい頑張ってください。そして、充実した高校生活を送ってください。
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松山大学
経営学部経営学科1年
平成15年3月英進進学コース卒 愛媛
日吉中出身
最後に良かったと思える
学園生活を送ってほしい
私がまず松山大学合格のために努力をしたのは小論文です。私の場合はAO入試で小論文と面
接だけだったので、特に小論文を頑張りました。
■小論文とは、自分の意見をしっかり持ち、
論理的に展開させるもの
私は最初、小論文も作文と同じようなものだろうと考えていたのですが、全然違うものでした。小論文とは、自分の意見をしっかりと持ち、論理的に考えなくてはならないもので、はじめの頃は大変な苦労をしました。私は高校1、2年生の時に、小論文のために、新聞を毎日を読んだほうがいいよと、先輩に言われたことがあるのですが、大丈夫ですと言い切り、読んでいませんでした。すると、やはり3年生になって小論文を書いたらメチャクチャでした。
新聞を読めと言われても、読む習慣がなかったので、読むだけで疲れてしまうのです。そのため、小論文を書くのはとても難しかったのです。本当に毎日10分でも新聞を読んでおけばよかったと思いました。
■誰にも負けないぐらい
練習すれば一番になれる
そして私の場合は、推薦の基準になるのが主にスポーツだったので、部活動も努力してきたと思います。まず、朝早く起き、ランニングやトレーニング練習を毎日やってきました。そして昼間も時間があればランニングをやっていました。夜の練習が終われば一人で残ってトレーニングやサーブ練習なども積極的に行いました。もし、スポーツで大学に入ろうと思っている人がいたら、まず、努力をしてほしいと思います。誰にも負けないぐらい練習をすれば、必ず一番になれると思うのです。そうなれば、大学にも行くことができるはずです。頑張って努力してもらいたいです。
最後に、私の高校生活は、苦しいことや辛いことなどたくさんありましたが、楽しいことやうれしいことも多くあり、とても充実した3年間でした。1年生や2年生にも私のように、最後に良かったと思えるような学園生活を送ってほしいと思います。
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東北学院大学
文学部キリスト教学科1年
平成15年3月教養コース卒
八木山中出身
学びたい分野のある大学と出合い、
真剣に受験を意識
高校2年の冬、たまたま教室においてあった大学のパンフレットを見ていたら、自分が興味のある分野を専門的に学ぶことができる大学があることを知りました。それから、ぜひ自分もここで勉強してみたいと思うようになり、大学進学を真剣に意識し始めるようになったのです。
■中間、期末のテストは
数週間前から勉強するように
AO入試を受けるにあたり、私はまず、多少熱があっても学校に行くぞという気持ちで、学校生活を送るよう心掛けました。次に、中間と期末考査では、できるだけ良い点を取り、クラスの中でも上位
にくい込めるように努力しました。テストが近くなると、何から手をつけていいのか分からなくなるので、テストの数週間前から勉強するようにしました。
授業中は当然のことですが集中し、先生のお話をよく聞きましょう。また、漢検などの資格取得にも積極的に取り組むことによって、自分のアピール材料につながりました。
小論文は書店で参考書を何冊か買い、自分の書いた文と比較してみたり、先生に添削してもらいながら、毎日1枚は書くようにしました。その大学の制限時間内で書けるかどうかを試してみるのも大切です。とにかく小論文は早いうちから練習することです。
私はAO入試に挑戦するにあたり、このようなことを心掛けてきた結果、無事受験資格を得ることができました。そして、合格というものを手に入れることができたのです。これから受験に立ち向かう皆さん、合格目指して頑張ってください。
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東北学院大学
法学部法律学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
逢隈中出身
ハンパな覚悟では
成功するはずはない
私はAO入試を受けて合格しましたが、決めては平均評定値と大学に提出した自己推薦書だと思っています。
当初は、一般で受験しようと思っていたので、自然に普段からの勉強にも力が入り、平均評定値は1年生から3年生まで4.6~4.9と高いものでした。特に評定を挙げようと思って勉強していわけではありません。AO入試で受験しようと思っている人も一般
入試で受験するつもりで勉強しておいた方が良いでしょう。
■私はこの大学に入りたい。
適性も興味もある!
私は、AO入試は評定よりも自己推薦が重要ではないかと思っています。もちろん大学側は両方を見て判断するのでしょうが、AO入試は学力試験がない分、どれだけその学部学科に入りたいかということを面
接で直接、試験官の先生に伝えなければいけません。気持ちを伝えるための下書き原稿が自己推薦書なのです。
よく面接用の参考書や自己推薦書用の参考書を買って勉強している人がいますが、私は、アレはお勧めしません。「この学部に入りたい。私にはその適性もあるし、興味もある」という人が受ける試験であり、単に一般
入試のついでに受けようという人が受験するものではないのです。
■受験勉強の勢いを保ったまま
大学4年間を駆け抜ける
試験の数カ月前から、「この学部を受けるからニュースを読まなきゃ」とバタバタ動きだす人にも、このAO入試は適当ではないと思います。普段から、例えば法律や経済、文化など、自分が受験しようと思っている学部に興味を持っていない人も、受験をしない方が良いでしょう。
希望のないことばかり言って申し訳ないです。しかし、ハンパな評定、自己推薦書、覚悟では、絶対に受かりません。絶対に受かってやるという気持ちで受験しなければ、たとえ受かってもキャンパスライフが楽し過ぎて、留年ということにもなりかねません。
受験勉強の勢いを保ったまま大学4年間を駆け抜けるつもりで受験しましょう。
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東北学院大学
法学部法律学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
松陵中出身
弱気にならず、少しでも
可能性があるなら受けてみる
私は最初、AO入試というのは何かスポーツをやっていたり、ボランティアをしていたり、生徒会に入っている人達しか受からないだろうと考えていました。だからAO入試は、指定校推薦がダメだったときに考えようという程度でした。指定校推薦を得るため、夏休みは一生懸命勉強しました。しかし、東北学院大学は人気があって希望者も多く、私は指定校推薦を落ちてしまいました。そこで「ダメでもともと。受かってもうけもの」、という気持ちでAO入試を受けることにしました。
■一次試験は30分の面
接で、
4段階評価で判定
東北学院大学のAO入試は一次と二次から成り、一次は30分程度の面
接で、4段階評価になっています。A、B、Cなら二次試験を受けることができ、Dは不合格となってしまいます。
一次試験の面接では、これまでに影響を受けた本のタイトルと内容について紙に書くというものでした。全く予想していなかった事態に驚きを隠せませんでした。しかも、目の前で二人の試験官が私をじっと見ているわけですから、しどろもどろになりながらも、ようやく書くことができました。
その後は、なぜ法学部を希望したのか、法学部についてどういうことを知っているか、そして取得した資格について聞かれました。かなり深く突っ込まれるので、しかり答えられるようにしておいた方が良いでしょう。私の一次試験の結果
はCでした。
■小論文は毎日の練習を繰り返し、
慣れるまで頑張る
Cまでが一次合格といっても、A、BとCでは大きく違う点があります。東北学院大学の資料によると(2002年版)Aの場合は二次試験合格者は100%、Bの場合90%の確率で受かっていました。しかしCの場合は20%という、とても厳しい結果
でした。私はこの一次の結果がCとわかったとき、二次を受けるつもりはありませんでした。受からないAO入試の勉強をするよりも、今から一般
入試に向けて勉強をしようと考えていたのです。
しかし親に「少しでも可能性があるなら受けてみろ、それでダメだったら一般
で頑張ればいいじゃないか」と説得され、受けることにしました。二次は小論文と面
接です。この場合の面接は5~10分程度と前回よりも短くはなりますが、それでもしっかり準備をした方が安全です。
小論文は約1カ月間、毎日一つのペースでやりました。最初は時間内に書くことはおろか、構成もめちゃめちゃでしたが慣れるように頑張りました。
最後になりましたが、私を支えてくださった担任の先生をはじめ諸先生方、そして両親に心から感謝しています。
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東北学院大学
経済学部経済学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
南小泉中出身
AO入試では、受験生の
人間性が重視される
私が成功を収めることができた背景には、受験へのリベンジ、自分への戒め、そして何よりも執念があったからです。
話は3年前にさかのぼります。2000年4月、私が仙台育英学園に入学した年です。志望校の受験に失敗し、ショックから立ち直ることができなかった私を唯一支えたのは、大学進学への強い念でした。
■自分がどんな志を持ち、
何について学びたいかを明確に
私には夢があります。いざ夢を叶えるときには、叶えるだけの力が必要なのです。そのためには大学は必要であると思います。
私の合格方法はAO入試です。簡単に言えば自己推薦のようなものです。成績に特別
な条件はなく、面接と小論文で合否が決まります。受験生の人間性が重視される入試なので、面
接に重きが置かれるのは言うまでもありません。私の場合、一次試験の面接は35分にも及ぶものでした。
私が面接で心掛けたことを紹介します。まず一つは自分がどんな志を持っていて、何について学びたいのかを明確、かつ論理的に述べられること。二つ目は明るく前向きに振る舞うこと。三つ目は必ず学校、もしくは予備校の先生に面
接の練習をしていただくこと。回数が多ければ多いほど良いでしょう。
■日頃から新聞を読み、
社会の出来事や現象に目を通す
次に二次試験の小論文について説明します。私は文系なので60分800文字で出題されます。理系の場合は60分600文字です。社会の出来事や現象などが出題されるので、日頃からテレビのニュースや新聞に目を通
しておくのがよいでしょう。私は河北新報と朝日新聞の両方に目を通していました。特に朝日新聞の「社説」と「双眼鏡」は、出題傾向が高いので注意すること。
先ほど成績に特別な条件はないと述べましたが、ある程度は必要です。指定校推薦で合格できるくらいのレベルでないと、合格は厳しいようです。
3年間私を支えてくださった先生方、そして両親や友人、すべての人に感謝します。
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東北学院大学
経済学部経済学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
富谷中出身
30分間の長い面
接を、
どう乗り切るか
大学を選ぶにあたって一番重視したことは、そこの大学に学びたい学問があるかという点でした。もし漠然と大学に入学し、そこに学びたい学問がなかった場合、大学生活を有意義に過ごすことはできません。
AO入試を受けるにあたり努力したことは、まず面接と小論文を練習することでした。市販の参考書を読んだり、問題集を解いたりしながら勉強しました。東北学院のAO入試は面
接を行う一次選抜、そして小論文と面接を行う二次選抜があります。その中でも約30分間の面
接を行う一次選抜は合格に大きく関係します。その長い時間行われる面接をどのように乗り越えられるかが大きなポイントとなります。
■選抜申請書の内容に、
自信を持って答えられるように
面接の中で、事前に提出した第一次選抜申請書に記入した内容について質問されました。特に「ここ数年の間に起こった出来事、現象の中で、あなたが最も興味を感じたもの…」という欄に記入した事柄について、深く質問されました。ですから記入する際はよく考え、面
接の前にもよく勉強すると良いと思います。
面接で質問される内容の中には、大変難しく返答に困ることがあります。その際に無理して返答し、深く突っ込まれて慌てるより、わかりません」と素直にはっきり答えるのも一つのやり方だと思います。
推薦入試は普段の高校生活も重要視されます。評定平均値を上げる努力をすることや欠席日数を減らすことも効果
的だと思います。
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東北学院大学
経済学部経済学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
利府中出身
ダメもとで、一生懸命頑張って
チャレンジしてみる
私はぎりぎりまで、どこの大学を目指そうか悩んでいました。周りはどんどん大学合格が決まっていき、自分に苛立ちを覚え、そのことを境に大学進学を真剣に考えるようになりました。
■気になる大学の、オープンキャンパスに
行ってみる
まずは、大学進学説明会に行って大学資料を貰ったり、各大学の説明会を聞いたり、気になる大学のオープンキャンパスに行ってみたりと、さまざまな情報を集めました。
その情報と家庭の経済状況をもとに大学を選択しようと思いました。最初は東京の大学を選ぼうと思いました。しかし、これ以上両親に迷惑をかけられないと思い、県内の大学に的を絞りました。そこで、これから先のことを考え、自分の夢が叶えられるよう、将来に役立てられるようなゼミを実施している大学を探したところ、東北学院大学が目に留まりました。歴史もあり、実績もあり、東北の中でも有名な大学なので、この大学で学んでみたいと初めて思いました。
■頑張った結果として、
合格がついてくる
目標ができてからは、中間テストや定期テストに向けて頑張ろうという意欲が沸いてきました。その結果
、推薦の資格をいただけました。それからは、推薦入試の小論文、面接の練習を中心に、定期テストに向けても勉強を始めました。その頑張った結果
として、推薦の第一次試験、第二次試験を順調に合格し、東北学院大学に進学することに決まりました。
大学進学でも就職でも同じことなのですが、自分には無理だといって、絶対に諦めないことです。ダメもとで一生懸命頑張ってチャレンジしてみることです。その努力が報われたとき、それ以上の喜びはないはずです。もしも逆に努力が報われなかったとしても、一生懸命学んだことは、次にきっと役立てられるはずです。一つの目標を探し、悩み、一生懸命頑張ってみることに損はないはずです。
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東北学院大学
教養学部教養学科1年
平成15年3月外国語コース卒
門脇中出身
大学選びを通
して、
将来を真剣に考える
志望大学を決めるのに、とても悩みました。県外の大学も考えましたが、卒業後を考え、最終的に東北圏内の就職に強い東北学院大学を選ぶことにしました。
家族や担任の先生などとよく話し合って、すぐ目先の将来だけを考えるのではなく、20年後、30年後の自分がどんなふうになっていたいのかなど、大学選びを通
して真剣に将来を考えてみるのもいいことです。そうすることによって、自分が本当に興味のある分野を見つけることができたり、自分という人間を客観的に見ることができると思います。
私のようにいろいろ迷っている人は、オープンキャンパスに積極的に参加することをお勧めします。パンフレットだけでは分からない、その大学の雰囲気に触れてみるといいと思います。私は、オープンキャンパスに参加し、東北学院大学の先生と直接話をしてみて、志望大学に決めました。
■小論文は、習うより慣れろ!
東北学院のAO入試は一次と二次選抜があり、二次選抜では面
接と小論文があるということは、皆さんも知っていることと思います。そこで私が行った対策を紹介したいと思います。
新聞は必ず読むようにしました。とはいっても、全面を隅から隅まで読んではいません。自分が興味を持ったり関心のある記事を読み、それを毎日続けることが大切だと思います。
小論文対策としては、題を決め、時間を設定し、毎日書いて先生に読んでいただきました。そうすると、だんだん慣れてきます。小論文に関して言えることは「習うより慣れろ」です。お勧めの本は、岩波ジュニア新書、轡田隆史著の「小論文に強くなる」です。
面接に関しては、事前に提出する自己紹介の作成がカギだと思います。面接では、その中から突っ込んだ質問をされるので、自分が大学生活でやりたいことなどを明確にしておくことが大切だと思います。自分のことを質問されるのだから、どんなことを聞かれても答えられる準備が必要です。
■「自分が受からないはずはない」という
強気な心で
日頃の学習で気を付けていたことは、めりはりをつけることです。私は長い間机に向かっているのが得意ではないので、短時間で集中して勉強しました。やるときとことんやる、しかし、やらないと決めた日は絶対にやらない。何につけても「めりはり」が大切だと思います。
私が一番言いたいのは、気持ちの問題だということです。AO入試は他の人よりも優れているところを競うので、他の人より勝るものがなければなりません「自分が受からないはずはない」という強気な心が大切です。情熱は必ず伝わります。東北学院大学で待っています。頑張ってください。
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東北学院大学
教養学部教養学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
亘理中出身
悔しさや不安をどう
乗り越えるかがポイント
私の大学合格は本当に奇跡だったと思います。何度もこの挑戦をやめたいと思いました。大学受験が簡単なものではないと分かってはいましたが、やはり考えが甘かったのかもしれません。
■一次C判定という結果
に落ち込みながらも、
最後まで諦めなかった
私はAO入試に挑戦してみようと思い、それについて資料を集めたり調べたり、面
接の練習も先生や友達、家族に頼んでたくさんしました。そして本番当日。面
接で自分の考えをしっかり言えたと思っていたのですが、結果はC判定でした。二次試験に進めることは進めるのですが、合格より不合格の可能性が高いということもあり、悔しさとショックでいっぱいでした。
また、二次試験の内容が、大の苦手の小論文ということもあり、受験するかどうか真剣に悩みました。しかし、どうしてもこの大学の教養学科言語文化専攻で勉強したかったので、毎日小論文を書き続ける覚悟をして、受験への挑戦を決意しました。それからは毎日小論文を書きました。あまりに文章が書けず、イライラする日もありました。試験前日になっても満足のいくようなものが書けず、不安でいっぱいでしたが、何とか試験も終わり、結果
が分かった時は、今まで味わったことのないほどうれしかったです。
やはり大学受験に、悔しさや不安は付き物なのだと思います。そこをどう乗り越えるかということと、大学に入りたいという強い意志があれば、きっとうまくいくと思います。そして、最後まで諦めないで挑戦することが大切です。
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東北学院大学
工学部環境土木工学科1年
平成15年3月英進進学コース卒
明星中出身
文系・理系コースの選択を
安易に行うと後悔する
私は本校に入る以前から大学進学を目標とし、特に英進進学コースに入学してからは、周りの人達と同じように勉強に重点を置き、この3年間を過ごしてきた。
1、2年の時は年4回の定期テストに一生懸命全力を尽くし、毎日の復習の積み重ねでなんとか自分なりにやってこれたと思う。
1年から2年に上がる時はコース選択があり、当時私は文系を選択し、大学も文系コースに進もうと思っていた。しかし、結果
的にはよくなかった。当時私は「自分にとって何が大切で何を勉強したいのか」ということがわからないでいたため、安易な気持ちで大学の学科を選択し、コース選択まで間違ってしまったのだ。
後になって自分が目標とする学部、学科が文系でなく理系にあったことに気付いたとき、コース選択の重要性を改めて認識することになった。
■面
接では「入学したい」という
気持ちを十分にアピール
それから私は、必要な教科を重点的に勉強しなければならないと思い、理系の勉強に力を入れた。特に物理は文系コースにはない科目なので塾に通
い、卒業後も大学に入学する直前まで勉強した。
推薦入試合格者には、大学の方から課題学習が届き、特に数学、物理の学習の重要性を思い知らされた。
今思うと、文系から理系を受験することはかなり困難なことだが、AO入試でどうにか合格できたのは、環境土木工学科に対する自分の「入学したい」という気持ちを十分にアピールできた結果
だと思っている。
自分のことをアピールする際に私は、小学校の頃の自由研究の資料を持ち込んだ。その場ではとても教授の受けがよく、関心を持たれたことがきっかけで話題が広がり、二次試験でも「また話を聞かせてくれ」と言われたほどだった。
このような経験からAO入試を考えている人達へのアドバイスとして話しておきたいこがある。自分のやりたいことを実現させるためには、どんな小さなことでも、純粋な思いを素直に話せばそれが結果
に結び付くということだ。素直になるということは、今の私達高校生にとって、一番必要であると思う。
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