栄光への軌跡2003
大学合格体験手記指定校・提携校推薦-2

 
 

大正大学
文学部表現文化学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
田尻中出身

絶対に受かるという強気で
試験に臨む


 文学をより深く研究していきたいと思い、進学を希望しました。仙台育英に入学をしたときから進学を希望していましたが、推薦は意識になく、一般 入試で頑張ろうと考えていました。高3になって三者面談などで担任の先生と話しているときに、欠席日数の少なさや定期テストの評価の高さなどから推薦を意識するようになりました。そして、推薦を受けるためにさらに定期テストの評定を上げることを試みました。分からないところを友達や先生に聞くなど、テストのかなり前から勉強に取り組みました。放課後は図書室をよく利用しました。

■事前に準備をしておけば、
 本番は落ち着いて臨める


 私は大学を選ぶのにとても迷いました。休み時間などを利用してパンフレットを見たり、担任の先生といろいろ相談をしました。その結果 、大正大学を選びました。
 高3の夏から秋にかけて、指定校推薦の校内審査があり、その頃から私は小論文対策の勉強を始めました。問題集を買って、出されたテーマについて自分の意見を書いて国語の先生に見ていただくことを繰り返しました。面 接も前から担任の先生方に指導していただいていたので、試験のときは落ち着いて臨めました。
 また、学校の休みを利用して模試を受けました。私は落ちたときのことを心配して一般 入試のことも考えていましたが、後輩の皆さんは、絶対に受かるという気持ちで臨んだ方が良いと思います。これは、推薦でも一般 入試でも同じだと思います。後輩の皆さんへのアドバイスとして、早くから志望校決め、集中して勉強に臨むと良いと思います。悩んだときは、友達や先生方に相談して良い解決法を探してください。


 

 

拓殖大学
国際開発学部開発協力1年

平成15年3月特別進学コース卒 仙台第一中出身

当たり前のことを
当たり前にする習慣を


 受験を意識するようになったのは3年になってからで、そのときは推薦は考えず、一般 入試で大学受験をしようと思っていました。夏休みも終わり、勉強のリズムが身に付いてきたころ、担任の先生から幸運にも自分が第一志望としていた大学の指定校推薦の枠があると教えていただきました。しかし推薦というのはある意味、自分への妥協であると思っていましたので、結論までかなり迷いました。今思うと、この決断で良かったと安心しています。

■面 接前日までに
 勝負が決まる


 では、ここから推薦までの準備や面接試験のポイント、感じたことなどをいくつか挙げていきたいと思います。  まず第一に、面接で合否が決まるのではなく、面接前日までに勝負を決めるということを念頭に置いて学校生活を送ってもらいたいと思います。学習についてはもちろんですが、生活面 についても特に遅刻はしないようにしたり、制服はきちんと着こなすことなど、あまりに常識的なことで見落としがちなことですが、当たり前のことを当たり前にすることが必要であると思います。普段の習慣がきちんとできていない人は、「面 接のときには大丈夫だ」と高をくくっていると、必ずどこかで素の自分が出てしまい、思わぬ 結果を招いてしまうかもしれません。

■チャレンジするぐらいの
 気持ちで、面接に臨む


 もう少し詳しく注意点を書きましょう。面接の際は多少の緊張はあるでしょうが開き直って、いかに自分という人間をアピールできるか、大袈裟ですがチャレンジするぐらいの気持ちで臨んでもらいたいと思います。また自分の志望理由はもちろんのこと、大学の気に入った点や、大学でやりたいことなど、面 接の質問を想定して答えを考えておくことも必要です。 面接に対しては不安は多いと思いますが、私は あまり練習は必要ないと思います。どうしても答えがマニュアル通りになり、違う自分をつくり上げてしまい、素の自分を表現出来なくなると思い、この理由を挙げました。他にも多数ありますが、次に移ろうと思います。
 合格した方に言いたいことは、周りの友達への気遣いを絶対に忘れないでほしいということです。自分の進路決定は喜ばしいことですが、合格を目指して頑張っている友達の前で浮かれているのは、周りから見ると大変疎ましい存在です。相手の身になって考えて、そのような言行は慎み、将来に必要な勉強をしてください。
 最後に言いたいことは、自分をさまざまな場面で支えてくださった先生方、そして、友達や両親への感謝の気持ちを忘れないでほしいと思います。



 

 

武蔵大学
人文学部日本文化学科1年

平成15年3月教養コース卒
福島 平田小平中出身

「今頑張らないと、
大学には行けないぞ!」


 私は高校1年の時に大学進学を決めていました。そのときはただ、「大学に行きたい」と思っているだけでしたが、1年の時から実際大学に合格するまで、毎日授業には出席していました。また、遅刻をしたこともありません。本当に体調が悪かったときは早退したり、学校を休んだりしましたが、それ以外は学校に来ていました。

■選択演習の時間を活用して、
 小論文を徹底的に勉強


 私は最初から指定校推薦を考えていたので、推薦をもらうためにも、それなりの態度や行動をしようと頭に入れていました。テストでもできるだけ高い点数を取るように努力してきました。何度か挫折しそうなときもありましたが、そんなときは、「今、頑張らないと大学には行けないぞ!」と自分に言い聞かせながら乗り切ってきました。
 そして、指定校推薦をいただけたときは、本当にうれしかったです。それから試験までの間、初めはうかれていましたが、すぐ気持ちを切り替えて、面 接と小論文の練習に取り組みました。  私は小論文の練習を選択演習の時間に行いました。毎日ではありませんが、毎週同じ時間に文の書き方から始まり、細かいことまで全部、先生に教えていただきました。かといって、すぐに上手な文を書けるようになったわけではありません。新聞の社説を何度も写 したりして練習してきました。面接も同じで、いろいろ教えていただきました。そのお陰で試験本番も何とか無事に終わり、数日後には合格通 知が届きました。
 私のためにいろいろ相談にのってくださった先生方や、私を支えてくれた野球部の先生、友人たちには本当にお世話になったと思います。3年間ありがとうございました。



 

千葉工業大学
工学部デザイン科学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
坂元中出身

普通の高校生活を送れば
合格は見えてくる


 私はいろいろなことに興味があり、なかなか進路を決められませんでした。しかし、以前から興味があったデザインを学びたいと思うようになり、この大学を志望しました。

■学校を休まずテストで頑張る。
 最低限のことをきちんとやろう


 大学を受験するにあたり、日々の生活で一番大切だと思うことをいくつか書きます。一つは目標を持つことです。それが明確になっていると、多くの大学について早い時期から調べることができるし、受験科目を決めることもできます。それに、目標があれば、自然とやる気もわいてくるものです。
 もう一つは普通の高校生活を送ろういうことです。合格までの道程を振り返ってみると、自分がそう特別 なことをしていなかったと気づきました。ただ、定期テストの結果は悪くなかったし、遅刻もあまりしませんでした。これらは推薦入試を考えてしてきたのではなく、ただ単純に普通 の高校生活を送ってきたその結果でした。良い点数を取りたいと思うのは普通 のことだし、普通に起きて、普通に登校すれば、特別な心掛けなどなくても遅刻はしないはずです。つまり最低限のことをきちんとやることが大事なのです。

■質の高い勉強ができる
 環境作りを


 勉強面に関していうと、当然のことながら、指定校の校内選抜試験ではできるだけ上位 にいなければいけません。それに、普段の定期テストの成績なども評価に加わるので、常日頃から気を抜いてはいけません。
 勉強は量より質です。要領よく勉強していく方法を早く見つけ、そして、勉強する場の環境を整えて、より質の高い勉強をしていけるようにしましょう。 それに、息抜きも大切です。適度な息抜きをしなければ、要領良く、質の高い勉強などすることはできません。
 最後になりましたが、今まで支えてくれた家族や先生方にお礼を述べたいです。本当にありがとうございました。


 

 

千葉工業大学
工学部電気電子情報工学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
加茂中出身

ホームページを活用し、
志望大学を研究


 私は数ある指定校推薦の中から、千葉工業大学を選びました。その理由は、まず自分の学力レベルに合っていたこと。そして、第二にいろいろと大学を見て来て、自分の性格や好みに合っていたこと。第三には募集人数が4人で、指定校推薦の中でも人数が多かったからです。
 指定校推薦の中には、難しい大学や海外などの大学もありますが、自分の学力を考慮に入れた上で、募集人数も多いものを選べば、早いうちに大学を決定することが可能です。

■自己PR文で、大学で学びたい
 内容について強く主張


  指定校推薦では、大学を決めたらまず最初に学校へ提出する自己PR文を書きます。この中で私が一番強く主張したのは、大学で自分が何に興味を持って取り組んで行きたいか、ということです。ほかには、高校での学習への取り組み、生活面 での態度なども書きました。そして最後に、大学卒業後どんな職業に就きたいかなどを書いて終わらせました。
 この自己PRを書くときに役立つったのは学校案内とインターネットのホームページです。学校案内には大学の学部や各学科で主にどんなことを学べるかなどが書いてあり、とても役立ちました。各学科専用のホームページでは、さらに詳しい内容を仕入れることができます。
 学校内での選考を通ったら、次は大学へ行って、面接があります。私は面接などたいしたことは聞かないだろうと思い、志望動機ぐらいしか考えて行きませんでした。しかし、それは大間違いです。面 接室に入ったら、かなり緊張します。絶対にしっかりと答えを考えていくべきです。  面接では、志望動機、なぜその学科を選んだのか、将来はどんな仕事に就きたいかなど、比較的スタンダードな質問が多いです。答えがどうしても思い浮かばないときは、かなり簡単に答えたり、隣の人の答えをちょっといじったような内容でも大丈夫です。一生懸命に答える姿勢があれば、合格できます。
 私は初め、指定校推薦は簡単だと思っていましたが、いざ始まってみると、自己PR文や面 接など、一筋縄ではいかないものばかりでした。ぜひ、これから指定校推薦を目指す方たちは、しっかり準備をして取り組むことをお勧めします。


 

 

東京電機大学
工学部機械情報工学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
東向陽台中出身

推薦入試は本当に入りたい
大学がある者の強い味方


 本当に入りたい大学が見つかったとき、推薦入試というのは受験のチャンスを増やしてくれる強い味方です。中でも、私のようにサッカー部に在籍し、3年生の最後まで仲間と一緒にそれに打ち込みたいと考えていた者にとって、指定校推薦という制度はありがたいものでした。

■理系コース選択後は、
 得意科目も増え成績アップ


 指定校推薦を受けるためには、まず皆勤賞が取れるように頑張りましたが、風邪で高熱が出てしまい、あえなく逃してしまいました。定期考査の成績は、1年生の時は普通 でしたが、2年になると、勉強の良くできるクラスメートと友達になった影響もあって、苦手な科目も点が取れるようになり、成績は目に見えて上がってきました。理系と文系のコース選択後は、自分の得意科目が増えたことも成績アップへとつながりました。  そんなわけで、私は何とか指定校推薦の基準を満たすことができました。やはり推薦を受けたいと思ったら、早いうちに志望校を決め、努力をしなければならないでしょう。  しかし、私は最初から、東京電機大学を受けようとしていたわけではありませんでした。他に行きたい大学があったのですが、その大学は人気が高く、「基準の評定より高くなるから厳しいよ」と先生にアドバイスされ、同じような学科のある大学を調べ始めました。資料などで調べるうちに、東京電機大学の方が、自分のしたいことができる大学だということが分かり、受験する決意をしました。

■小論文は自分の意見を
 しっかり書けば正解になる


 受験で大きな問題となったのが面接でした。面接の経験のない私は非常に困り、とりあえず本を買って独学で勉強したり、友達に頼んで面 接の練習を手伝ってもらったりしました。小論文は比較的苦手ではなかったので、あまり苦労しませんでした。小論文はテストと違い、模範解答がないのですから、極端に言えば、出題された課題について、自分の意見さえしっかり書くことができれば正解になるのです。
 私の志望大は県外にあったので、試験前日に現地に行き、大学までの道を調べました。試験本番は意外なことの連続でした。小論文の試験の前に、試験官の先生が緊張をほぐすようなことを言ってくださったり、緊張して臨んだ面 接でも、大半がサッカー部の話や雑談で終わったのでビックリしました。
 これが私の体験談です。このように特別なことをしなくても、指定校推薦で合格するチャンスはあるので、皆さんもぜひ頑張ってください。



 

 

尚美学園大学
芸術情報学部情報表現学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
六郷中出身

目標を持たないと
スタートもゴールもない


 私が映像の勉強をしたい、自分で映像を作る仕事に就きたいと考えるようになったのは、ただ単に昔から映画が大好きだったからです。そこから自然に映像関係の大学を目指し始めました。

やりたいことが見つからない人は、
 自分を見つめ直そう


 私にはこのようにはっきりした目標がありましたが、今の時代、目標を持たずにフラフラした人が多いです。以前は私もそうでした。何をしていいのかも分からず、ただ学校に行って勉強し、本当に大学に行きたいのかどうかについても揺れ動いていました。しかし、大好きな映画を見ている時にふと思ったのです。自分で映画を作ってみたい、と。その思いはどんどん膨らみ、やがて大学進学の目標になりました。
 自分のやりたいことが見つからない、何をしていいのか分からないという人は、まず自分を見つめ直してみましょう。夢というものは、どこにでも転がっているということを忘れないでください。もし夢を持っているのに、それを叶えるために動かない人がいたら、それはとてももったいないと思います。夢があるのなら、後はそれを実現させるために、何をしたら良いのかを考えることです。
 目標を持たないとスタートもなければゴールもありません。その目標に向かって、あらゆる方法を用いて前進しましょう。私は指定校推薦という近道を選びましたが、もし、それがダメでも、他の方法で夢を叶えるために頑張ったと思います。はっきりした夢、目標があれば、進むべき道も分かるはずです。そして、それを実現させるための苦労なら、さほど辛くないのです。皆さん、夢に向かって頑張ってください。


 

 

城西大学
薬学部製薬学科1年

平成15年3月特別進学コース卒
向洋中出身

少しずつ前に進む勉強を
続ければ本物の力がつく


 私は中学の頃から医歯薬系の大学に進学したいと考えていました。そのための勉強に最適な環境の学校として仙台育英を選んだことが、すでに大学受験への第一歩だったような気がします。

■得意教科が一つでもできると、
 受験勉強を楽に進められる


 いざ入学してみると、周りのみんなが自分より勉強ができるということに劣等感を覚え、もっと勉強しなければと自分にプレッシャーを掛けるようになりました。一方では、行動範囲が広がったことと、さまざまな人との出会いにより、いわゆる受験には必要とされない誘惑もたくさんありました。
 「大学受験は1、2年生が勝負だ」とよく言われます。私も今になってみるとそのとおりだと思いますが、1、2年生の時にそう言われても、なかなか実感できないのが事実でしょう。私も、「まだまだ時間はあるじゃないか」と思って、遊びの息抜き程度にしか勉強しなかったものです。
 そんな私が受験を真剣に考えるようになったのは、2年生の冬休み直前のことでした。それまでほとんど勉強していませんでしたから、切り替えるのはそう楽ではありませんでした。正直言って何から始めていいのか分からなかったのですが、今やるしかないんだ、今できることは一つしかないんだ、と自分に言い聞かせ、まずとっつきやすい英語の文法中心にやり始めました。Forestはかなり役に立ちました。このとき、最初に勉強をスタートさせた英語は、後に他の科目より得意なものになりました。得意な教科が一つでもあると、受験勉強を楽に進めるきっかけになっていいと思います。


■今できることは一つだけ。
 まず当面の目標に向かって行こう


 3年生になると嫌でも毎日勉強しなければなりません。そこでも大切なのは、“今できることは一つだけだ”ということです。模試で20点だった人が、次にいきなり90点取れるということはまずありません。ですから、それほど高くない目標を定め、それを達成したら次の目標へと、少しずつ前に進んでいくような勉強を続けてください。成果 が表れるまで時間はかかるかもしれませんが、そこで得た力は“本物”のはずです。
 辛い勉強をしているとき、ふと何のために勉強しているのかと、疑問に思うときがあるでしょう。投げ出したくなることもあるかもしれません。そのときは、自分勝手に判断せずに、当面 の目標に向かって頑張ってみてください。そうすれば結果はどうあれ、きっとそんな疑問も消えうせてしまうはずです。皆さんが自分の目標を見事達成できることを願っています。



 

 

駿河台大学
文化情報学部文化情報学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
宮城野中出身

後輩の君にも合格の
喜びを味わってほしいから


 私は最初、福祉の勉強がしたいと思っていたので、文系コースに進みました。しかし、ある日何気なく見ていたテレビやゲームが、私の心を180度変えたのです。映画で使われる合成技術やCGに、興味と魅力を感じるようになったのです。その時、本当にやりたいことを見つけたと思いました。

■当たり前のことが
 こんなにも難しいとは!


 ただし、私がやりたいことを実現するためには理系の勉強が必要で、進学するのは難しいし、たとえ大学に入ったとしても、他の人に追いつくのは大変だと先生にも言われました。
 それでも、私は諦めませんでした。まず推薦をいただけるように努力しました。なぜなら、受験回数が増え、チャンスが広がると思ったからです。それから、生活習慣に気をつけました。1年の時は遅刻ばかりしていたので、その悪い癖を絶対直そうと誓いました。そして、もちろん勉強も頑張ろうと思いました。私は部活動もしていたので、最初は両立するのに苦戦しましたが、徐々にコツをつかみ、私なりに結果 を残すことができました。
 他には、提出物や課題など、自分にできることはやってきましたが、当たり前のことがこんなにも難しいとは思いませんでした。しかし、それらを実践したおかげで推薦をいただくことができたのだと思います。
 推薦の試験は面接だったので、大学がある埼玉まで行きました。自分でも意外だったのですが、面 接本番ではあまり緊張もせず、面接官に自分の考えを伝えることができました。

■自信を持って試験に臨むには、
 日頃の努力の積み重ねが大事


 合格発表の時はさすがに緊張しましたが、合格通知が送られてきてホッとしました。今までの努力が実を結んだと思うとうれしくてたまりませんでした。
 私は後輩の君たちにも、この喜びを味わってほしいと思います。そのためには、一人ひとりの努力が大切です。まず自分の学びたいこと、やりたいことを見つけ、それを中心に大学を選んで頑張ることです。推薦でも一般 入試でも、自分を信じてぶち当たればきっと結果はついてくるはずです。そして、自分に自信を持つためにも、日頃の努力の積み重ねが大事になってくるのです。
 それから、心に余裕を持ちましょう。焦っていては本当の力を全部出せません。あと何日しかないと思わず、あと何日もあるんだと思うことです。しかし、余裕を持ち過ぎると失敗するので、少し余裕を持つ程度がいいでしょう。皆さん、頑張ってください。



 

 

東京国際大学
経済学部経済学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
袋原中出身

「普通のこと」をやっただけで、
未来が開けた


 1年生のときは進路について何も考えていませんでした。特に勉強をしなかったので、結果 はいつも平均点以下でした。そのまま2年生になり、まだ進路のことを考えずに、いつも通 りの生活を送っていました。しかし、勉強面では少しだけ変化がありました。1年の終わりに進級できるかどうかという危険を味わったことで、テストの1週間前ぐらいから集中的に勉強するようになったのです。授業中も先生の話をしっかり聞いて、そこで覚えるようにしました。これは普通 のことで、誰もがやっていることです。だけど、この「普通のこと」が大切なのだと、後になってよく分かりました。

■無理して予備校に行くよりは、
 授業に集中


 2年生の成績は1年生のときには考えられないくらい伸びました。でも、クラスの上位 にいるわけではなく真ん中から少し上ぐらいの成績でしたが、この位置をずっと維持していました。そして3年生に上がったときには推薦を狙えるまでの評定平均値になりました。  2年生から少し勉強をしただけで、つまり「普通のこと」をしていただけで、大学に合格できたのです。これだけで、自分の未来が開けたのです。一流大学を目指している人は別 ですが、大学に進学してから自分のやりたいことや新しい何かを発見したい人は、普通 にしていればいいのです。  行きたくもない予備校に行って学校でくたくたになっているよりも、学校の授業だけに集中して勉強する方が自分のためになるし、効率も良いと思います。多分、皆の中にも僕のように面 倒臭がりですぐに勉強をやめてしまう人もいると思います。だから集中するのです。少しの時間だけ。


■大学でやりたいことを探すのも、
 立派な進学の目的


 もう一つ皆に言いたいことがあります。それは将来の進路のことです。自分のように、やりたいことが見つからず、なんとなく進学をしようという考えを持っている人がいると思います。将来の夢を達成するために、大学を目指すというのは一番いいことだと思います。だけど、自分のやりたいことを見つけるために、大学を目指してもいいと思うのです。そこで自分の将来を発見できたら最高です。
 そのためには大学の選択は重要です。僕は推薦の話を聞くまで、どこの大学に行くのか決めていませんでした。推薦を知ってから集中して大学を調べ、自分が生活を送るのに最高の大学を見つけました。だから皆も焦ることはないのです。普通 に勉強していれば、必ず良かったと思えるときが来ます。あきらめずに、今から頑張ってみてください。



 

 

東京国際大学
経済学部国際経済学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
中野中出身

一夜漬けではなく、
しっかり身に付く勉強を


 初めに、私がなぜ大学に行こうと思ったのかを話します。
 入学当時は「とりあえず大学に行きたい」と、これといった理由がなく進学を希望していました。3年になって初めて進学したい理由を見つけました。
 一つは、サークル活動や部活動をやりたいと思ったことです。私は、高校時代に部活動に入らなかったため、何か物足りなさを感じていました。だから大学に行ったら、体を動かして汗を流し、仲間と一緒に頑張ってみたいなと思ったのです。
 二つ目の理由は、私はまだ将来どういう職業に就きたいかなど、全然決まっていません。大学での生活や勉強、人との関わり合いなどを通 し、自分がいつまでも続けられるような職業を選ぼうと思ったからです。

■テスト前の2週間は
 特に気合を入れて勉強


 三つ目の理由は、日本の経済について学びたいと思ったからです。日本は世界の中で、どれぐらいの経済力があるか。また、東南アジア系の国、つまり発展途上国の経済や行政面 などについても、もっと詳しく知りたいと思いました。
 最後の理由は、今まで親に甘えて暮らしてきたこともあって、一人暮らしをしてみたいと思ったからです。バイトなどをしながら自分の生活費ぐらい何とかし、自立をしてみたいと思いました。
 自分で言うのも何ですが、普段はあまり勉強はしませんでした。さすがにテスト前の2週間ぐらいは気合を入れて勉強しましたので、推薦試験に合格することができました。
 私もよくやっていたのですが、一夜漬けは1週間ぐらいたつと忘れてしまいがちです。普段から予習・復習をやっていれば試験前になっても焦らずに済み、しっかり頭に入れて、そのまま知識として役に立つことがあるでしょう。せっかく勉強するなら、身に付いたことを忘れないようにやってみたらどうでしょうか。  普通に生活をし、みんなとオチャラケてもいいですから、やるときはやる。そうしたメリハリのある生活をすれば、絶対合格できると思うので、頑張ってください。


 

 

東京国際大学
国際関係学部国際報道学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
石巻中出身

カナダの研修旅行がきっかけで
異文化に興味を持つ


 目標を持ち、大学進学について真剣に考え始めたのは、2年生のときで、カナダの研修旅行がきっかけになりました。カナダの自然や文化に触れたり、ホームステイをしたことで、異文化や国際問題に興味を持ち、もっと理解を深めたいと思うようになったのです。
 目標を持って志望校を決めてからは、それまでよりも意欲を持って勉強に取り組みました。特に授業と定期考査に力を入れました。試験の前には面 接の練習も頑張りました。本番では緊張し、普段よりも自分の考えを話すことが難しくなるので、面 接の練習は絶対にした方が良いです。

■一つの目標に向かって
 ともに取り組む喜びを知る


 私は高校での3年間でいろいろな体験をし、多くのことを学びました。吹奏楽部に所属し、仲間と一つの目標にむかって一生懸命に取り組むことができました。この3年間で得たことを胸に、大学でも目標に向かって頑張りたいと思います。皆さんも目標を持って、自分を信じて頑張ってください。最後になりましたが、この3年間お世話になりました先生方や友人、部活の仲間、そして両親に感謝しています。ありがとうございました。


 

 

獨協大学
外国語学部言語文化学科1年

平成15年3月外国語コース卒
北海道 札幌信濃中出身

多くの挑戦や経験から
セールスポイントが生まれる


 受験はまず、自分が本当に行きたい大学を見つけることから始まります。大学選びは、できるだけ早い時期から始めた方が、それだけいろいろな大学に出合うことができます。そして、オープンキャンパスに積極的に参加することをオススメします。大学案内のパンフレットではわからないことを見たり聞いたりできるし、実際の様子はやはり行って見ないとわかりません、少し遠くてもぜひ行ってみてください。

■無駄 な努力はありません。
 頑張った分だけ良い結果に


 私の大学は指定校推薦の枠があったので、受験するチャンスが1回増えると考え、校内選抜に応募しました。推薦を考えている人は3年の夏休みに校内選抜で重視される試験があるので、特にこれを頑張ってください。だからといって定期考査を疎かにしてはいけません。むしろ定期考査をしっかりやらなければ、この試験で良い点は取れないと思います。定期考査を通 して自分の勉強法を見つけ出すのです。私は、ワークなど時間がかかるものを少し前からやって準備をし、考査直前にそれらを使って頭に詰め込みました。皆さんも自分に合った勉強法を見つけてください。必ず80点以上取れます。
 校内選抜でも、面接でも、セールスポイントがあると大きな武器になります、無欠席、部活、検定試験で取得した資格、スピーチコンテスト、留学などなんでも良いのです。3年間いろいろなことに挑戦し、たくさんのことを経験してください。それらの経験が皆さんの高校生活を充実させ、結果 的にあなたのセールスポイントになります。無駄な努力はありません。頑張った分だけ良い結果 につながると思います。体調に気をつけ、後悔しないように過ごしてください。
 最後になりましたが、ご指導いただいた外国語コースの先生方、お世話になりました部活の先生方、そして、私を理解し支えてくれた友達、両親に感謝します。本当にありがとうございました。


 

 

獨協大学
外国語学部ドイツ語学科1年

平成15年3月特別進学コース卒 
愛宕中出身

受験は先手必勝、早く勉強を
始めれば弱点にも気付く


 勉強する上で最も必要なのは、「目標」「目的」を持つことだと思います。私の中で転機となった出来事がイギリス語学研修でした。行く前の私は、これといった将来の夢も目標もなかったので、毎日ただ遊んで過ごしていました。そのため、実力テストはいつも100番台の後半、実力テストも後ろから数えた方が早い順位 でした。

■イギリス語学研修後、価値観が変わり、
 受験の目標もできた


 しかし、イギリスに行き、自分の中の価値観が大きく変わり、もっと他国の人と話して世界を広めたいと思うようになりました。そこで、2年生の秋には、外国語に力を入れていて、留学制度が整っている獨協大学に決め、同時に受験勉強を始めました。それからは、土日は予備校の自習室で、朝と帰りは学校の図書室を利用して勉強しました。
 このぐらいの時期から受験を意識するのは、早い方だと思っていましたが、上には上がいました。多くの友達に支えられながらの勉強は、全く苦にならず、楽しく勉強できました。3年生の最初の実力テストは2ケタの順位 まで上がり、指定校推薦があると知ったのもこの時期でした。そして、夏休み明けにある校内模試に向けて、夏は英語と国語を中心に力を入れて勉強しました。

■普段から本や新聞、
 ニュースを見ていれば・・・


 
無事に校内推薦はいただいたのですが、私の前には小論文という大きな壁がありました。試験までは2カ月しかないので、不安になり眠れない日もありましたが、大内先生に合格のハンコをもらうまでは何度も書き直しました。小論文の勉強をしていて気がついたのは、自分は世の中の状況や情報を知らなすぎたということです。普段から本や新聞、ニュースを見ていれば、こんなに困ることもなかったと後悔しました。それでも、手のつけられない私の文章を、何とか読める小論文になるまで指導してくださった大内先生には大感謝です。ありがとうございました。
 そして、多くの友達や先生方に励まされたからこそ、私は合格を手にすることができたのだと感じます。この現状に満足せず、みんなに恩返しするためにも、大学では自分の興味のある分野をとことん調べ、成長したいと思います。受験は先手必勝。早く始めれば始めるほど自分の弱点に気が付くので、早めに勉強に取り掛かった方が得ですよ!


 

 

獨協大学
経済学部経済学科1年

平成15年3月特別進学コース卒
登米中田中出身

努力の結果 を信じ、
気負わず、等身大で頑張る


 高校2年生の後半に大学受験を考えたとき、私は指定校推薦を受けたいと思いましたが、それを目標に努力するということはしませんでした。もともと、一般 入試で大学を受験するつもりでしたし、私立大学の受験は親に反対されていたからです。
 ですから実際に行動を始めたのは3年生の夏休み明けからでした。突然、担任の先生の所へ行って話を聞いていただき、校内選考のための書類を作りました。そして、運良く指定校推薦をいただくことができたのです。普段からある程度の努力をしていれば、誰でも推薦を受けることができると思います。入学当時の私の成績は自分で言うのも恥ずかしいくらい悪かったので、「自分は無理だ」と思っている人も、あきらめないでください。

■小論文対策の遅れを挽回するため、
 情報収集に力を入れる


 しかし、いざ指定校推薦入試を受験することが決まり、それに向かって勉強を始めたとき、私は自分の甘さに気が付きました。私は9月まで小論文対策を一切していなかったにもかかわらず、入試がある11月までに小論文を自分のものにしなければなりませんでした。「こんな小論文を本番で書いたら仙台育英の恥だよ」。私が書いた小論文を読み終わった国語担当の大内先生の口から、ほほ笑みとともにこの言葉が発せられたとき、私は本当に打ちのめされました。正直言ってそれまでは「小論文も何とかなるかな」と、変な思い込みをしていたからです。

■自分の甘さに気付き、
 新たな気分で


 その日からは小論文対策に集中しました。たくさんの情報が強い味方になることを教えていただいてからは、毎日、新聞や本を読みあさり、多いときは週に2、3の小論文を書きました。書けなくなった時期もありましたが、最終的に大内先生から合格点をいただいたときは、酸欠になるくらい嬉しかったのを覚えています。受験本番のときも、大内先生に助けられました。なんと、入試前日に先生からいただいたプリントの内容と同じのものが、入試に出たのです! その時は本当に大内先生に感謝しました。
 自分が目指している指定校のレベルが低いか高いかとか、推薦入試、一般入試に関係なく、まず自分の甘さに気付いてください。その上で、先生方や先輩が話されることをよく聞き、自分自身の努力の結果 を信じ、入試に向かって進んでいくことが必要だと思います。
 受験が近付いて来ると、変に悩み過ぎたり立ち止まったりすることがあるかもしれませんが、ふと聞いた先生や友達の一言で、案外すっきりした気分になることもあります。受験を控えている新3年生は変に気負わず、等身大の自分で頑張ってください。



 

 

城西国際大学
人文学部国際文化学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
鳴瀬第一中出身

日本語を学ぶ楽しさを、
外国人に伝えたい


 私が城西国際大学の国際文化学科を選んだ理由は、どうしても就きたい職業があったからです。私は小学校6年生頃から日本語教師という職業にとても憧れていました。その頃はただ日本語が話せるだけでなれるものだと思っていました。

■ホームステイの体験を通 して、
 憧れが現実に


  高校2年のとき、私はイギリス研修旅行に参加しました。イギリスに滞在中はホームステイをしながら語学研修をするために、現地の中学校へ通 いました。授業は全て英語で戸惑うこともありましたが、日本にいた時には感じることのできなかった外国語を学ぶ楽しさを味わうことができました。
 このとき、私は他の国の人たちにも日本語を知ってもらい、こんなふうに感じてほしいと思いました。憧れから実現させたいという気持ちに変わった瞬間でした。
 日本語教師になるために日本語以外で何が大切かと考えたときに至ったのが「文化」でした。日本語を学んでいる人の中には、日本語そのものに興味を持っている人もいれば、日本の文化に興味を持って日本語を学び始める人もいます。文化に興味を持っている人に「日本の文化は?」と聞かれたときに、私は彼らが満足するような答えを出せる自信がありません。なぜなら、私自身どう説明したらよいかわからないからです。
 また、ただ一方的に日本の文化を教えるだけではいけないと思います。彼らの国の文化や歴史についても正しい知識を持ち、お互いの文化や歴史を比較しながら教えることのできる教師になりたいと思っています。


 

 

城西国際大学
人文学部メディア文化学科1年

平成15年3月教養コース卒
仙台第一中出身

自分の手で、これからの
情報化社会を動かしたい


 私は幼い頃からメディアに興味がありました。メディアというのは、情報社会の中で、いかに早く、そしてより正確に情報を提供するかだと私は思います。メディアには情報メディアの他に、音のメディアというものもあります。実際に私も幼い頃からピアノなどをやっており、数多くの楽器にも触れることができ、幅広い面 でメディアが活躍していることを知りました。そこで、私も近い将来、メディア関係の仕事に就きたいと考えており、城西国際大学のメディア文化学科に入学し、自分の夢に近づけるように頑張りたいと考えています。

■カナダでの留学経験を、
 将来の仕事に生かしたい


  さて、メディアには語学力がすごく重要になると思います。英語はもちろんのこと、日本のメディアを勉強するには、母国語である日本語をしっかりと勉強することが大切だと思います。
 私は高校の時、CANADAに長期交換留学をしました。その際、他の国の文化と触れ合うことができ、いい体験をすることができました。また、ボランティアなどを通 して、体の不自由な人達とも触れ合い、命の大切さについても深く考えさせられました。カナダは環境にも恵まれており、いい環境の中で英語を学ぶことができました。そうした経験を生かして、将来の仕事に結び付けることができたらいいなあと思います。
 最後に、自分の夢を追いかけるなら、最後まであきらめないことが一番大切だと思います。私も将来、メディア関係の仕事で重要な存在になり、自分の手でこれからの情報化社会を動かしていきたいと考えています。
Our dreams come true! ! Never give up! !


 

 

聖徳大学
人文学部生活文化学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
寺岡中出身

努力のないところに
幸福はない


 私には仙台育英学園に入学した時から、管理栄養士になるという夢があり、部活をしながら体を鍛え、学業に励んできました。

■早めに目標を持ち、
 努力を惜しまず行動すべき


 私は3年間剣道部に所属し、部活と勉強の両立を目標にしてきました。正直、両立できたといえるほど、しっかり勉強できたわけではありませんが、自宅でしたくない分、できるだけ学校の授業中に理解するよう集中し、自宅では予習と復習を軽くするぐらいでした。
 しかし、私の生活の中心となっていた部活さえ、やりたくない日々もありました。そんなときは、幼少の頃からの心に刻んでいた「努力のないところに幸福はない」という言葉を思い出し、自分にやる気を出させました。やはり、目標、夢があったからこそ、そうできたのだと思います。
 私が大学合格という切符を手に入れられたのは、部活での3年間の努力があったからだと思います。何度も何度もくじけそうになったけれど、それを乗り越えたからこそ今の結果 につながったのだと思います。
 後輩の皆さんは、早め早めに目標を持ち、そして行動すべきです。決して努力を惜しんではいけません。頑張れば頑張った分だけ、良い結果 が返ってくるはずです。
 最後になりましたが、3年間私を受け持っていただいた全教科の先生方、部活の監督やコーチの先生方、本当にありがとうございました。そして、一番励ましてくれた部活の後輩の皆さん、ありがとうございました。


 

 

工学院大学
工学部マテリアル科学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
門脇中出身

3年間を有効に使い
目標を達成する努力を


 大学で何を学びたいのか? そんな目標さえもないまま高校2年間を過ごしたある日、たまたま読んだ進学情報誌で、材料工学紹介の記事に出合いました。

■「百聞は一見にしかず」。
 資料だけでは分からない


 詳しく読んでみると、いろいろと興味のわく内容が書いてあり、その日から材料の素材について学んでみたいと強く思うようになったのです。そして、理系の教科(特に化学)に力を入れて勉強するようになりました。  さまざまな大学資料を見たり、化学の先生に相談をした結果、私が学びたい内容と一致した大学、工学院大学を見つけることができました。その上、工学院大学の指定校推薦枠があることを知り、校内選抜に挑戦することを決意しました。
 どうにか校内内定をいただき、次は面接となったところで、大きな問題に気が付きました。それは、あまりにも大学のことを知らないということでした。いくら指定校推薦と言えども、このままではいけないと思い、ガイダンスに参加することにしました。そのガイダンスで痛感したのは、まさに「百聞は一見にしかず」ということでした。資料だけでは分からないことがたくさんあったのです。あれだけで大学の全てを知るのは困難であり、必ず自分の目で大学を見なければならないと思いました。このガイダンスのお陰で工学院大学を知ることができ、面 接もあまり緊張することなくリラックスして臨むことができました。


■文武両道を
 
実現することが大切

 
 3年間の高校生活を振り返って思うのは、まず初めに、日頃の勉強がいかに大切かということ。初めは目標のなかった私ですが、勉強には力を入れていたので、2年生からはクラスの上位 をキープすることができました。二つ目には、何か熱中できることがあれば、素晴らしい高校生活になるということです。私はライフル部に所属していたので、部活に熱中することができ、いい思い出を作ることができました。そして最後に、今挙げた二つをしっかりと両立させることです。やはり部活をしていると、何かと勉強が疎かになるので、私もいろいろと工夫して、文武両道を果 たすことができました。
 後輩の皆さん! 高校3年間という短い時間を有効に使って目標を達成するためには、日頃の努力が必要になります。決して諦めずに、自分の目標という道を歩んで頑張ってください。そして、今までお世話になった先生方、本当にありがとうございました。


 

 

女子栄養大学
栄養学部実践栄養学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
高砂中出身

小論文対策には、
幅広い知識や体験が必要


 真剣に受験勉強を始めたのは、高校3年の夏休みでした。とはいっても、部活で全国応援に出掛けるなど忙しい日々だったので、実際に勉強を始めたのは8月末という遅いスタートでした。私の志望校が指定校推薦の中にあることを知り、念願の女子栄養大学に合格することができました。

■少しの時間でも努力し続ければ、
 困難に打ち勝てる


 推薦で合格をするためには、「小論文」を克服するという大変な苦労がありました。私は甘く見ていました。小論文は作文とは違って、社会の常識、その学部・学科に対する知識や体験がないと書きにくいということです。私は新聞も本もあまり読んでいなかったので栄養学に関する知識が不足していましたので、その方面 の知識を得るのに時間がかかりました。そして、3年間お世話になっている現文の先生が一番の頼りでした。課題を採点をしていただいたり、何かと相談にのっていただきました。先生には心から感謝しています。
 文章力がない自分でも、本当にその大学に入りたいという意志があれば、少しの時間でも努力し続ければ打ち勝てるということを実感しました。何事にもやり遂げられるという強い自信を持つことが大切だと思いました。

■吹奏楽部で活躍、
 充実した高校生活を送る


 高校3年間は吹奏楽部で活躍し、たくさんの良い経験ができたし、楽しい思い出があふれるほどにありました。毎日充実していて、3年間はあっという間でしたが、大学生活も充実したものになってほしいと願っています。そのためにも、学習や学校生活に積極的に取り組んでいきたいと思います。
 慣れない環境での学生生活には今までにないことが多く、不安もありますが「辛いことは笑い飛ばす」の勢いで頑張っていきたいと思っています。これから、どんな新しい生活が始まるか楽しみです。



 

 

女子栄養大学
栄養学部保健栄養学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
門脇中出身

養護教諭への道を目指し、
毎日図書館で勉強


 私は、母が中学校の養護教諭をしていることもあり、昔から同じ道へ進みたいという夢がありました。そこで大学への進学を希望しましたが、1年生の頃はあまり勉強をせず、毎日ダラダラした生活を送っていました。
 しかし、2年生になり2組に入ったお陰で積極的になって、常にクラスで上位 を目指すようになりました。放課後は毎日図書館に通って友達と勉強をし、その結果 、1年生のときとは比べものにないほど評定が上がりました。そうした努力があったからこそ、指定校推薦で自分の希望する大学へ進学することができたのだと思います。


■進路に悩んだときは、
 先生方に相談を


 しかし、一般 受験で合格した人達と同じスタートラインに立って勉強していくことを忘れてはいけません。大学に合格したからといって浮かれることなく、しっかりと必要な知識を身に付けたいと考えています。そして、4年後には見事、養護教諭という職業に就けるよう、一生懸命努力したいと思っています。
 私にとって、仙台育英での高校生活は、とても楽しく、さまざまな面で成長ができた3年間だったと思います。確かに、自分の進路に悩んだときもありました。しかし、そのたびに先生方に相談に乗っていただいたり、励ましていただいたおかげで、私は何の後悔することもなく、自分の希望する道に進むことができました。
 皆さんも後悔しないよう、学園での一日一日を大切に、しっかり頑張ってください。


 

 

東洋大学
文学部印度哲学科1年

平成15年3月特別進学コース卒 
古川北中出身

無欠席を目指したことが
受験という山を登る力に


 受験という大きな山を無事に登りきることができたこと、晴れて志望大学に合格できたこと、本当にうれしく思っています。

■授業中は先生のお話をよく聞き、
 ノートをしっかり取る


 私は指定校推薦という形で合格できたので、この文章を通 じて、後輩の皆さんに推薦の資格を得るため、私が3年間心掛けてきたこと、面 接試験日まで準備してきたことを書きたいと思います。
 まず3年間心掛けたのは、遅刻や早退をせず、できるだけ学校を休まないことです。これは普通 のことなのですが、推薦入試では非常に大切なことだと思います。欠席が多いと、「勉強に意欲がないのでは?」と疑われかねません。私の場合、3年間で欠席は一日だけだったのですが、正直学校に行くのが辛いときもありました。しかし、それが私にとって受験の山を無事登りきる大きな原動力となったのです。
 あとは平均評定を悪くしないように、定期テストでなるべく良い点を取ることです。当たり前のことなのですが、授業で先生が話されたことをよく聞き、黒板に書いたことをノートにしっかり取る。これが定期テスト対策の中心でした。要するに授業を大切にすることが肝心なのです。

■空き時間に新聞の一面 だけは
 しっかり読んだ


 次に面接試験日までに準備したことです。まず新聞をよく読みました。面接で、「最近、気になるニュースは?」と聞かれるかもしれません。私は朝のホームルーム前までの空き時間や放課後、図書室に行き、新聞を読みました。新聞は、「ここだけは必ず読もう」と決めて読めばいいと思います。「社説を読む」とか、「今日は経済面 、文化面を読む」などと、自分で決めればいいのです。私は一面だけはしっかり読もうと思っていました。これだけでも十分に私の力になりました。とにかく新聞は読んで損はないです。
 その次に、志望理由について考えました。これは推薦入試にとってとても大切なことです。私は志望大学で「何をやりたいのか?」と自問自答しました。そして、面 接のとき、大学4年間で自分がやりたいことを、面接官にはっきりと話しました。後輩の皆さんも、自分が大学に入ってからやりたいことについてよく考え、受験に臨んでください。
 以上、3年間心掛けたこと、面接試験まで準備したことを書いてきました。これで私の合格体験記を終わりたいと思います。ありがとうございました。


 

 

東洋大学
文学部中国哲学文学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
埼玉越谷西中出身

何を勉強したいか、
「気持ち」をはっきりさせる


 大学で学びたいことがあり、進学を希望しました。それは中国の文化です。中国の過去を学びながら今を考えて行くと共に、追求していきたいと思ったからです。それと同時に将来の職業を大学でがっちり決めたかったからです。
 私が進学について深く悩み始めたのは、3年生になったばかりの頃からです。指定校推薦で受けると決めてはいましたが、仙台育英学園から推薦をいただけるかどうか不安でした。まず一つ目の条件として、評定平均値が高くなければなりません。二つ目は、欠席や遅刻をできる限りなくすことでした。 三つ目として、毎日の学校での生活態度や授業に対する姿勢が挙げられます。

■授業を真面 目に受け、復習をしっかりやる

 一つ目の評定については、毎日の授業を真面 目に受け、復習をしっかりとやっておくだけで大丈夫だと思います。二つ目の出席日数については、自分の気持ちが大切だと思います。体がちょっとだるく感じる日でも、学校に行ったら笑えるようにします。三つ目に関しては、普通 に授業を受けていればいいと思います。私はこのようにして推薦をいただくことができました。
 受験に成功した一番の要因は「気持ち」だと思います。大学で何を勉強したいかという気持ちです。まだ何をしたいのか決まっていない人はしたいことを決めて、目標を持って頑張ってください。僕は高校生活が楽しかったので、悔いの残らぬ 楽しい高校生活を送ってください。



 

 

東洋大学
文学部哲学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
日吉台中出身

自分自身のための
目標と意志を持って


 先に述べておきたいのは、高校生活を送る上で、私が特別 なことをした訳ではないということです。当たり前のことをやってきたのが、今の私につながっているのだと思います。

■時間がないから、効率よく
 勉強する習慣が身についた


 私は高校受験に失敗して仙台育英に入学しました。何のとりえもない私でしたが、「3年連続で皆勤賞を取ること」「部活をがんばること」「大学は第一志望に合格すること」を目標にして入学しました。
 私の1、2年の生活は部活が中心で、休日や長期休暇の時ももっぱら大会や遠征でした。ですから、勉強はとにかくしっかりノートを取り、授業を聞くようにしました。当たり前のことです。試験前は赤点を絶対取らないよう、最低限の勉強だけはしました。試験と大会の時期が重なることも多く、辛いこともありましたが、何とか点数をキープして部活でも記録を残せたのは、時間がないからこそ効率よくやる習慣がついていたからです。私にできたのですから、今、部活をやっている皆さんができないということはないと思います。多少「不利」ではありますが、決して「無理」ではないはずです。
 私が最終的に今の大学を希望したのは、2年生の3月で、指定校を意識したのは3年生の7月頃、部活でインターハイを前にしていた時期でした。志望校を決める時、私はなかなか決断しきれないでいました。それでも、昔から夢だった「心理学、人間学を学びたい」という気持ちと、「射撃も続けたい」という思いから、最終的に希望どおりの勉強ができ、射撃部もある東洋大に決めました。志望校がなかなか決められないという人は、何でも良いので「どうしても譲れない条件」を思い浮かべてみましょう。それが一つあるだけでも全然違いますよ。


■とにかく諦めないこと。
 何とかなります!


 しかし、指定校推薦を目指すことにしたものの、私は推薦を受ける上で有利だと言われている資格検定を全く受けておらず、また、推薦希望者に大事だと言われている3年生の中間考査の点数を落としてしまったのです。後悔しました。ところが、私の希望する大学は、前期の期末試験まで考慮してもらえることがわかり、何とか挽回することができるよう頑張りました。皆さんもとにかく諦めないでください。何とかなります。それから、資格は持っているに越したことはありません。自信にもなるし、可能性も広げられますから。
 私がここまで述べてきたことは本当に当たり前のことで、誰にでもできることです。部活が忙しい人もきっとできます。「私には無理」と自分に言い訳しないでください。受験は大変ですが、頑張った分、得る物も大きいのです。「私が受からないで誰が受かるの!?」というぐらいの気持ちと、「私は大学で○○をするんだ!!」という、誰のためでもない自分自身のための目標と意志を持って頑張ってください。
 最後になりますが、この場を借りてお世話になった多くの方々にお礼を言いたいです。担任の日下先生、顧問の水ノ江先生、いろいろアドバイスをしてくださった今野先生、諸先生方、私を支えてくれた友達みんな、シャトルバスのおじさん、3年間ありがとうございました。


 

 

東洋大学
法学部企業法学科1年

平成15年3月英進進学コース卒
坂元中出身

評定平均値を高めるため、
苦手科目をなくす


 指定校推薦で東洋大学法学部に合格した体験を生かし、推薦をいただくための心がけや小論文対策について書いていこうと思います。まず一つ目は、成績が挙げられます。特に定期テストの評定値が大きく関わってくるので、常に良い点数を得なければなりません。高い評価を得るためには、毎日とは言いませんが、定期的に勉強し、苦手な科目をなくすことが大切だと思います。これは一般 入試においても言えることだと思います。私の場合は数学と英語が苦手なので、この二つに特に力を入れ、教科書を中心に勉強しました。

■皆勤は自分を
 アピールする武器になる


 二つ目は欠席をしないこと。推薦をしていただくにはいくつかの条件があり、ある日数以上欠席をすると、いくら成績が良くても推薦をしていただけなくなります。また、1年、2年とも皆勤であれば、受験の際に自分をアピールできる武器にもなるので、欠席はしないように心掛けておくべきでしょう。  最後に小論文対策を挙げておきましょう。小論文を初めて書くときは本を読みましょう。経済学を受験する人は、経済関係の本を、福祉学部を受験する人は福祉関係の本など、簡単な内容の本でよいので、少しでもその学部の知識を頭に入れておくべきです。

■本番では決して焦らず、
 誤字、脱字の無いように


 小論文の練習をするときは、最初から制限時間を決めて書くのは難しいので、制限時間を設けずに書いた方が良いでしょう。そして、書いたものを先生に添削していただき、小論文に慣れるまで何度も練習するべきです。慣れてきたら、大学の過去の問題例を見ていくつも書いてみて、どんな問題が出題されても対応できるぐらいになれば安心でしょう。後は、前日に自分が今まで書いたものを読み返し、あらすじを覚えれば万全でしょう。本番では、決して焦らず、誤字、脱字の無いように気を付けながら書くことを忘れないようにすれば大丈夫です。  以上のことを心掛けていれば、大学合格は目の前のはずです。それでは、後輩の皆さん、志望校を目指し頑張ってください。