現役大学進学者による大学合格体験記
AO入試
 

 

中央大学
商学部金融学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
中新田中出身

3年間続けたラグビーが
合格へと導いてくれました


 私が中央大学の自己推薦入試で合格できたのは,やはり3年間ラグビー部でがんばってきたのが一番の理由だと思います。

■ラグビーを続けてきたことを
 生かし,自己推薦入試に挑戦


 ラグビー部は,毎日夜遅くまで練習をしているので,帰宅は10時というという厳しい環境でした。こいった環境にいたので1年生の頃は勉強に集中できず,部活中心の生活でした。しかし,2,3年になってからは,少し余裕もでてきたので,推薦入試のことを考えて定期考査だけは1点でも多くとろうと努力しました。  私がこの推薦入試を受けようと思ったのは9月頃で,それまでは志望大学も決まっていませんでした。ただ3年間ラグビーを続けてきたことと精勤だったことが私の大きなアピールポイントでした。この入試は,勉強だけでなく課外活動を重視する入試なので,自分に向いていると思い選びました。しかし,英語の試験もあったので,2ヵ月間は英語だけをとにかく勉強しました。英語の勉強は,単語と文法をひたすらやり,長文を読めるように努力しました。あとは,自分が志望する大学でやりたいことぐらいは,はっきりさせておく必要があると思います。
 自分が3年間やってきたことに自信と誇りを持って,本当に合格したいという強い意志で目標に向かって努力すれば,自然と結果 はついてくると思います。


 

 

帝京大学
法学部法律学科1年

平成16年3月教養コース卒
岩沼市立玉浦中出身

笑顔と大きな声と正しい言葉で
自分の長所を伝える


 法律を学んで世の中の人々の役に立ちたいとの思いをかなえ,AO入試で帝京大学法学部に合格することができました。
 毎日凶悪な事件が起こり,住みにくい世の中になっていると思います。法律の力で弱者を救い,法律の力で凶悪な事件を一つでも二つでも解決していきたいと思っています。

■担任の先生にお願いし,
 面接練習を繰り返す


 AO入試で受験したのは,大学に自分の良い所を見てほしかったからです。自分をうまくアピールするために,必死になって面 接の練習をしました。放課後は担任の先生に何回も練習していただき,家へ帰ってからは面 接の本を見て一人で練習したり,いろいろと努力しました。どこの大学でも志望理由は必ず聞かれるので,はっきり自分の言葉で言えるようにしておい方が絶対に良いと思います。
 その他にも「部活動で何を学んだか?」とか,「大学に入ったら何をしたいか?」とか意外なことも聞かれるので,面 接の本を買って徹底的に練習をした方が良いでしょう。資格を持っている事や3年間部活を続けた事,皆勤賞や精勤賞はかなりアピールになります。
 受験の時,緊張するのはみんな同じ。だから笑顔で大きな声で正しい言葉を使ってアピールすれば,この大学に入りたいという気持ちが面 接官に必ず伝わるので頑張ってください。
 大学とは,夢に近づくための場所です。自分の夢を持って頑張って努力すれば夢は叶うので,まず高校生活でいろいろな事を学び,大学に合格できるように頑張ってください。仙台育英の後輩が,自分の行きたい大学の合格を勝ち取れるよう願っています。


 

 

創価大学
経済学部経済学科1年

平成16年3月外国語コース卒
広瀬中出身

挑戦する前にあきらめない
自分の可能性を信じて!

 
 私はAO入試を使って,創価大学の経済学部に合格しました。これから創価大を目指す高校生の皆さんの役に立てればうれしいです。
  高校に入学したときから創価大へ進学しようと決めていました。将来の明確な目標はありませんでしたが,創価大は,偏差値だけでは計れない人間教育というものを実践しており,人間として成長できる大学です。そんな魅力的な大学は他にはないと思い創価大を目指しました。

■創価大経済学部の場合,
 英検2級が受験資格に


 実際に私がAO入試で受けようと決めたのは3年生の8月でした。それまではずっと公募推薦か一般 入試を考えていたのですが,英検2級を持っていたことが,経済学部の場合受験資格となる事を知り,挑戦してみようと思ったのです。
 試験の内容は,一次試験では2000字から2500字の志願理由書と自己アピール文を作成。一次に合格すると二次試験として面 接と小論文があります。一次試験の文章作成は,字数がかなり多く苦労しましたが,何度も先生に見ていただき,最終的には自分の納得のいくものに仕上げました。

■「何のため」に大学を
 志望するかを明確に


 自己アピール文では,定期テストを頑張ってきた事や英検,中国語検定を取得した事,また1,2年と外国語コースで行われた英語スピーチコンテストに出場した事などを書き,英語に対する取り組みをアピールしました。
 これらの文章を作成する中で大切な事は,自分は「何のため」にその大学を志望するかが明瞭であることだと思います。入学後の目標をしっかりと持ち,目的を持って勉強しようとする姿勢が大切です。
 二次試験の面接は,経済学部の場合,英語と日本語で行われるので,ある程度の英会話力が必要です。また,前述した通 り,私がAO入試受験を決めたのが3年生の8月と遅かったため,小論文対策の勉強をしていませんでした。そのため志願理由書と同様,過去問題や先生に出していただいた問題を繰り返しやりました。
 経済学部の小論文の問題文は短く簡潔で,「○○についてあなたの考えを述べなさい」という形でした。まずは提示された事について自分は賛成か反対か,というところから始めると良いと思います。
 私は文章を書くことが特別得意ではありませんし,面接も小論文もあまり自信がなかったのですが,AO入試に挑戦し合格できたことで,以前の自分と比べ成長できたと思います。推薦などを志望している人は,AO入試という試験もあるということを知っておいた方が良いと思います。挑戦する前にあきらめるのではなく,自分の可能性を信じて頑張って下さい。皆さんの合格を祈っています。


 

 

西武文理大学
サービス経営学部サービス経営学科1年

平成16年3月教養コース卒
大河原中出身

入学したい気持ちを
自分の言葉でアピール


 AO入試は面接が勝負だったので,自分が面接の時に心がけていた事を後輩の方の参考になるように書きたいと思います。
 まず,面接で一番大事なのは,この大学に入りたいという気持ちを相手に伝えることだと思います。そのためには声を張って喋ることです。質問をされた時にはボソボソ言うのではなく,友達と話すときよりも少しだけ大きめくらいと思って喋るのがいいと思います。
 つぎに,相手の顔を見て話をするというのも大事です。どれだけ声を張っていても下をむいていたり,部屋の物を見ていたりしては相手の印象も悪くなり,伝えたいことも伝わらなくなるからです。この2点に気を付けただけで印象は高まり,とても有利になるはずです。

■自分に不利な質問にも,
 誠意をもって答える


 次に,話し方です。相手からの質問で,自分に不利な事を聞かれることもよくあります。例えば,「家で学習はしているか?」「毎日,何時間ぐらい学習しているか?」などと聞かれた時です。毎日している人ならいいのですが,していない人は困ると思います。しかしウソをついてもしかたないので,正直に言いましょう。その時に「していません」の一言では,印象は悪くなってしまいます。「していませんが授業のなかで分からない所は先生に質問し,理解できるようにしています」などと,話し方を少し変えるだけで印象はまったく違います。  以上のような簡単なことを気を付けるだけでも,面接はいい感じになると思うので,参考にしてください。


 

 

千葉商科大学
商経学部経済学科1年

平成16年3月教養コース卒
将監中出身

必要最低限のことを
自分なりに一生懸命に


 大学進学をめざした理由は将来の自分の人生に役立つからです。社会に出る前にいろいろな経験を積むことは自分にとってプラスになります。そうして社会に出ていくことで自分の力を十分に発揮することができると思います。
 進路を決めるにあたり,きっかけを与えてくれたのが兄でした。兄は国立大学を卒業し,今は東京にある会社に就職し働いています。そんな兄がある日,進路に悩んでいる私に「お前はまだいろいろな意味で幼いんだから,社会に出る前に大学でいろいろなことを学んで力をつけた方がいい」と言いました。その言葉に背中を押されるような気持ちで大学進学を決意しました。努力して結果 を出してきた兄の姿を見てきた私にはその言葉は大いに説得力があるものだったからです。

■非常に役立った
 受験対策の小論文講座


 私は大学に合格するためにはどうしたらいいのかを考えました。まずは,必要最低限のことを自分なりに一生懸命やろうと決めました。学校を休まないことはもちろん,遅刻をしないようにしました。授業は毎回まじめに受け,定期考査の勉強もなるべくいい点数をとれるように頑張りました。日頃まじめに授業を受けていた私の姿をしっかりと見ていてくださった先生方からは平常点などをたくさんいただくことができました。先生方のお力添えのおかげで,これからも頑張っていこうという気持ちになりました。
 大学の推薦では,小論文と面接のテストがあることを知った私は,学校で行っている受験対策の小論文講座を受講することにしました。小論文講座で学んだことは受験の際に非常に役立ちました。これは後々大学受験をすることになる後輩の皆さんにぜひお勧めします。
 進学する大学を明確に決めなければならない時期になったとき,県内・県外のどちらにするか,どの学科を専攻するのかなど,いろいろと悩みました。そして,自分の力を社会に適用できるように伸ばしていくために県外に行き,一人暮らしをして,いろいろな経験を積もうという結論に行きつきました。そのためには東京に行くのが一番だと考えました。
 私は将来,環境問題や福祉に関する仕事がしたいと思っていたので,自分の進みたい道に合う大学を探しました。そしてある日,友達が見ていた大学情報誌に気になる大学があったので,資料請求してみました。すると,私の進路にぴったりの学科があることがわかりました。迷わず私はその大学を受験することを決め,AO入試で合格することができました。


 

 

東洋大学
工学部部環境建設学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
湊中出身

自分のやる気や,やりたいことを
自分の言葉で相手に伝える


 自然環境のことをくわしく知った上で建設などの物を造ることを勉強したいと思い,東洋大学を選びました。他にも環境という名前のついた学科のある大学はたくさんありましたが,環境にも色々な種類があって,自然環境のことをしっかり考えていたのがこの大学でした。私はオープンキャンパスでこのことを知りました。ですから,行きたい大学がいくつかあって迷っている人も,一つの大学に決めた人も,いろいろなことが分かるオープンキャンパスにぜひ行ってもらいたいと思います。

■課題のレポートをまとめ,
 試験当日に発表


 なぜAO入試を選んだのかというと,一番の理由は,私をしっかり見て評価してもらいたかったからです。私の受けた工学部のAO入試はちょっと変わっていて,願書と一緒に学科ごとに課題が送られてきて,その課題についてのレポートをまとめなければなりません。試験の日は,そのレポートについての発表と面 接がありました。
 レポートは2000字で,初めはちょっと多いなぁと思いましたが,自分で調べたことを書いていくと,いつのまにか文字数をかなりオーバーし,減らすのが大変だったくらいです。
 私がこの入試で一番苦労したのが発表のしかたです。先生方に色々教わり,こうしようと決めたのが,入試の1週間前でした。そしてやっと言うことがまとまったのが入試の3日前で,ちゃんとした発表の練習は2回しか出来ませんでした。でも,たくさんの先生方からまたアドバイスをいただくことが出来ました。そのおかげで,試験では堂々と発表することが出来ました。  面接は発表のあとだったので,リラックスして自分の考えを伝えることが出来ました。
 私がこの入試で学んだことはたくさんありましたが,一番大切だと思ったことは,自分のやる気や,やりたいことを,自分の言葉で相手に伝えることだと思います。


 

 

桐陰横浜大学
法学部法律学科1年

平成16年3月教養コース卒
相馬中村第一中出身

3回に分けて行われたAO入試
そのつど,課題に挑む


 自分は大学へ進学することができた。学部は法律学部である。
 自分はAO入試で受験をした。学校名は桐陰横浜大学である。受験は3回に分けて行われた。1回目の受験はオープンキャンパスへ行くことで始まった。そこでは学校パンフレットが渡され,その中には,受験志願書とレポート用紙が同封されていた。受験する場合は志願書と,なぜこの大学を受験したいのかという題のレポート用紙を2枚程,一緒に送らなくてはならない。提出後にはオープンキャンパスで渡された用紙に,2回目,3回目の受験日が記載されているのでその決められた日に大学へ行くのである。

■課題は深部まで
 問われるので,冷静に対処しよう


 2回目の受験では30分程で自己表現をする。面接のようなものであるが,自分をいかにアピールするかはここが一番重要な所である。自分は中学生時代の事を題材にして,自分がどのような思いで高校へ進学したか,そして大学へ進学したいと思ったのはどうしてなのかを時間内で伝えた。
  自己表現が終わると,次は小論文である。内容は二つのどちらかを選択して書くというものである。 一つ目は「自分が大学生でしたいこと」,二つ目は「なぜこの学部にしたのか」という内容であった。自分は一つ目を選択した。
 3回目の受験は,2回目終了後2週間後に大学から書類が届く。その中で何日まで提出と決められている課題を書かなければならない。その課題とは,新聞で自分が気になったことを,その記事と原稿用紙4枚にまとめたものを一緒に大学へ送るというものである。この課題文についていろいろな質問をされる。自分は米の問題についてまとめてみた。質問されることは書いたものによってそれぞれ違うが,自分の場合は米の品種,過去と今の違いなど深い所まで質問をされた。冷静に対処する事が大事である。
 結果は1カ月後に届いた。自分は合格することができた。合格後は,AO入試の場合毎月一度大学へ行き,入学前学習を受けなければならない。その学習に不参加するなどすると合格が取り消しになってしまう。合格後も気をゆるめずにいることが大事である。  大学を決める時は,自分の目で見に行くなどして決めることが大事である。


 

 

桐蔭横浜大学
法学部法学科1年

平成16年3月教養コース卒
逢隈中出身

志望大学を肌で感じると
進学の意欲が生まれる


 AO入試で合格した私は比較的早い段階で進学する大学が決まりました。その道のりについて紹介したいと思います。  高校3年生になり進路を決定するにあたり,それまで進路について全く考えていなかった私は「大学進学でいいや」と,安易な気持ちで受験することに決めました。勉強ができるほうではない私は,「大学に落ちたらフリーターでいいや」と考えていました。
 そんなある日,先生が桐蔭横浜大学を紹介してくださいました。私はこの大学のオープンキャンパスに行き,初めて大学に行きたいという意欲がわいてきました。そしてAO入試を受け,合格することができました。

■大学に入学して
 やりたいことを明確にする


 どこにも行くところがなく,「フリーターにでもなろうか」と考えている人にはAO入試を勧めます。AO入試は,これからのことや,志望する大学に入学してやりたいことを明確にすれば,合格する可能性が高くなります。
 私が受験した大学のAO入試は,面接と小論文でした。面接は事前に出しておいた作文の内容について質問されました。小論文は大学に入学したら何をしたいかという内容でした。
 最後になりましたが,あきらめずに大学合格を目指して頑張ってください。


 

 

桐陰横浜大学
工学部医用工学科1年

平成16年3月教養コース卒
南小泉中出身

塾や家庭学習より学校を活用
授業に集中して成果を上げる


 大学進学か就職かをまだ決めていなかった1年時,担任に「お前なら大学に入れる」と言われたのがきっかけで,真面 目に勉強するようになりました。夏期講習や冬期講習にも出て勉強するようになり,成績もだんだんと上位 に上がっていくうちに,大学に入りたいという気持ちが大きくなり,進学を決めました。
 私は家で勉強をしたことがあまりありません。塾にも行っていません。私の勉強法は学校で勉強するということです。家で勉強すると,途中でやめたりだらけたりしますが,学校では気持ちが入り,自分には勉強しやすい環境です。授業中に居眠りなどせずに先生の話をきちんと聞き,授業に集中することも大切です。そうすると,テストでも毎回いい点を取ることができ,自分にはこの勉強法が一番あっていると思いました。よい点がとりたければ,ただ勉強するのではなく,自分にあった勉強法を見つけるのが一番だと思います。

■面接では身だしなみや
 態度も重要なアピール点に


 私はAO入試で大学に合格したのですが,これからAO入試で大学に入ろうとしている人のために少しアドバイスしようと思います。 AO入試で一番大切なことは,自分をアピールすること。面接ではもちろん自分をどんどんアピールするべきですが,同時に身だしなみや,面 接室に入る態度など,あたりまえのことをきちんとしておくことも大事です。私のそうした態度が,試験官に好印象を与えたということを後で聞きました。
 あとは,小論文。これも自分の事や自分の考えをアピールするにはとても大切なことだと思います。小論文は,すぐに書けるものではないので,かなり練習が必要だと思います。「受験のことはまだ先の話…」と言わずに,早いうちから目標を決めて,その目標に向かって頑張ることが大学合格への近道だと私は思います。


 

 

大阪学院大学
経営科学部経営科学科1年

平成16年3月教養コース卒
塩竃第一中出身

最後まで精一杯やれば
後から何かがついてくる


 もっと自分を磨きたいという思いと,先生方や親の勧めもあって,大学進学を目指しました。推薦入試を目指した理由は,一般 入試よりは自分を表現できると思ったからです。推薦入試合格のために心がけたことや努力したことは,まず学校を休まないことです。ほかには,普段の学習評価のために,ふつうに授業を聞いたり,ノートを取っていました。ふつうに授業を受け,定期考査前にしっかり勉強することは,有効な定期考査対策にもなったと思います。
 小論文対策は,小論文の題名が決められていたので,1カ月前から練習をし,それを暗記したことが好結果 となりました。

■サッカーが,あきらめないで
 頑張ることを教えてくれた


  私はクラブチームでサッカーをしていました。やめようと思った時もありましたが,あきらめなくてよかったと思います。精一杯やりとおすことができたのが一番大事だったと思います。大学に行っても,何事にもあきらめず,精一杯,いろんなことを挑戦しながら,楽しく過ごせるるように,がんばっていきたいと思います。
 これだけは言っておきたいことがあります。「なによりも大事なことは学校を休まないこと。なに事にもあきらめないで,自分に負けないで最後までやり通 すこと」。精一杯やれば,あとから,なにかが付いてきます。
 私にとって大学は,目標,夢でした。受かった時はビックリしたのと同時に,本当にうれしかったです。


 

 

東北芸術工科大学
デザイン工学部生産デザイン学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
鹿島台中出身

特殊な芸術大学の試験
楽しみながら課題に取り組む


 私がこの大学を志望したのは,将来の目標につながる勉強や技術を身に付けられると考えたからです。一般 入試では実技試験があるので,春から美術予備校に通って構想表現(物をデザインしそれを絵と文章で表す)の勉強をしました。予備校の他にはデザイン雑誌などを購入し,たくさんのデザインに触れたり自分の好きなデザイナーを見つけ,その人に関して勉強したりもしました。このようなことを勉強したおかげでAO入試で合格できたのではないかと思います。

■紙による立体構成と子供のための
 遊具または家具をデザイン


 生産デザイン学科のAO入試は,一次と二次の二つの試験で合否が決定します。今回の一次試験の内容は紙による立体構成でした。前回はスチレンボードによる立体制作だったので,私はスチレンボートで立体を作成する対策しかしてこなかったので,一次試験ではいろいろな素材にふれて立体を作成する対策が必要だと感じました。今回の二次試験の内容は子供のための段ボール製遊具または家具のデザインをして,さらにプレゼンテーションするというものでした。期間は1カ月あり,その中で作品を作成しプレゼンテーションボードを作成しなければならず,とても忙しい1カ月でした。しかし,物をつくることが好きな人ならば楽しみながら試験の課題に取り組むことができるのではないかと思います。
 その他に,面接ではデザインに関する質問が多く,好きなデザイナーの作品のことを聞かれたり,その作品のどんなところが好きなのかなどと詳しく質問されました。やはり,デザイン雑誌を読むことは大切なことです。
 芸術系の大学なので特殊な試験もありますが,将来の目標につながることなので一つひとつのことを頑張っていくことが夢への第一歩だと思います。


 

 

東日本国際大学
経済学部経済情報学科1年

平成16年3月教養コース卒
いわき植田東中出身

硬式野球部の厳しい練習を通 し
多くのことを学んだ


 硬式野球部に入部し,夢である甲子園球場で野球がしたくて,いわき市の中学校から名門の仙台育英に入学しました。東北地方で甲子園出場に最も近い学校だと思ったからです。
 また,有名なスポーツだけではなく学業面で,大勢の友達,先生方と仙台育英の歴史を高校3年の間に学んでいきたいと思い進学しました。

■スポーツでしか得られない,
 貴重な体験をした


 親元を離れ,下宿で今までやった事の少なかった洗濯等をしたり,スポーツでしか体験する事の出来ない練習の厳しさを味わう事が出来ました。
 「自分たちは,今まで厳しい状況で試合や練習をして来たんだ」という自信を持って,夏の宮城県選手権大会に臨みましたが結果 は,東北高校に敗れてしまいました。しかし,悔いの残らない試合をしたいと思った通 り,大変素晴らしい試合が出来ました。
 仙台育英硬式野球部で学んだ挨拶や基本的な礼儀を,これからの大学生活でも活用して行きたいと思っています。同時に,社会でも仙台育英の歴史を活用させていきたいと思っています。


 

 

帝京科学大学
理工学部マテリアル学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
河北中出身

マニュアルに頼らず
ありのままの自分を表現


 高校入学前から大学進学を考えていました。しかし具体的なことは後回しにして,やっと3年生になってから自分の実力に合った大学を探し,目星を付けました。そして夏休み前にオープンキャンパスに参加し,夏休みと夏休み後に面 接を受けました。合格できたのは,先生方のお陰と言って過言ではありません。
 私が受験したのはAO入試です。筆記試験がなく,2回の面接と書類審査だけという方式で行われました。そこで私は「面 接が合否に一番関わる」と考え,オープンキャンパスに参加した時に校舎の特徴,周りの環境,自分の志望している学科で使用する研究室設備などなどをメモしました。百聞は一見にしかずと言いますがその通 りでした。資料だけでは分からない事も大抵は分かりますし,逆に悪い所も見えてきます。

■大学に入りたいという
 熱意を,面接官に訴える


 次に,オープンキャンパスでの体験をもとに,自分が志望している学科に関した質問を考え,その答えを出してみる。いわば自問自答を繰り返し,その後先生に模擬面 接をしていただいて,どんな質問にも答えられるようにしておく事が必要です。
 志望動機書は,それに基づいて質問される場合もあります。熱意を伝えるのは大事ですが,あまりにも複雑になりすぎると答えられないという事にもなりかねません。更に付け足すと「面 接,自己推薦必勝」などと銘打った書籍が数々あります。確かにこれを参考にするのは悪くありません,むしろ良い事です。しかし鵜呑みは痛い結果 に終わると,私は身を持って体験しました。詳しくは省きますがマニュアル人間は必ず見抜かれます。
 最後に後輩の皆さんへアドバイスという程ではありませんが…。私のように面 接と書類だけのAO入試を受験する時は自分が志望する学部,学科に対する熱意が大切です。ただ,面 接官の問い掛けにただ一方的に話すのではなく,一語一語に「自分はこの大学に入りたい」と面 接官に訴えるような熱意が重要であると言っておきたいです。