5月21日 メモリアルストーンに献花
 
 
 

 5月21日(土)午前9時、多賀城校舎南区の東側に設置されたメモリアルストーンの前に秀光生徒1年生と4年生が並びました。6年前の2005年5月22日、飲酒運転のRV車によって尊い命を落とした仙台育英学園高等学校1年生だった3人の慰霊と、飲酒運転根絶を願うためです。

 慰霊碑であるメモリアルストーンの後ろには、亡くなられた齋藤大君、細井恵さん、三澤明音さんの3人の遺影が飾られています。秀光1年生はクラス代表と担任の先生が白いカーネーションを碑に供え、3人の冥福を祈りました。

 続いて秀光4年生。さらに多賀城校舎に学ぶ仙台育英1年生(特別進学コース、外国語コース、英進進学コースI類、T-フレックスコースの1年生)、そして宮城野校舎からも英進進学コースII類、M-フレックスコース1年生の代表が参列し、それぞれクラス代表2人がクラス生徒の前に立ち、カーネーションを供えました。

 特別進学コース1年1組の代表2人、田崎さんと松田くんに話してもらいました。
 「長崎から来たのでこの事件のことは、昨日、担任の先生にお話ししていただくまで知りませんでした。法律で禁じられている飲酒運転によってなくさなくてもよかった命を失ってしまった・・・そんな3人の先輩たちがとても可哀想です。このようなことがないように飲酒運転は絶対に許してはならないと思います」(田崎さん)
 「6年前は小学生だったので事件のことはやはり昨日まで知りませんでした。自分の命がある日、突然に断ち切られてしまう。想像しただけで、とても怖いことだと思いました。やってはいけないと言われながら飲酒運転をついやってしまう大人の世界・・・でも、この“つい”は絶対にいけないと思います。被害を受けた側の影響があまりにも大きいですから」(松田くん)

 2005年5月22日の事故、そして飲酒運転根絶への願い。このことは、亡くなられた3人のためにも、絶対に風化させてはなりません。