特別進学コース
 

 5月22日の事故から早くも三か月が過ぎました。怪我で入院していた人たちも次々に回復し、皆な精神的にもだいぶ落ち着いてきていると思います。私も当時に比べたら思い出すこともあまり無く、日々の生活を送っています。
 このように立ち直れたのもやはり親、友人学校関係の方々など回りの人があたたかく見守り励ましてくれたからだと思います。
 今回の新体育着の件も、私たち1年生のことを考慮していただき、すごく嬉しかったです。正直な話、あの事故を忘れる事はできません。真近で見てしまったという事もありとても悲しくなる時もありますが、忘れずにいるということが、亡くなってしまった三人に対して私のできる精一杯の事だと思いました。様々な心遣いありがとうございました。

 
 
 外国語コース
 

 私は事故現場を見て以来、その場面が時々 ふっと脳裏に浮かんできておりました。思い出したくないのに勝手に浮かんでくるので、これからもずっと続くのかなと思いました。
 しかし、最近はそういう事はなくなりました。
 今はあのような事故が二度と起きることがないように願っています。そして、亡くなられた三人をいつまでも忘れずにいようと心に誓いました。
 最後に、事故を思い出してしまうから体育着を変えようとご配慮下さいました同窓会の皆様、本当にありがとうございました。私達は同窓会の皆様のおかげて気持ちを切り替えることができ、心から感謝しております。
 本当にありがとうございました。

 
 
 英進進学コース
 
 5月22日の事故からすでに3か月もたちました。事故当初は、同じ学年の仲間が三人も亡くなったために動揺していましたが、時が経つにつれて徐々に心も落ち着いてきました。事故当日に着ていた体育着では、あの事故を思い出してしまうからと、しばらくの間各自の体育着で運動をしておりました。
 本日、仙台育英学園同窓会の方々のご厚意によって、心待ちにしていた新しい体育着をいただきました。本当にありがとうございました。
  私を含めた仙台育英生は、たくさんの先輩方に見守られているのだということを改めて気付かされました。
今回いただいた心ある体育着を励みに、これからは亡くなられた三人の分まで新しい気持ちで頑張っていこうと思います。
 
 
 フレックスコース
 
 この度は新体育着をいただき本当にありがとうございました。
 事故後、人によっては泣き、無関心を装いつつも心の中では深い悲しみに満ちていました。その中でも体育着に返り血を浴びた生徒は、もう体育着を着ると事故のことを思い出してしまい、体育の授業を受けられなかったと聞いています。
 今回、多賀城校舎で事故が起きた事を知らされた私たちは、あまり実感がなく最初は軽い事故だと思っていました。しかし、家に着きニュースを見た時、改めて事故の深刻さにただ見ていることしかできませんでした。
 私は、亡くなった三人の人達の事はよくわかりません。だけど、同じ学校に通 う生徒として他人事とは決して思われませんでした。 亡くなった三人の事、そして事故の事を忘れないためにも、この体育着を大切にしていきたいと思います。
 
 
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