▼就きたい職業を決める
ことからはじめよう
「就職を希望するなら、どんな職業、職種につきたいのか。それを決めることから始めてください」と、大場先生。高卒者は会社を辞めてしまいがちという問題があります。いわゆる「ミスマッチ」の問題。これは企業にとっても、本人にとっても不幸なこと。
「たとえば、アルバイトでいくつかの「仕事の世界」を体験して、自分がどんな仕事に向いているのかを確かめてみる。それによって自分の就きたい仕事について考えてみるというのも、ひとつの方法です」
▼可能性を狭めないために、
充分な準備を
9月からの就職試験に備えて、学科や一般常識試験のための準備を進めることも大切です。
「自分にとって理想の仕事、会社に出会えたけれども、試験の準備をしていなかった…では困ります。将来への仕事の可能性を自分からつみ取ってしまうことになりますから」
夏休みの期間中に就職試験の問題集を手に入れて、自分なりに進めてみることです。それと、就職すれば自動車免許が必要になります。この時期から運転免許を取る準備を始めておいた方が良いでしょう。新聞に目を通
して、社会の動きを知っておく習慣をつけることも忘れずに。
▼専門学校、大学に進んで専門知識、
専門技術を身につける方法も…
希望の職業・職種が見えてこないなら、専門知識や専門技術を身につけるために専門学校や大学に進む、というのも一つの方法として検討してみてください。
「社会人とは、自分で働いて、自分でお金を得る人のこと。ですから、受け身の姿勢ではだめ。積極的に自分自身で考えて、自主的に行動する人間になるよう心がけてください」
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