第13号
 

 
より特色のあるコースをめざして
ー 情報科学コースから ー
 

 平成二十六年四月から「情報科学コース」が宮城野校舎でスタートしました。実際には、平成二十五年四月入学生から先行実施を行ってきていました。
 コースの主なねらいと特徴は
一 グローバルライセンス(マイクロソフトオフィス スペシャリスト)(MOS)の資格取得
二 生徒一人一台のノートパソコンの普通教科での活用
三 高大連携、高専連携による模擬講義と体験学習の実施
四 科目「卒業制作」(学校設定科目)の設定
五 フェイスブックの立ち上げなどがあげられます。
 一については、科目「グローバルライセンス」(学校設定科目)を一年生から三年間毎年二単位を学習することとしました。二十四年度までの入学生は二年生からしかMOS試験を受けられませんでしたが、これにより平成二十五年度入学生は一学年から受験できるようになり、すでに在籍の半数以上の生徒がExcel 2010の資格を取得しています。
 二については、各教室で情報の科目以外の授業で使用しています。教員はノートパソコンを有効活用できるよう研修や工夫、ソフトの入手に努力しています。また、生徒は総合的な学習の時間や体験学習の発表をパワーポイントを利用して行っています。なお、情報の授業は情報処理室(Win1、Win2)のデスクトップパソコンを使用しています。
 三は、会津大学(コンピュータ理工学部)、東北文化学園大学(知能情報システム学科)、東北芸術工科大学(デザイン工学部)、デジタルアーツ専門学校と連携し、大学教授による模擬講義や大学施設を利用した体験学習、専門学校講師による3Dゲーム制作の出前講座受講を実施しています。
 四は、二年間資格取得などに力点を置いた授業でしたが、ホームページ制作とホームページビルダー応用を学ぶことにより、コミュニケーションツールとして自在に活用できるコンピュータ技術の習得を目指しました。
 五については、コースの生徒の活動の様子を多くの方に知っていただきたく始めました。コメントやアップはパソコン部の生徒たちが行っています。また、昨年度は写真を掲載していましたが、今年度からは動画も載せています。「仙台育英情報科学コースフェイスブック」または記載しています「QRコード」で検索していただき、是非一度アクセスしてください。また、ご意見がありましたらコメントを頂きたいと思います。
 このように、「情報科学コース」
では情報科学に特化した取り組みができるよう、施設設備の充実を校長先生にしていただいたおかげで、情報やコンピュータに興味関心を持った生徒が多く入学してくれるようになっています。この三年間は毎年二〇名ずつの増になりました。
 また卒業後は三年間で学んだ情報科学のスキルを、より専門で高度な大学や専門学校に進学し、さらなるスキルアップを目指しています。
 今後、仙台育英学園高等学校の最も特色のあるコースと言っていただけるように生徒・先生が一丸となって頑張っていきたいと思っています。

宮城野校舎 情報科学コース教頭
武田 和夫

  
 
contentsへ戻る