英進進学コース
早稲田大学 スポーツ科学部 スポーツ科学科に自己推薦で合格

英進進学コース
清水くん
(東京青山学院中出身)

早稲田大学の
ラグビー部を目指し文武両道を意識

■強いチームワークで輝かしい伝統を守る

 兄の後を追って自然に始めたラグビー。そして、兄と同じように、早稲田大学のラグビー部でプレーするのが夢でした。その目標をかなえるために、全国大会常連高校でプレーをしたくて、仙台育英を選びました。

 チームプレーが必要なスポーツはいろいろありますが、その中でもラグビーは、みんなの力が一つにならないと勝てないスポーツです。一人のミスをほかの全員でカバーして勝利に導く。そこに面白さがあります。

 ラグビー部は仙台育英の中でも伝統のある部です。全国大会に出場できずに悔しい思いをした先輩たちの積み重ねがあって現在があるので、その伝統を汚してはいけないというプレッシャーが、少なからずあったと思います。ベンチで見ていた1年のときに東北大会で破れる悔しさを味わいました。練習でやっていることを出し切るためには、何度も同じことを繰り返して体に覚えさせる反復練習しかありません。次は絶対に勝ちたいという思いで厳しい練習を積み重ねてきたので、2年時の東北大会で優勝できたときはうれしくて泣いてしまいました。

 キャプティンに選ばれてからは、毎日の練習メニューを組み立てる仕事が加わりました。最初はチームをまとめるのに苦労しましたが、下級生がしっかり責任を持ってやってくれるようになり、今年も花園ラグビー場でプレーができると決まったときは、正直、ほっとしました。



■目標は早く設定し早めに準備を始めよう

 早稲田の自己推薦を受けるためには、評定基準があります。その中でも評定の高い方が有利なので、1年生の時から部活との両立を意識していましたが、テスト前は特に大変でした。部活をしていない同級生よりは勉強する時間が少ないので、授業中に覚えるしかありません。ただ漠然と黒板の文字を書き写すだけでは頭に入らないので、きちんと理解した上でノートに書くよう心掛けました。1年間はあっという間に過ぎてしまいます。推薦を考えている人は早めに目標を設定して、早めに準備することが大切だと思います。

 監督は「ラグビーをする前に、人間として当たり前のことができるようにならなければいけない」と、道具の扱い方や礼儀など、事細かく教えてくださいました。おかげで3年間で人間として成長できたと思います。試験の面接でも落ち着いて対応できました。

 早稲田大学ではスポーツ科学を学びますが、まだ将来何をしたいのかといったことまで、考えが及びません。今のところはっきり見えているのはラグビーだけ。レギュラーになるだけでなく、中心選手として活躍したいという夢があります。


   
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