外国語コース
国際教養大学 国際教養学部 グローバル・スタディズ課程に公募制推薦で合格

外国語コース
町井さん
(岩切中出身)

好きな英語を生かし
民間交流の架け橋になりたい


■カナダの語学研修で自分を見つめ直す

 3年生の夏、カナダの語学研修に参加しました。推薦入試を間近に控えた時期でリスクが大きいと反対されましたが、どうしても行きたくて、熱い思いを貫きました。 

 想像していた以上の困難もありましたが、自分が今までやってきたことを見つめ直す時間ができ、友達の大切さや日本の良さを改めて実感しました。期間は2週間だけですから英語力が目に見えて伸びることはなかったのですが、内面的な成長は大きく、思い切ってチャレンジした成果がありました。カナダで韓国人の友達ができたことは、将来の進路を考える上での一つのきっかけになったような気がしています。

■日本文化からスペイン語まで幅広く

 洋楽に興味を持って分からない単語を調べるようになったのが、英語に関心を持った最初です。もっと勉強したいという思いで外国語コースを選んだのですが、授業の中には華道や茶道の時間もあり、日本文化の良さを再認識することができて楽しかったです。

 第二外国語はスペイン語を選択しました。スペイン語圏は経済の不安定な国が多く、ボランティアを必要としているのではないかと考えたからです。もともとボランティアに興味があって、インターアクトクラブで老人ホームの慰問をしたり、市民祭りのお手伝いをしたりしました。スペイン語ができれば役立つことも多いはず。少しだけですが、メキシコ人の留学生とコミュニケーションを取ることができるようになり、高校3年間で得たことは大きいと思います。

 もともと希望していた英語は、ノートや問題集から離れ、ネイティブの先生と接したり、外国に行ったりしたときに、生きた英語を学んでいる実感がわいてきました。さらに勉強しようと、国際教養大学を志望しました。授業は全部英語で行われ、在学中に海外留学が義務づけられているので、英語を学ぶには最高の環境です。 

 入学当時は漠然と外国に興味があるだけでしたが、だんだん目的が見えてきました。そこにはリーディングを担当してくださった鹿野先生の存在も大きかったと思います。エッセイの勉強を通して自分の考えがまとまるようになったのも先生のおかげですし、悩んでいるときもズバッと助言していただき、すごく頼りにさせていただきました。 

 言葉は手段。その先、何ができるかは分かりませんが、民間レベルで外国人との交流ができる道をさぐってみたいと思っています。


   
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