二つ目の体験学習は、秋に標津川を鮭が
遡上してくる標津町で新巻鮭・イクラづくり。
体験の前に、まず『標津サーモン科学館』を
訪ねて鮭についての学習をします。
そして、挑戦!
鮭のお腹を裂いて内臓を取り出し、塩もみ、
あるいはイクラを取り出す作業には、
最初、 少し勇気がいります。

 

 
 
昨晩、クラスメートたちと遅くまで話し込んだせいで寝不足の目で眺める山々の風景。   突然、バスの走る道の脇にエゾシカの母と子が。仲良く道端の草をはんでいます。
     
 
すると直後に雄シカが。これこそ北海道ならでは風景です。   標津サーモン科学館に到着。水槽に展示室、映像室…北海道の鮭のことならなんでも!
     
 
容積110キロリットルの大水槽。鮭を中心とした北海道の魚たちが泳ぎます。   科学館の裏の観覧橋を渡ると、標津川を遡上する鮭の群を眺めることができます。
     
 
いよいよ新巻鮭づくりに挑戦。まずは衛生上の配慮から完全装備。   加工場の方が鮭のさばき方を説明。みんな、正直なところ恐怖におののいています。
     
 
「こうして内臓を取り去った鮭を水洗いしてから…」。みんな、まだ引いています。   いざ、本番。一人1匹の鮭をあずけられてエイヤッ! 案外うまくいくものです。
     
 
一人じゃ心細いものだけど、みんなでやれば怖くない?(やっぱり少し不安!)   しかし、いつしか作業に夢中に。余裕の笑顔さえこぼれてきます。
     
 
「そう、こんな具合に内臓を取り出し、それから塩をまぶしていくんだ…」   完成! 緊張感一杯のスタートだっただけに仕事を終えた充実感はひとしお。
     
 
箱詰めして自宅の宛先を書いて…。自宅でどんな味に出合えるか、今から楽しみ   ウミネコが遊ぶのどかな秋の標津町の海。水平線の向こうには見えない国後島。
     
 
こちらはイクラづくり班。やはり鮭の腹を裂くまでには少し勇気がいります。   こちらは新巻鮭班以上に完全武装。マスクをして雑菌が入るのを防ぎます。
     
 
包丁でお腹を裂いてみて、魚に赤い血が流れていたことに改めて気づかされます。   なれてくれば作業は楽しいものに。私語も忘れて黙々と没頭してしまいます。
     
 
「鮭体験」のあとは、バスに揺られて“霧の摩周湖”へ。今日は湖がよく見えました。   エゾシカに続いて、今度はキタキツネ。まるで私たち旅行者を観察しているよう。
     
     
北海道学研修旅行 2006
標津町で「新巻鮭・イクラづくり」を体験して
生徒たちによる体験印象記