Vol. 98

 
 
特別進学コースから東京工業大学第1類へ


東京工業大学 第1類
に一般入試で合格

斎藤 くん  大河原中出身

 

毎日の授業と朝夕の
補講、それで充分です



▼2年生の夏まで剣道に打ち込んで

 文武両道をめざしたいと思い、入学早々、剣道部に入りました。正直、1年生の時は“部活に追われて”の日々でした。でも、2年生になると、クラスのみんなが普段の会話の中で大学進学の話題を出すようになってくる。そうか、そろそろ大学進学に向けて本腰を入れなければと思い、部活をやめ、勉強に専念することにしました。2年生の夏のことです。


▼塾や予備校に通っているひまはありません

 それからは、本当に勉強に専念しました。3年生になってからは朝・放課後の補講にも欠かさず出るようにして…。塾や予備校に通う余裕はありませんでした。授業や補講の予習・復習で精一杯の毎日でしたから。でも、“精一杯の毎日”を振り返ってみると「2年の夏まで頑張った剣道が生きたのかな」とも思います。剣道で身につけた体力と集中力…。これが現役合格へと導いたのだと思います。



特別進学コースから東北大学経済学部へ

東北大学 経済学部
経済・経営学科に一般入試で合格

日野 さん 河南東中出身



特進の先生を信じ、
予習・復習に専念して



▼入学当初から東北大学経済学部をめざして

 特別進学コースに入った当初から大学進学のことは考えていました。将来進む道を両親に相談したところ「資格を取って、それを生かせる仕事に就いたら」とのアドバイスがありました。私は“数字関係”のことがけっこう好きなので公認会計士をめざすことに。父が東北大学卒ということもあって、東北大学経済学部に目標を絞って勉強を開始しました。


▼「特進の先生を信じて勉強すれば間違いないよ」


 1年生の時から、毎日の予習・復習にウエイトを置いて勉強を進めたのですが、3年生になって、このやり方に不安が出てきました。それで特進から東北大学経済学部に進んだ先輩に相談してみたところ「特進の先生を信じて、毎日の予習・復習に専念していれば間違いない」との返事。先輩の言葉を信じて頑張りました。結果、現役合格。先輩と特進の先生、両親には感謝の気持ちで一杯です。



特別進学コースから東北大学理学部へ

東北大学 理学部
生物系に一般入試で合格

鈴木 さん 八木山中出身



授業、勉強合宿、講習を
夢中でこなすうちに…



▼特進への入学が“幸福”へのターニングポイント

 3年前、まさかと思っていた「公立高校不合格」の現実を前にして、頭が真っ白になっていた自分を思い出します。そんな私が仙台育英の特進で3年間頑張った末に第一志望の大学・学部に現役で合格できたのですから、人生、どこに“しあわせへのきっかけ”がひそんでいるかわかりません。


▼多彩な学習メニューを夢中でこなすうちに

 3年間頑張りましたが、それを苦痛と思ったことはありませんでした。学校に泊まり込んでの研修合宿『プラン2000』、東京での勉強合宿、朝夕の補講に春・夏・冬休み中の講習、そして土曜日の特別授業や講習会…。これら、盛りだくさんのメニューをクラスメイトたちと一緒に夢中になってこなしているうちに、いつの間にか「東北大、現役でいけそう」との自信がついている自分を発見しました。本当に楽しく、充実した3年間でした。



英進進学コースから山形大学工学部へ

山形大学 工学部
機械システム工学科に一般入試で合格

三浦 くん 多賀城中出身



目標を達成したいなら
奮い立たせる環境に



▼成績が良くなればそれに応じてやる気も増して


 入学したときから「3年後には国立大に進みたい」と思っていました。本格的に勉強に取り組むようになったのは2年生になってからなのですが、自分なりに頑張った結果、2年の後半には英進進学コースで1番の成績に! これで自信がつき、勉強に対してさらに真剣に取り組めるようになりました。


▼ライバルの存在がさらにやる気を引き出して


 それと、頑張れた理由は「周囲の友人たちからの刺激」もあったと思います。僕が所属したのは、少人数制で理系国公立大を一般入試でめざす『理系特別選抜クラス』。クラスには1年生の時から成績で張り合える“良きライバル”がいました。僕が合格できたのは、彼の存在があったからかもしれません。なにか目標を達成したいなら、自分をその目標に向かって燃え立たせるような環境に自分自身を投げ込んでみる、ということも大切かもしれません。



英進進学コースから山形大学農学部へ

山形大学 農学部
生物資源学科に一般入試で合格

加藤 くん 広瀬中出身



入学直後から大学進学に
向けての日々が…



▼入学早々「大学進学に向かって」の一撃

 英進進学コースの特別選抜クラスで高校生としての生活をスタートさせたのですが、授業が始まってすぐの頃だと思います。先生がこう言われたのです。「君たちはそれぞれどこの大学をめざすのか」「君たちは大学進学のためにいま、ここで、勉強を始めようとしているのだ」と…。入学早々、頭を殴られたようでした。あのときの“一撃”が、国立大への現役合格につながっているような気がします。


▼具体的な夢や目標が、頑張りの源に


 中学生の頃から動物が好きで熱帯魚やトカゲを飼っていました。交配して子孫を増やす生き物たちを観察しているうちに、遺伝子について興味を持つようになりました。それが生物資源学科をめざしたきっかけです。将来、このような研究をしてみたいという具体的な夢や目標があれば、みなさんも自分の夢・目標に向けて思いっきり頑張れるはずです。