2005 Topics  第57回全日制課程 仙台育英学園高等学校 卒業証書授与式
 



■第57回全日制課程 仙台育英学園高等学校
卒業証書授与式
平成17年3月1日
宮城野校舎 体育館

 

 3月1日火曜日、本校全日制課程卒業生917名の卒業式が行われました。会場は宮城野校舎・体育館。会場にはカナダ、スウェーデン、ブラジル、韓国、ニュージーランド、ベネズエラといった海外の姉妹校からやってきた7名の留学生の姿もありました。
 卒業証書授与のあとには「優等賞」「精皆勤賞」「検定合格賞状」「生徒会功労賞」「特別 功労賞」の授与がありました。「特別功労賞」では昨年12月、全国高校駅伝において、2年連続全国優勝に輝いた本校陸上競技部男子や、卓球部男子、なぎなた部、ボウリング部など素晴らしい成績を残した選手たちが壇上に並びました。


■校長先生式辞(抜粋)
 仙台育英学園の100年の歴史の中には“のぼり坂”の栄光の時代もあれば“くだり坂”の厳しい出来事も数々ありました。 これはそのまま人生にもあてはめることができます。この二つの坂はある程度予測することができ、事前の準備は可能です。
 最も恐ろしいのは3つ目の“まさか”という坂です。予期しない出来事が起きたときに人は混乱しうろたえます。 他力本願な生き方では「3つの坂」どころか1つの坂さえも歩むことはできません。
 学園創立者の加藤利吉先生が残された建学の精神は、自ら道を切りひらく“自力本願”な生き方を説いています。道を失いかけたとき、自分の足元が見えなくなったとき、皆さん方が今手にとっている卒業証書ケースの中に書いてある建学の精神を思い出してください。足元を見つめ直し自分の道を歩んでいってください。


■答辞(抜粋) 
平成16年度 前期 生徒会長
小澤さん(特別進学コース・多賀城二中出身)

 3年前の4月、ここ仙台育英での学園生活の幕が開きました。思えば未熟で幼い私たちでしたが、先生方にご指導いただき、夢を現実に変えるべく、精一杯の努力をしてまいりました。今振り返れば、あっという間の出来事で、一つひとつの行事は教科書では学べない、高校生としての成長の機会を与えてくれたものだった、と感謝の気持ちがこみ上げてきます。
 そして平成16年度は数々のうれしいニュースが舞い込んできました。中でも前回の高校新記録をさらに塗り替えた、陸上競技部男子の全国高校駅伝での優勝。彼らの走りは私たちに、“諦めなければ努力は必ず報われる”ということを証明してくれました。
 私たちは、これからそれぞれ違う道を歩みます。今まで経験したことのない困難が待ち受けているでしょう。しかし、仙台育英学園高等学校で学んだ、どんな困難にも立ち向かうライオン魂を、私たちは持っています。自信を持って、全力で乗り越えて行こうと思います。