■激励の言葉生徒会長 菊地恵莉
 
 池田久美子先輩、絹川愛さん、2007世界陸上大阪大会ご出場、本当におめでとうございます。お二人は仙台育英学園高等学校の卒業生と在校生という違いはありますが、この夢のような世界大会にお揃いで出場されることは、後輩・同輩としてとても喜ばしいことです。

 池田久美子先輩は小学校6年生のとき、走り幅跳びで5メートル18の記録で「驚異の天才少女」として陸上界にデビューし、中学では、走り幅跳び・100メートルハードル・100メートルジュニアハードルの3種目で日本中学記録を樹立。仙台育英学園入学後も努力を怠らず、団体優勝などの成果を挙げられました。池田先輩の仙台育英現役時代のご様子を伺ったことがあります。熱心に練習に取り組んでいたことは当然ながら、人一倍、厳しい自己管理と計画性を持ち、練習には常に創意工夫と研究心を絶やさなかったこと、夢をあきらめずに日本一を目指し、常に自己研鑽を続けられたことを知り、私は尊敬の念を抱きました。私たちは少しでも池田先輩に近づきたい、後に続きたいと思います。たとえ進路や目標が違っても、夢をあきらめず自分をしっかり見つめながら頑張ります。

 絹川愛さんは、仙台育英に入学した1年生のとき、福岡国際クロスカントリージュニアなどで優勝。次の年には、全国高校駅伝の一区で区間優勝。今年は5000メートルで15分28秒13の高校歴代2位の記録を樹立。その他、ジュニア選手権、リレーカーニバルなど各種大会で活躍。私たち在校生の誇りと憧れの的でもあります。競技直後のインタビューではいつもユーモアを交え、明るく、そして偉ぶらず、答えている絹川さん。そんな世界のアスリートが私たちと一緒に学んでいることは誇りであり、自慢でもあります。ぜひ世界大会では平成生まれ第一号の日本選手として、そして仙台育英生として堂々と走りきってください。

 今回は、お二人のこれまでの実績を持ってしても、さらにハイレベルな世界大会となることでしょう。ぜひ体調には十分留意され、世界の超人たちに挑んできてください。全国の人々と一緒に私たちも声を大にして、大阪の空に向かって叫んでいます。元気で頑張ってきてください。お二人の活躍をお祈りし、壮行の言葉といたします。
 
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