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 英進進学・外国語コース1学年対象 進学講演会

 
 
 

 10月24日(水)多賀城校舎グローリーホールで英進進学コース、外国語コース1年生を対象とした進学講演会が行われました。
 講師は、河合塾文理 東北本部本部長である佐々木一幸先生。佐々木先生は、生徒はもちろん保護者などに向けて、数多くの公演会を行っています。今回の演題は、「進路実現に向けて」です。

▼“野球一筋”から大学進学を決意した一人の高校生の話

 佐々木先生は、生徒の前に立ち「河合塾の教壇に上がってから、20数年経ちますが、その中で一番印象に残った生徒の話をします」と、一人の高校生について話し始めました。
 1990年代の大学受験はとても厳しく、受験者の3人に1人は不合格でした。そんなとき、佐々木先生に高校3年生の生徒から「今からでも必死に勉強すれば、大学に行けますか」と、一本の電話が入ります。
 その生徒は、部活の野球を一生懸命に頑張り、野球で就職することを希望していたのですが叶わず、なんとか大学に入りたいと思っていました。“大学試験に確実に出る問題を教えて欲しい"と言う生徒を、佐々木先生は“受験への努力を怠ってはいけない”と厳しくたしなめたところ、生徒は勉強に対する姿勢を改め、結果2浪をしながらも努力を続け、慶應義塾大学への合格を手にしました。

▼1日3時間の勉強を続ければ、必ず自分の力になる

 ほかにも「約40年間仕事をするうえで、職業や将来の選択は重要なこと」、「1年生から良い学習習慣を作ることが大事です、3年生になると当然周囲も頑張っていて、前に進むことが難しくなります」、「勉強はスポーツと同じです。最初は辛くても、毎日やっていれば感覚として“当たり前”になっていく」と、早いうちから一日3時間の勉強を続けることの大切さを話してくださいました。


▼仙台育英学園で学んでいることを誇りにしてください

 最後に佐々木先生は、生徒に向けて、「1学年主任の新谷先生から、仙台育英学園の『逆転の仙台育英』というフレーズを聞きました。実際、野球・駅伝など多数のスポーツで、最後までねばりをみせてくれています。皆さんは東北・宮城県の誇りです。皆さんがここで学んでいることを誇りにして、自分の人生と夢にむけて、必死に頑張ってください。皆さんの第一志望への合格を楽しみにしております」とエールを送ってくださいました。
 高校1年生の時期から、将来に真剣に向き合う気持ちを持ってほしい、という思いを、生徒も深く感じ取ったのではないでしょうか。

 講演会を聴いての生徒の感想はこちらです。

 
第1学年 進学講演会「進路実現に向けて」を聴いて