夏の甲子園出場、国体“全国優勝”を果たした前チーム主将から
 
 

前主将 小杉 勇太
(Tフレックスコース3年/大沢中出身)

 

▼夏の甲子園、晴れの舞台で戦いきりました

 夏の甲子園では3回戦まで戦いました。正直なところ、「もっと戦いたかったな」というところもあるのですが、「晴れの舞台で戦いきった」という思いもあります。チームみんなの気持ちはひとつ、“3年間続けてきてよかったな”の一言です。
 自分たちのチームは、“ここいちばん、頑張らなくては”というときに、みんなで一つにまとまることができたチームだったと思います。監督の佐々木先生からは「今年のチームはスーパースターがいないチームだ」と何度も言われてきました。それだけに、自分はキャプテンとして、助監督(グランドマネージャー)の宮下と「チームの結束」を日々の練習のテーマとしてみんなをひとつにまとめるよう努めてきました。
 「ひとりではなく、つねにみんなで」という思いで夏の甲子園をめざし、結果、みんなの力を合わせて憧れの球場で戦うことができました。その意味では満足です。


▼国体“全国優勝”で先生方に恩返しができました

 国体(第67回ぎふ清流国体)は、自分たちにとって高校生活最後の大きな大会ということで、それなりの覚悟で臨みました。ですが、夏の甲子園という大きな山を登ったあとだったせいか、余計なプレッシャーを感じることはありませんでした。そのせいか、佐々木先生と部長の郷古先生には「調子に乗りすぎるな」と、何度かたしなめられましたが。
 最初の試合で1勝をあげたら、「次も負けたくない」という気持ちになります。それで、「よぉし、最後までだ!」という気持ちになってみんなで突っ走ったら、とても嬉しい結果になりました。準決勝を勝ち抜いた2校がともに優勝ということになったのですが、どんなかたちであれ“全国優勝”を手にすることができたのはとても嬉しいことです。3年間、先生たちには迷惑のかけっぱなしだった、だから最後に恩返しをしたい…その思いが叶いました。


▼新チームは“甲子園優勝”を狙えるチームです!

 後輩たちには、自分たち以上に頑張ってほしいと言いたい。東北大会(秋季東北地区高校野球大会)を応援に行き、彼らの戦いぶりを見ていて「全国(優勝)を取れる力があるな」と感じました。自分のバトンは新しい主将の上林誠知に渡しました。自分たちに続くキャプテンとしてチームをしっかりまとめていって、ぜひ、東北に初の優勝旗を持ってきてほしいと思います。