2012 Topics

  ラクロス部 活動報告

 
 
▲仙台育英 ラクロス部
 

 2010年秋の創部以来、徐々に活動の幅を広げている仙台育英女子ラクロス部。現在は特別進学、外国語、英進進学各コースの女子9名が月曜から金曜の放課後、多賀城校舎で練習に励んでいます。今年4月、多賀城校舎で開かれた「ラクロスクリニック」では2名の部員が参加し、県内の大学生たちとミニゲーム等で交流を図ったという話題は、当ホームページでご紹介しました。
 今回は、ラクロス部の最近の活動について、2人の部員にお話を聞きました。

宮城県内で唯一のラクロス部に
興味をひかれて…

 今回、お話をしてくれたのは、キャプテンの佐藤佳蓮さん(松島中出身・写真右)と副キャプテンの萩生田雪乃さん(埼玉 鴻巣中出身・写真左)。二人とも特別進学コースの2年生です。
 ラクロス部への入部の動機について訊ねると「新しいことがやってみたくて」(佐藤さん)、「私立高校に二つ受かって迷っていたのですが、ラクロス部があることを知り、面白そうだと思って仙台育英を選びました」(萩生田さん)との答え。宮城県内の高校で唯一のラクロス部に二人とも興味をひかれたようです。
 では、ラクロスの魅力は?「ラクロスのスティックワークはかなりのテクニックが必要です。もっと先、もっと先…、と近づきたくて練習に練習を重ねても、まだまだ先がある。練習のしがいがあります!」と話す佐藤さんの生き生きした表情は完全に“ラクロス少女”。萩生田さんは「部員の仲がよくてとてもいい環境です。あと、メジャーじゃないスポーツだから、友達に話すと、面白そうだねって言われるのが嬉しい!」と楽しそうに話します。

初の対外試合は全敗、
でも次第にコツがわかってきました


 「県内の高校で唯一の部活」ということは、他に対戦する高校も県内には存在しないということ。そこで、今年から大学生を相手に交流試合に参加することになりました。まず、7月には宮城蔵王の運動場で「フレッシュマン・クリニック」に参加。もちろん大学生のイベントですが、合同で練習したり、ミックスチームで試合をしたりと、部員たちにとって大きな刺激となったようです。
 そして、ラクロス部初めての対外試合となったのが、8月11日に名取の十三塚公園で行われた日本ラクロス協会東北地区の大学新人戦。8人制の特別ルールで、10チームが参加しました。ほかのチームはすべて大学生ということで、経験に差が出てしまうのでは…?「ほかのチームは大学生といっても、すべて1年生なのでキャリアは私たちとそんなに変わりません」と、キャプテンの佐藤さん。「といっても、結果は全敗…(笑)。特に最初の試合は緊張もあって、1対8と惨敗でした。 でも、試合を重ねていくうちに、コーチが修正すべき点を細かく指摘してくださったので、あとの試合は僅差。とてもいい経験になりました」

▲東北地区大学新人戦で【2012.8.11】


関東地区にも進出!
新たにアシスタントコーチも加わって

 さらに高校生のラクロスチームを求めて、9月には関東に遠征。埼玉県にある伊奈学園総合高等学校のラクロス部と試合をしました。相手は部員数が50人近くもいる手強いチーム。結果は今回も「惨敗」ということでしたが、本校ラクロス部コーチのエべレット・マップ先生は「技術は負けていない! 」とポジティブ発言。「でも、経験がもっともっと必要。だからこれからも関東遠征は続けます」。マップ先生の持ち前の明るさは、部員たちのメンタル面の大きな支えとなっているようです。

▲埼玉遠征で【2012.9.16】

 そして、今年7月からアシスタントコーチとして菊池美紀さんが加わりました。現役選手としてクラブチームでプレーしながら、東北ユース選抜のコーチとしても活躍する実力者です。実践的な戦略を持ち、人脈も広い菊池コーチはラクロス部にとって心強い存在。部員たちと年齢が近いので、「美紀さん」とすっかり慕われています。
 佐藤さんと萩生田さんに今後の目標について訊ねると、「試合に出たらまずは一勝!!」と声をそろえます。二人とも「高校卒業後も大学でラクロスは絶対続けます」とすっかりラクロスに夢中な様子。今後の躍進がますます期待出来そうな、仙台育英ラクロス部です。
 最後に、エべレット・マップ先生から一言。
 「練習での私の指導は英語が中心。ラクロス部に入れば、運動をしながら自然に私の“ニューヨークなまり”の英語が身に付きます。だから、ぜひ、仙台育英女子ラクロス部へ!」
 とのことでした。