2013 Topics

 Bicycle-Helmet(BH)贈呈式

 
交通安全とマナー向上。 なにより自分の命を守るために 先進的な取り組みへの 一歩を踏み出しました
 
Bicycle-Helmet(BH)贈呈式
Bicycle-Helmet(BH)贈呈式 Bicycle-Helmet(BH)贈呈式
▲宮城野新校舎

▲多賀城校舎

 

 仙台育英学園の宮城野新校舎、多賀城校舎に通う生徒たちは、公共交通機関やシャトルバスのほか、通学手段に自転車を利用している生徒も数多くいます。今回、生徒たちが安全に通学していくために仙台育英学園オリジナルのヘルメット【Bicycle-Helmet(BH)】を自転車通学の生徒たちに贈ることが決まりました。BH贈呈式は9月4日に行われ、午前は多賀城校舎で秀光中等教育学校、外国語コース、英進進学コース I 類、フレックスコース I 類(T-フレックスコース)の生徒34名が、午後は宮城野新校舎で、秀光中等教育学校6年と特別進学コースの生徒34名の希望者がそれぞれ参加しました。さらに宮城野新校舎でのBH贈呈式には仙台東警察署交通課からも2名お越しいただきました。
 今回のBH贈呈は加藤雄彦校長先生をはじめ仙台育英学園父母教師会、教育振興会、生徒会、および各企業の方々のご協力により実現しました。


大人社会からのひとつのメッセージとして
受け取ってほしい

 贈呈式の挨拶で校長先生は、「自転車はとても転倒しやすいものです。自転車事故は8件中に1件、重大または深刻な事故につながる恐れがありますが、私の感覚でいうと転倒した場合は4件に1件…つまり25%くらいの割合だと記憶しています」と自転車事故、とくに頭部を損傷してしまうことの危険性を説明。今回のBH贈呈に至った理由を述べられました。そして「みなさんがBHを着用することによって、おそらく良い意味での影響が出てくると思います。宮城県の中でのひとつの先進的なモデルになっていければと思っています」と話され、 そして最後に「今日この瞬間から、BHはあなたの持ち物です。ただ、飾っていても仕方のないものですから、ぜひ使ってほしい。大人社会からのひとつのメッセージとして受け取ってもらえればと思います」と生徒一人ひとりに語りかけるように話されました。


これからヘルメットを着用し
安全な自転車通学を心がけることを誓いました

 校長先生からのお話のあと、両校舎の代表生徒それぞれがBHを手渡され、お礼と安全の誓いを述べました。
 多賀城校舎ではフレックスコース I 類1年生の代表生徒が「自転車も、車の一種であり、私たちもいつ加害者になるかわかりません。今日からこのヘルメットを着用し、より一層安全な運転とマナーを心がけていくことをお誓い申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます」と交通ルールを遵守することを宣言しました。宮城野新校舎の代表である特別進学コース2年生の生徒は、宮城県からの発表によると現在交通事故による死亡者が前年度の同時期よりも10人以上多いことを挙げ、「自転車に乗っていての死亡事故は、その大半が頭部損傷によるものであるという報告もあります。そして、その中の多くがヘルメットを着用していれば死亡事故は免れたかもしれないのです」「今後も気をひきしめて、事故のない安全な自転車通学をすべく一層努力をしてまいりたいと思います」とそれぞれ安全に対する決意表明を行いました。

 ライオンマークが入った青く輝くBHを前に、生徒たちは早速頭に被ってサイズを確かめたり、軽さを確認したりしていました。自転車を運転するという行為と安全についての認識をあらためて深く考えることができた様子でした。

 
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