2013 Topics

 駐日ブルガリア共和国特命全権大使がゼルコバホールで講演

 
 
 

『EUがあなたの学校にやってくる』
ブルガリア大使講演

講師:駐日ブルガリア共和国特命全権大使
   ゲオルギ・ヴァシレフ閣下
通訳:
駐日ブルガリア共和国三等書記官政務担当
   ダニエラ・ニコロヴァ博士


 5月14日(火)、ゲオルギ・ヴァシレフ駐日ブルガリア共和国特命全権大使が本校を訪ね、EU(欧州連合)についての講話を行ってくださいました。
 会場である宮城野新校舎ゼルコバホールには、EUに加盟している27ヶ国(2013年5月現在)の国旗が飾られ、特別進学コース・外国語コースの生徒が集まりました。
 はじめに千田副校長先生より、大使のご紹介と歓迎の挨拶がありました。千田副校長先生は、大使が2012年10月から駐日ブルガリア共和国大使として就任されていることや、外交官として6カ国語にご堪能でいらっしゃることを紹介。またブルガリア共和国からは、2011年3月の東日本大震災が発生直後から現在まで、被災地への国を挙げてのご支援や、宮城県から中学生のホームステイの受け入れなどをしていただいています。

▼ブルガリアと日本を結ぶ
 長い交流の歴史を知って…

 ヴァシレフ大使は「日本とブルガリアの外交関係には90年以上の歴史がありますので、駐日大使として任命されたことをとても嬉しく思っています」、「ブルガリア人が誇りに思っているのは、東ヨーロッパの中で日本語を習っている人口が最も多いのは、ブルガリアだということです」と話されました。
 そのほかにも、ブルガリアの言語・人口、日本で活躍する力士について、そしてEU結成の経緯、活動など…壇上のスクリーンに写されたスライドや、ムービー映像を用いたり、日本とブルガリアとの類似点を挙げることで、とてもわかりやすく説明してくださいました。

 
 

▼広い視野を持って
 国際社会の一員として役立ちたい

 大使のお話が終わった後に、特別進学コース2年生の代表生徒が英語でお礼の言葉を述べました。生徒は、「知って驚いたのは、ヨーロッパのお祭りの服です。人々の間で直接作り出されてきた祭服の歴史は、民主主義と深い関わりがあるのではと思いました」、「私は将来弁護士になりたいと考えています。広い視野を持って日本と世界、そして国際社会の一員として何ができるのか考えていかなくてはならないと思いました」と真剣なまなざしで将来への志を述べました。
 最後にヴァシレフ大使へ花束をお渡しすると、会場全体から感謝の気持ちを表した盛大な拍手が起こりました。