慶長遣欧使節出帆400年記念・東日本大震災復興祈念
ロドリゴ・ロドリゲス氏 尺八演奏会
日時:2013年11月6日(水)13:30〜15:00
会場:宮城野新校舎 ゼルコバホール
対象:秀光中等教育学校 前期課程第1〜第3学年
仙台育英学園高等学校特別進学コース第1学年
仙台育英学園高等学校外国語コース第1・2学年 |
慶長遣欧使節出帆400年記念・東日本大震災復興祈念事業の一環として、11月6日(水)宮城野新校舎ゼルコバホールを会場に尺八の演奏会が開催されました。
お招きしたのは、幅広いジャンルの音楽を演奏する尺八奏者、ロドリゴ・ロドリゲス氏(アルゼンチン出身、スペイン在住)。音楽プロデューサー、作曲家としても国際的にご活躍されています。今回は、日本スペイン交流400年記念版CDとしてリリースされたアルバム「The Road of Hasekura Tsunenaga」の中から、500年前に作られた「吾妻獅子」などといった尺八の定番曲や、異国情緒あふれるオリジナル曲など約10曲を演奏してくださいました。
▼曲の合間にわかりやすく
解説をはさみながら
「400年前に支倉常長がスペインの南の地方に到着しました…」。今回のアルバムのオリジナル曲は主に、支倉常長率いる慶長遣欧使節団に思いを馳せて作曲されたもの。ロドリゲス氏は、曲の合間にスクリーンの映像を使いながら、慶長遣欧使節団のスペイン訪問から始まった日本とスペインとの交流の歴史や尺八についての簡単な解説を交えて、生徒たちにわかりやすく曲の紹介をしてくださいました。
▼生徒たちが壇上で
尺八の演奏に挑戦!
「どなたか尺八にトライしてみてください」というロドリゲス氏の呼びかけに、秀光、特別進学コース、外国語コースからそれぞれ1名ずつ3名の生徒が壇上へ。音を出すだけでも難しい尺八に、会場からの大きな声援を受けながら懸命に取り組む3人にロドリゲス氏は、「尺八は竹を切っただけのシンプルな楽器です。音を出すのにいかに集中力がいるかおわかりになったと思います」と話されました。
▼外国語コース1年生が
スペイン語でスピーチ
最後は、外国語コース1年の佐藤里咲さんによるスペイン語でのお礼の言葉。「私はこの高校でスペイン語を勉強しており、スペイン語と英語を話すことが好きです。言葉だけでなく、異文化についても学んでいきたいと考えています」と1年生とは思えない流暢さでスピーチしました。
日本の伝統楽器でありながら、演奏するのはもちろん、生で聴くこともなかなかない尺八を身近に感じられる貴重な機会となったようです。
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