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▼冷静な対応力を身につけ 校長先生は、2011年春の東日本大震災で被害を受けた宮城野校舎が2013年3月に改築工事を終え、竣工されることの報告とお礼の言葉を述べられ、「改築工事中の校舎で極めて限られた条件の中にも関わらず卒業生は不平・不満を言うこともなく、後輩たちの鑑であったと思っております」と卒業生の姿勢を讃えられました。 また、参議院議員の岡崎トミ子様、父母教師会の鈴木会長をはじめ多くの方々から、あたたかいお祝いの言葉をいただきました。
▼先輩方の“仙台育英ライオンスピリッツ”を 在校生代表の神宮さん(吉成中出身)は、「先輩方は本校の最上級生として常に模範であり、私たちの尊敬の的でした」と学校行事・部活動で数々の栄光を成し遂げたことを挙げ、「先輩方の様々な勇姿は、“仙台育英ライオンスピリッツ”として、深く心に刻まれております。私たちも『至誠・質実剛健・自治進取』の建学の精神をしっかりと胸に刻み、伝統を受け継ぎ、努力してまいります」と卒業する先輩たちを見つめ、宣言しました。
▼伝統を受け継ぎながら、 新しいことにも挑戦していってほしい 卒業生代表の特別進学コース小野寺さん(吉田中出身)は、まず東日本大震災についての話題に触れ、震災当日に帰宅できなかった生徒を先生方が懸命に守ってくださったことや、後日授業が再開されてからは不安が和らいだことを述べ、「この辛い体験が思い起こされるたびに、自分のこれからの生き方や、進路を深く考えるようになりました」と将来への大きな起点にもなったことを話しました。
しゃんと背を伸ばし、胸元に花を飾った生徒たちの顔は誇らしげで、充実した高校生活を送れたことが伺えるものでした。自分たちの未来へ思いを馳せながら、大きく羽ばたいていくことでしょう。
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