仙台育英 留学生による日本語スピーチコンテスト
 2013/14Topics

 留学生による日本語スピーチコンテスト

 
日本語を学び、仲間と過ごした留学生活を思い出しながら
 
 

 毎年各国から多くの留学生を受け入れている仙台育英学園で、2月26日、中国・韓国からの留学生による日本語スピーチコンテストが、多賀城校舎サウスウィング中講義室で行われました。留学生8名が会場に集まった外国語コース1年生の前で、スピーチ発表を行いました。

日本での文化の違いに驚いたことや、
これから迎える新しい生活への希望を伝えます


 留学生8名のスピーチ内容は、日本と韓国のラーメンの違いに始まり、地球環境を守ることの大切さや、留学してから日本との生活習慣や食の違いで驚いたこと、4月から日本の大学に通うことなど仙台育英での学園生活や、主張したいことを、それぞれ日本語でていねいに発表してくれました。


 審査の結果、1位に選ばれたのは仙台育英学園での生活を振り返った韋くん、2位は1人の人物を例に“幸せについて”をわかりやすく話した王くん、3位は日本と中国では同じ漢字の表記でも意味が異なることなどについて話してくれた孫さんです。

   詳しい順位と1位韋くんの全文はこちら


選ぶ自由があることを胸に、これからも
自分の目標に向かっていってほしい
 

 審査後に本校ALTのJim先生、そして現代文を教えていただいた菅野先生からお話をしていただきました。終わりの挨拶では外国語コースの長嶺先生から、2013年の国際連盟でスピーチをした、パキスタン出身で当時16歳のマララさんの言葉を引用して、「“One child, one teacher, one book and one pen can change the world.”(1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます)、マララさんは教育の権利を主張するためにこのスピーチをしました。皆さんにはたくさんの選ぶ自由があります。これからも自分の目標に向かって一生懸命頑張ってください」と、春から大学生活という新たな生活を送る生徒たちにエールを送りました。
 生徒たちがスピーチする表情はとても頼もしく、日本でたくさんの体験を重ねたことがうかがえるものでした。