2008/09 Topics

おめでとう公立大学現役合格【フレックスコース】

   

 

 通信制から公立大学への合格者誕生 !! のニュースに続いて、フレックスコースからも公立大学合格者誕生の知らせが届きました。フレックスコースから一般入試での公立大学合格者が誕生するのは初めての快挙です。
 嬉しい報告をしてくれたのは会津大学に進学が決定したフレックスコースの赤松くん。将来、コンピュータ関連の仕事に就くという目標に向かってまっすぐ突き進み、時には先生や友達に支えられながら、一般入試で見事大学現役合格を勝ち取りました。
 赤松くんに大学合格までの道のりを語ってもらいました。ここに紹介します。
 
フレックスコース 公立大学合格者からのメッセージ  

会津大学 コンピュータ理工学部
一般入試
で合格


赤松 くん
2009年3月
フレックスコース卒
仙台第二中出身

つまづくことがあっても
大切なのは、新しく
スタートさせる気持ちです


■遅れた授業を取り戻すため
 集中して一気に猛勉強
 
 中学のころは、学校を休みがちでした。中3になって、自宅まで訪ねてくださった担任の先生と何度かお話をするうちに、このままではいけない、高校には進学しておかないとまずいんじゃないかと危機感を覚えて少しずつ登校するようになりました。先生と進路について相談したとき、勧められたのが仙台育英のフレックスコースでした。フレックスコースにも自分と同じような経験を持つ人がたくさんいるということを知り、それなら通えそうだと思い入学を決めました。それでも高校1年生の前期まではなかなか登校できませんでした。そんなとき、クラスの友達が心配してみんなで家まで来てくれて…。自分のために来てくれた友達の存在は本当に大きいものでした。
 高1の後期から学校に行くようになり、「情報」の授業を受けたときのこと。みんなは普通にパソコンを操っているのに、自分は全くついていけず、小テストの成績も散々で…。それが悔しくて一気に集中して勉強しました。努力が実って次のテストでは満足のいく点数をとることに成功。もっと詳しく本格的に学び、将来はコンピュータを扱う仕事に就きたいと考えるようになったきっかけのひとつはこの経験が大きかったと思います。


■志望大学を決めたきっかけは
 担任の先生のアドバイスでした


 大学でコンピュータ関連の勉強をしてみたいと考えていたところ、担任の寺澤先生に「会津大学という大学は、どう?」と勧められました。そこで会津大学について調べたり、オープンキャンパスに出かけたりして情報を収集。自分のやりたいことを本格的に学べそうだと確信し、受験することを決心しました。
 私のクラスは就職希望者や大学進学志望でも推薦入試で受験する人がほとんど。その空気に負けそうになることもありましたが、くじけずに一般入試をめざしての受験勉強をコツコツとマイペースに進めました。学校を休みがちだった中3の頃から自主的に勉強する習慣が身についていたので、問題集や過去問題を中心に解いていきました。そして念願の大学合格。合格がわかったときはただ驚くばかりでしたが、あとから嬉しさがじわじわとこみ上げてきて最高の気分でした。
 担任の寺澤先生のアドバイスがなければ今の自分はありませんでした。感謝の気持ちでいっぱいです。フレックスコースに入って学校や友達に目を向けるようになったことで、一歩踏み出すことができたのだと思います。学校に行けないからそれでおしまいではなく、大切なのはそのあとどうするかです。自分のやりたいことをやらなければ人生、損ですから。これから自分の好きなことを勉強できるのは本当に幸せなことだと思います。大学の授業にしっかりついていけるよう、今後も自主学習にも取り組んでいこうと思います。