書道部、「書の甲子園」「硬筆書写検定」でも大活躍

“書の甲子園”でも外務大臣賞ほか数多く受賞

　今年、創部20周年を迎える本校・書道部の快進撃が続いています。
　毎日書道宮城県高校生選抜書展での“8年連続団体優勝”に続いて、「書の甲子園」と呼ばれる国際高校生選抜書展においても、本校・書道部員や海外からの留学生が、外務大臣賞、優秀賞、秀作賞などを受賞しました。

母国の大学でも書を続けていきたい

外務大臣賞を受賞した
スパニー・ソートムモンコンさんの
作品『夢』

　外務大臣賞に輝いたのは2年前にタイから留学生として仙台育英に来て、現在外国語コースで学ぶスパニー・ソートムモンコンさん。スパニーさんは1年生の時（留学生としての初年）から書道部に所属。日本語を学ぶかたわら書にも挑戦してきましたが、大会で受賞したのは今回が初めて。「2年半、書を続けてきたかいがありました」と喜びをかくしません。
　スパニーさんが出品したのは「夢」の文字をしたためた作品。「私には夢があります。春に外国語コースを卒業したらタイの大学を受験する予定。そして大学卒業後はタイで日本語先生に…これが私の夢。この夢、将来への思いを今回の作品にこめました」。スパニーさんは「タイの大学に進んでも書を続けていきたい」と話します。

国内部門では秀作賞ほか8人が入選・受賞

　海外部門ではスパニーさんのほか15人の留学生が入賞または入選。国内部門では秀作賞受賞の佐藤加奈さん（T-フレックスコース1年・多賀城二中出身）ほか8人の入賞・入選者がでました。2010年2月に大阪市美術館で開催された展覧会には、スパニーさんほか多数の本校書道部員が表彰式に出席しました。