2010 Topics

*宮城県高等学校演劇コンクール

   
 
   
 10月9日(土)・10日(日)の2日間、仙台市広瀬文化センターで『第48回 宮城県高等学校演劇コンクール』の地区大会が行われ、仙台育英演劇部が最優秀賞を獲得し、11月に行われる県大会への出場を決めました!


本音とたてまえ…
人間の二面性を社会問題とともに表現

 
『第48回 宮城県高等学校演劇コンクール』の地区大会は、仙台・南部・北部など県内6ヶ所で行われました。それぞれに5〜9校が参加し、各上位 2校が県大会出場となります。仙台育英演劇部は、泉・宮城野地区大会9校の頂点に輝き、その出場権を得ました。
 上演タイトルは『決戦は金曜日』。小学生の頃にいじめられていた高校生たちが、そのトラウマを抱えながらも強く成長していく様子を描いたオリジナル作品です。人間の持つ二面 性と葛藤を表現し、学校教師・モンスターペアレント問題などシリアスな場面 もありましたが、ダンスやお笑い芸人のギャグなどを随所に入れたコメディタッチになっているので、会場からは度々、笑いがおこりました。

審査員も興味津々
“オナラ”の音はヘリコプターのエンジン音


 各校の上演が終了すると、演劇評論家 佐々木 久善さんをはじめ審査員からの講評がありました。本校は「すごく練習したことが伝わってくるエネルギッシュな作品」「シリアスな話をコメディのオブラートに包んで表現されている貴重な作品」とのコメントをいただきました。

 審査員から劇中の“オナラ”の音は何を使ったのかという質問があり「ヘリコプターのエンジン音です」と音響の工夫点を話す部長に、みなさん興味津々で耳を傾けていました。

 また、「照明がとてもきれいで印象的だった」とのお話もあり、8月の単独公演での失敗を反省し「次は成功させたい!」と意気込んでいた舞台監督・照明の長谷川さん(T-フレックスコース2年)の頑張りも評価されました。部員たちの成長が垣間見られたコンクール。県大会ではさらに力をつけた演劇が観られることでしょう!!

**観客からの感想**
「個々のキャラクターが強く出ていて、パワフルな演技でした」
「仙台育英演劇部おなじみのダンスが観られてよかった」

「いじめとかモンスターペアレントなど話題のニュースが入っていたのが、印象的でした」

*宮城県中央大会
日時:11月13日(土)・14日(日)
   *仙台育英演劇部は14日(日)12:30〜 
会場:栗原市若柳総合文化センター(ドリーム・パル)


 

タイトル:決戦は金曜日
作:早瀬 俊