2011 Topics

 クロアチアのかつての留学生が本学園に寄付金を

 
 
 

 本学園は10数年前(1996年)からクロアチアの高校と姉妹校提携を結び、交換留学をおこなっています。本校からも10数年の間に数多くの生徒が留学し、なかには1年間の留学後、クロアチアの首都ザグレブにある大学(ザグレブ大学)へと進み、現在も同国で活躍する本校卒業生もいるほど。このように生徒間の国際交流活動を続けながら密接な関係にありますが、このたび、同国の学生から本学園に、今回の震災に対する寄付金が届けられました。寄付をしてくれたのは、本校への留学経験者。かつてクロアチアからの交換留学生として仙台育英で学んだ学生たちです。
 寄付金を届けてくださったのは本校の卒業生で仙台市議会議員の渡辺公一さん。渡辺さんはクロアチア友好協会仙台支部の支部長も務められており、これまでも留学生の受け入れ、送り出し等で力になってくださってきた方です。
 「3月11日の地震の直後、クロアチアにもニュースが届いたとのことで、すぐに現地の世話役の方から電話がありました。かつて仙台育英に留学した生徒たちはホームステイでお世話になった家族の方々の安否をとても気遣っているとのこと。それで確認し、全員無事との連絡を先方にしたのですが、“仙台育英には被災した生徒たちもいるはず”とのことで、寄付金を学生たちの間で集めて送ってきてくれたのです」(渡辺さん)
 寄付金は7月1日(金)、渡辺さんから本校・村岡利信副校長先生へと手渡されました。