2011 Topics

*M-フレックス生徒にオンワード商事が制服を無償提供

 
 
 

 今回の地震による津波で制服を失ってしまったM-フレックスコースの生徒のために、本学園の制服を担当してくださっているオンワード商事が新しい制服を無償提供してくださることになり、その贈呈式が5月21日、宮城野校舎でおこなわれました。

 贈呈式がおこなわれた執務室に並んだのはM-フレックスコース2、3年生12名。挨拶に立たれた本学園副理事長の大泉和夫先生は次のように話されました。
 「今回の津波で家を流された人、身内を失った人、さまざまだと思います。ですが、ここに並ぶみなさんは一番大事な命を奪われることがなかった。これはとてもかけがえのないことです。このことを常に心にいだいて、周囲の人たちのためはもちろん、これからの日本のためにも頑張っていっていただきたいと思います」

 続いて、オンワード商事の春原(すのはら)さんが、「長い間、御校に制服を提供させていただいており、こんな機会にみなさんのお役に立てることをうれしく思います」と話され、さらに「このような時だから、みなさんには、我慢を強いられるようなことが多々あるでしょう。ですが、だからこそ、我慢することを今学んでほしいと思います。我慢を学ぶことはこれからの勉強にも生きてくるはずです」と激励されました。
 そのあと、M-フレックスコース3年の阿高くんが御礼のあいさつを行いました(*阿高くんの挨拶全文)。

 制服を失うことにより、ジャージや私服で登校せざるをえない生徒もいましたが、特に3年生にとっては、進学や就職ための活動を始めなければならない時期が近づいています。このような大切な時期に新しい制服を提供いただけたのは、生徒たちにとって地震や津波の被害を乗り越え、未来を切り開いて行くためのなによりの励みになることでしょう。