2011 Topics

* 外国語コース生徒 山王地区公民館で炊き出しボランティア

 
 
 
 本校外国語コース2年生と3年生20名が4月26日(火)、大震災で避難生活を送っておられる方々への炊き出しボランティア活動をおこないました。向かったのは多賀城校舎から北へ1kmほどのところにある山王地区公民館。この公民館に運んだのは韓国料理であるチヂミの材料、約100人分。それとアサリとネギのお味噌汁でした。
 外国語コースの生徒たちが炊き出しにチヂミを選んだのには理由があります。同コース3年生の鈴木美紗さん(若柳中出身)に説明してもらいました。
 「私たち外国語コースは、毎年秋におこなわれる育英祭で韓国料理のお店を開いています。外国語コースの先生で韓国料理が得意な郷古先生に指導していただき、お店の名前も先生の名字にちなんで“ゴウコリアン”。そこでのメイン料理はチヂミで、育英祭に来てくださったお客さんには毎年大好評。私たちにとっても作るのに自信があった料理なのです」
 そこで、「毎日のパンやおにぎりとは違ったもので」ということでチヂミを選んだのです。
 料理は公民館の調理実習室を使い、引率の先生方も加わって手際よくおこなわれ、アツアツのチヂミとアサリのお味噌汁が避難しておられる方々にふるまわれました。
 「とてもおいしいと喜んでいただけました。愛知や島根から支援にいらっしゃっているスタッフの方々にも評判でした」
 今回のボランティア活動を通して、鈴木さんは最後にこんなことを話してくれました。
 「大地震のあと、4月の中旬まで学校にも通えないまま家でテレビニュースを見て、なんとか被災された方々の力になることはできないかと思っていました。今回の炊き出しで、私たちも被災された方々のお役に立つことができるのだと実感しました」
 鈴木さん自身、ボランティア活動をおこなうインターアクト部に所属しています。
 「外国語コースの生徒として、インターアクトの部員として、これからも被災した方々に役立つ活動を積極的にしていきたいと思います」