平野先輩との『在卒懇』Q&A
 
 
 
 

質問:試合のときに緊張しない方法はありますか?

平野:私はいつも試合のとき緊張するタイプで、試合前は1試合2回ぐらい必ずトイレに行くし、よく「緊張しなさそう」と言われるんですが、実はすごく緊張しています。緊張しちゃうときは、できるだけ動いたり、深呼吸をしたりとかします。試合前でも本当に緊張してしまうときは、逆にすごい汗をかいたりとかして、一度自分をリセットしてから試合に入るようにしています。それでも、私もオリンピックのときは1回戦で手が震えてとまりませんでした。やっぱり試合は緊張しちゃうものだと思うので、「相手も緊張しているんだな」と思うぐらいの感じで試合できたら一番いいと思っています。

 
 

質問:試合中に頭が真っ白になってしまうときがあるのですが、どうすればいいですか?

平野:私もよくあります(笑)。頭が真っ白になっちゃうときは、たぶん自分がどういう状況にあるのかわからないと思うし、何をしたらいいかわからないと思うのですが、いろいろ考えるともっとわからなくなるので、たとえば、「相手はどういう状況にあるのかな」とか「どんなことを嫌がっているのかな」とか「どんなことをやろうとしてくるのかな」とか単純に、できるだけシンプルに考えてみる。それでも気持ちとか考えがまとまらないときはまず、自分が自信のあることとかをどんどん思い切ってやってみる。…ということが、わたしは脱出法としては一番いいかなと思います。

 
 

質問:女子サッカー部です。部活と勉強を両立させるにはどうしたらいいですか?

平野:やっぱり両立するのは大変ですか? 私は、勉強が嫌いじゃないんですよ。(生徒から「おお〜っ」の声)。もちろん、嫌いな、苦手な教科はあるんですが、基本的に部活のときは部活の仲間たちといつも一緒にいるし、学校に来たら、それ以外のクラスの友達とかと話すのがすごい楽しかったです。勉強と部活、どっちも完璧を求めたらすごい苦しいと思うんですよね。たとえば、サッカーも100点、テストも100点みたいな。それはたぶん苦しいと思います。私もたぶんできませんでした。でもやっぱり自分の中で我慢することというのは、たとえば我慢して勉強する、眠いけど頑張って起きて勉強するとか、そういう嫌なことでも我慢して取り組むというのは、部活の場面でも生きてくると思って、私は勉強していました。そんな気持ちでやったらサッカーでもいいキックが出るかなって思います。

 
 
 

お礼の言葉
外国語コース2年 會田(北海道潮見中出身)

 平野先輩、今日はお忙しい中、わざわざお越しいただきありがとうございました。今私たちはそれぞれの進路と向かい合い、それぞれの目標に向かって勉強や部活動に取り組んでいますが、先ほどのお話を聴いて、努力することやそれを継続すること、諦めないことの大切さを改めて感じました。私はこれからも時間を無駄にしないように過ごし、自分自身の目標に向かって日々努力していこうと思いました。  今日は私たちにとってとても役に立つお話を聴くことができて本当に良かったです。貴重なお時間をありがとうございました。

 
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