本校陸上競技部（短距離）のリレーチームが、『第6回日本ユース選手権』のリレー（4×100m）に出場し、40秒94のタイムで優勝 !! リレーでの優勝は仙台育英陸上競技部誕生以来初めての快挙です。
　この『第6回日本ユース選手権』は愛知県の名古屋市瑞穂陸上競技場で、10月19日（金）〜21日（日）に開催されました。
　リレーのメンバーは、佐々木 秀弥くん（T-フレックスコース）、横山 龍太郎くん（M-フレックスコース）、稲葉 修平くん（T-フレックスコース）、鹿野 剣之助くん（M-フレックスコース）の4人。全員2年生のチームです。
　メンバーに勝因を訊ねると、「とにかく“金メダルが欲しい！”の一心でした。そして監督を“日本一の監督”にしたかった。この4人なら必ずできると信じていました」との答え。日頃の練習の成果はもちろん、メンタル面の強さが優勝につながったようです。
　選手たちを優勝に導いた菅原新監督とリレーチームの4人に優勝の喜びと今後の目標について聞きました。ご紹介しましょう。

『第6回日本ユース選手権』 名古屋市瑞穂陸上競技場 10月19日（金）〜21日（日）

★日本ユース選手権 リレーで優勝 !　…監督から
	インターハイでの３年生の頑張りに ２年生の思いが引っ張られた 結果です 仙台育英 陸上競技部 短距離 菅原 新 監督

　今回の日本ユース100mリレーで２年生の選手たちを優勝へと導いた最大の要因は、夏の３年生のインターハイでの頑張りにあると思います。３年生がインターハイに出場するにあたっての目標は“ベスト８入り”でした。それが、堂々の全国２位！ この先輩の頑張りぶりに後輩たちの心にも火がついたようです。
　「全国優勝は夢ではない。“優勝したい”ではなく、優勝しなければならない、優勝できるんだ…」。夢が目標へと変わったのです。先輩の頑張りに２年生が引っ張られたというのが、今回の『全国ユース』での結果だと思います。
　しかし、今回の全国ユースで優勝した彼らを見ていて、私は「選手たちは100パーセント喜んではいないな」と感じました。彼ら2年生は、「来年のインターハイで優勝の夢を実現したときこそ本当に喜ぶとき」と考えているようです。
　彼ら２年生リレーチームは、「今回の『全国ユース』に加えて来年の『インターハイ』では高校新記録を！」と、“２冠”に挑戦できるチームであると私は見ています。100メートル走は、競技にメンタル面が大きく反映するスポーツ。というより、100メートル走というのは、個人、リレーを含めてすべてのスポーツの中でいちばんメンタルに左右される競技だと思います。それゆえ、彼らの“来年こそは”の思いを大切にしながら、目標の実現をめざして指導していきたいと思っています。