2012 Topics

  書道部、今年度も大健闘!

 
 

【書道部 2011年度活動実績(団体賞)】

第20回記念 国際高校選抜書展 
 団体 東北地区優勝(2年連続5回目)

第60回記念 大正大学主催 全国書道展
 60回記念賞(全国で一団体のみ)

第21回 宮城県高校生選抜書道展
 団体優勝(10年連続10回目)

 

 昨年度は『書の甲子園』として知られる『国際高校生選抜書展』の団体の部で全国準優勝に輝き、全国の強豪校と肩を並べた書道部が、今年度も大健闘。宮城県高校生選抜書道展で10年連続団体優勝を果たすなど、各大会で数々の賞を獲得しています。
 毎年部員たちを入賞に導いている顧問の渡辺章紀先生や、主将の片平閑さんほか、各大会で個人賞に輝いた部員たちに今年度の活動について感想を綴ってもらいました。

今年度の活動を振り返って…  顧問から

書道部顧問 渡辺 章紀

 震災を経た今年、部員たちが例年以上に自分に向き合い、自分の心を表現しようと、頑張ってくれました。復興作業の中、練習場所や時間確保の関係から、学校の理解や協力も頂き、校舎内での合宿などで、例年以上に生徒たちも取り組めたと思います。
 その様な取り組みをしてきたにもかかわらず、昨年の全国準優勝等には至らず、生徒たち等に申し訳ない気持ちですが、この悔しさをバネに、来年度に向け、また生徒たちと頑張っていけたらと考えています。
 更なる応援等頂けます様、よろしくお願いします。 

書道部主将から
 
より熱心に集中して
練習に打ち込めた一年でした
 

書道部主将  
英進進学コースI類 
片平 閑
(矢本第一中出身)


 昨年度、国際高校生選抜書展での全国準優勝という成績の後、今年度の主将を任されたプレッシャーになっていた部分と、あれだけ頑張って昨年度優勝できなかった悔しさとが入り混じった心境の中、更には震災後である今年をどうして行ったら良いものか…と複雑な心境の中での挑戦でした。
 私は高校に入学してから書道を始め、先生や先輩方に指導されながら、今年度は後輩たちと一緒に部活動に取り組んできました。震災があり、気持ちも練習する場所も不安定な状況で、今年は部員の人数が増えたこともあり、廊下で練習することがほとんどでした。
 そのような時間も場所もない状況の中、今年は学校のお陰もあり、毎週のように合宿をさせてもらい、震災の事が頭にありながらも、より熱心に集中して練習する事が出来た一年だと思います。 
 結果として昨年の成績には及ばなかったものの、今年度のこのような団体賞を受賞できた事は、これまで取り組んで来た努力が認められたからであり、とても嬉しく思っております。
 これからも、賞をいただけた事に満足することなく、今後も更なる向上心と好奇心を持ち、部員みんなで支えあって、来年度に向け、これからも活動を頑張っていきたいと思います。

《今年度の個人の受賞歴》
第60回記念大正大学主催全国書道展 特別奨励賞
第20回記念国際高校生選抜書展 入選
第46回高野山競書大会 特選
第20回宮城県高校生選抜書展 特選
第59回全国児童小中高川開書道展 特選


個人賞を受賞した生徒から-1
 

■ 第20回記念「書の甲子園」国際高校生選抜書展『大賞』を受賞!!

大賞作「雲」は思い出の詰まった
意味のある作品になりました
 

Tフレックスコース3年
佐藤 そあな
(大河原中出身)


 このような大きい賞を頂き、驚いております。
 私が書道を始めたきっかけは、今までとは少し変わった事がしたいと思ったからです。書道部に入部してからも、これまで思っていた書道(習字)とは違ったのと、毎日シャトルバスで通っている私でも入部できる部であるため、とても興味を持ちました。
 私は三年間で漢字や漢字仮名交じり文など、多くの作品を作りましたが、やはり自分に合うのは『大字書』と思い、力を入れてきました。
 結果として大賞をとれたのは他の部員の協力と、顧問の先生の指導があったからです。
 特に、今回の大賞作「雲」は、いままで何度も書こうとしてなかなか仕上げられず、たくさんの思い出が詰まっているので、私にとってとても意味のある作品になりました。
 今後は、書道は趣味として「毎日書道展」などを目指し、続けて行きたいと思います。

《今年度の個人の受賞歴》

第20回記念 国際高校生選抜書展 大賞
第60回 大正大学主催 全国書道展 特別奨励賞
第46回 高野山競書大会 準優勝
第21回 宮城県高校生選抜書展 入選

個人賞を受賞した生徒から-2
 

■第60回記念大正大学主催全国書道展『仏教学部長賞』を受賞!!

大学では専門的に書道を学び
書道作家をめざします
 

英進進学コースI類3年
小湊 陽
(仙台第二中出身)


 私はこの一年を通して、数多くの賞をいただく事ができました。
 特に、大正大学全国書道展の記念の年に、このような大きい賞を受賞できたこと、大変うれしく思います。
 今年は、東日本大震災の影響で、学校も教室数が足りず、書道室を普通教室として使用しなければならなかった事から、片付け等の関係で、部活動の時間を短縮せざるを得ませんでした。またその事により日常的にはあまり満足な練習が出来ないことが多かったものの、学校や先生方のお陰で合宿を数多く実施させて頂き、集中して練習できた事は、本当に感謝しています。また、昨年まで当たり前に練習や活動ができていたありがたさも、本当に実感できた年でした。
 今後は、この気持ちを忘れず、大学では専門的に書道を学び、将来は書道作家になれるよう、日々精進したいと思います。

《今年度の個人の受賞歴》
第60回記念大正大学主催全国書道展 仏教学部長賞
第20回記念国際高校生選抜書展 秀作賞
第46回高野山競書大会 毎日新聞社賞
第8回安芸全国書展高校生大会 書道美術館賞
第20回宮城県高校生選抜書展 秀作賞
第59回全国児童小中高川開書道展 準大賞


個人賞を受賞した生徒から-3
 

■第60回記念大正大学主催全国書道展『書道研究部部長賞』を受賞!!

苦手なことも日々の練習で
克服することができました
 

英進進学コースI類2年
島澤 敏彦
(多賀城中出身)


 私は、大正大学全国書道展で、書道研究部部長賞を頂くことができました。
 まさか、自分が東京で表彰されるとは思ってもみませんでした。
 私は字を小さく書く事が苦手でしたが、毎日、半紙の作品を書いているうちに慣れていき、納得のできる作品ができた時は、達成感がありました。
 苦手な事でも日々練習する事によって、克服できる事を改めて学びました。
 この賞を頂くことができたのも、渡辺先生の指導のおかげだと思います。でも、まだ力不足なので、これからも練習して、更に上位入賞できるよう、努力したいです。

《今年度の個人の受賞歴》
第60回記念大正大学主催全国書道展 書道研究部部長賞
第20回記念国際高校生選抜書展 秀作賞
第46回高野山競書大会 毎日新聞社賞
第8回安芸全国書展高校生大会 書道美術館賞
第20回宮城県高校生選抜書展 秀作賞
第59回全国児童小中高川開書道展 準大賞


個人賞を受賞した生徒から-4
 

■第59回川開書道展『準大賞』を受賞!!

素晴らしい賞をいただいて
これまでの苦労が報われました


 

特別進学コース2年
齋藤 若菜
(石巻中出身)


 3月11日、東日本大震災があり、1ヶ月ほど遅れて部活動が始まりました。
 しかし、部室は1年生の教室へ変わり、私たちの部活動は廊下やベランダでの作業が当たり前となりました。そのため、昨年より練習時間が減ったり、騒がしい中での練習だったりと、大変な面もたくさんありました。
 その中で今回、川開書道展で準優勝を頂き、とてもうれしく思います。
 私は幼稚園の頃から習字を始め、高校に入って書道というものを体験しました。
 残りの一年、この部室で活動していきたいと思います。また、大学に進学してからも、書道を学んでいきたいと思います。

《今年度の個人の受賞歴》
第59回全国川開書道展 準大賞
第60回記念大正大学主催全国書道展 特別奨励賞
第46回高野山競書大会 全日本書道連盟賞
第20回宮城県高校生選抜書展 秀作賞


 

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