『宮城野萩だより』Vol.19
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平成23年度 父母教師会会長挨拶
   
仙台育英学園高等学校
父母教師会会長

鈴木 良英
今こそ「逆転の仙台育英」を心に


 会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。日ごろは本会活動にご協力賜り誠にありがとうございます。
 去る三月十一日に発生しました、東日本大震災において多くの方々が犠牲となりましたことに心よりご冥福申し上げますとともに、被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 五月の総会で皆様の承認をいただき、昨年度に引き続き会長の大役を仰せつかりました。まだまだ不慣れで微力ではございますが、会員皆様のご協力の下、活気のある会を目指し、且つ学園発展のために全力で邁進していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

 さて、冒頭に述べましたように「千年に一度」と言われております、東日本大震災が地元宮城県を直撃致しました。会員の皆様も被害の大小は有ると思いますが、全ての会員が被災されたのではないでしょうか。そして当学園にも大きな被害を与えております。学園では早期復旧を目指し、生徒たちの学園生活の環境整備に素早く対処していただいております。この対応に敬意を表したいと思います。
 このような年においての、進学や就職にとても不安を抱かなくてはならないと思います。が、今こそ「逆転の仙台育英」を心に、ピンチをチャンスに変えるべく、生活をしていきたいと思います。
 私たち父母教師会も一丸となり、生徒の学園生活のバックアップを今まで以上に協力していきたいと願います。保護者の皆様宜しくお願いいたします。
 この様な年だからこそ、学園に少しでも協力できればと思う次第です。学園を盛り上げていくには、学園、教職員、生徒、保護者全ての力が必要になると思います。私たち保護者は、PTA活動を通じて、陰ながらサポートしていきたいと思います。
 保護者の皆様にお願いがあります。これからのPTA活動に積極的な参加とご協力を賜り、私たち保護者同士のネットワークの輪を広げる場としてご利用頂きたいと思います。そして、「言いたい事を言う」のではなく、「言うべきことを言う」そのような会にしていきたいと思います。

 そして是非、福島県会津の飯盛山に学園創立者「加藤利吉先生」の顕彰碑並びに交通安全地蔵尊がございます。一度参拝に行かれることをお勧め致します。パワーを頂けると思います。
 これからも、仙台育英学園を皆様と共に盛り上げて行きたいと思いますので、ご協力よろしくお願い致します。
 「逆転の仙台育英」を心に、前へ進みましょう。

   
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平成23年度 父母教師会定例総会
5月28日(土) 多賀城校舎グローリーホール
 
 平成二十三年度の定例総会が五月二十八日(土)、午前十時から多賀城校舎・グローリーホールにおいて開催。全会員二千七百五十三名中、出席者百八十名(委任状二千十六)で審議が行われました。
開会の挨拶で鈴木良英会長から、震災の影響で遅れていた秀光・高校の入学式も4月に無事に終えることができた。これも、校長先生をはじめとする仙台育英の教職員の皆様の尽力のおかげである。仙台育英は生徒・保護者のことを第一に考えてくださる。我々保護者もこの仙台育英学園を支えていくために活発な意見を出し合っていきたい。言いたいことを言うのではなく、言うべきことを言う会にしていきたいと話されました。
次に本会顧問の加藤雄彦校長先生から六つのことについてお話がありました。
3.11の震災後の生徒や家族・教職員の安否状況について。
震災当日の宮城野校舎・多賀城校舎の生徒への対応について。
留学生の帰国時の対応について。
平成二十二年度の仙台育英学園高等学校卒業生七百八名と秀光中等教育学校卒業生五十五名の進路状況について。
仙台育英学園の震災復興計画について。
この震災復興計画について詳しく説明し、資料として「仙台育英学園東日本大震災復興計画(第一次)」を配布しました。
地域の方からの手紙について。
震災後に地域の方々から本校の生徒が被災地での後片付けや給水ボランティアを引き受け、生徒が積極的に行動してくれた事に対する感謝の手紙を沢山いただいた。このような状況の中でも、人のために尽くす精神を持って行動してくれた生徒が多数いることを嬉しく思うと話されました。
小坂信雄教育振興会会長・同窓会会長から、今回の震災で、被害が最小であったのは仙台育英学園の安全教育の賜物。保護者の皆様は安心し子供達をお預けください。現在は、震災を感じさせないほど落ち着きを取り戻し、生徒達は勉強に励んでおり、勉学に取り組む環境は整っていると祝辞をいただきました。
感謝状贈呈 父母教師会副会長 阿部眞一様・監事 阿部美由紀様
 平成二十二年度の感謝状贈呈者二十二名を代表して、阿部眞一様からは、子供達が八年間、秀光・高校でお世話になりさまざまな行事を通して、仙台育英の素晴らしさを感じてもらいたいとご挨拶をいただきました。
その後、(1)平成二十二年度の事業と収支決算報告 (2)平成二十三年度の事業と収支予算案の審議 (3)役員選出で会長に鈴木良英(再任)・執行部九名が承認されました。役員選出の時間に秀光空手道部員三名による演舞「型」が披露されました。
 
 
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